リキュール(liqueur)とは、主に蒸留酒から造られる酒の一種である。
概要
蒸留酒に果実やハーブなどの植物素材および動物材料をつけ込んでエキス分を抽出させ、それに糖分などを加え味を調えたもの。日本では梅酒が代表格。
各国の税法により定義が異なる(糖分やエキスの分量などの基準がばらばらである)ため、酒によっては はっきりリキュールであると断定できない面もある。
歴史
現在のリキュールの原型は、錬金術師が生命力の回復を求めてつくりだした薬酒と言われている。リキュールという名前の語源も、ラテン語で「溶け込ませる」を意味する「リケファセレ」で、錬金術師が薬草や香草の成分を溶け込ませたことに由来している。
こうしたルーツをもつだけに、現在販売されているリキュールにも、薬酒的な性格をもつものが少なくない。地域的にみると、ラテン系の国では味や香りを重視したものが多く、ドイツや東欧のものに薬効を求める傾向が強くみられる。
実際に薬同様の効果を求めるのはまちがいだが、食前酒として少量を楽しんだり、その由来や効用を知っていれば、口にする楽しみも増すかもしれない。
利用方法
そのまま飲む以外に、水や炭酸水などで割って飲む、カクテルのベースにする、料理や菓子の材料として利用するなど様々な用途がある。
キャラクター名
この名称はキャラクター名として使用されることがある。
などがあげられる。
関連項目
アブサン リモンチェッロ エリクサー 養命酒 ハブ酒 マムシ酒
チューハイ:アルコール濃度が近いのが理由なのか、缶チューハイには『リキュール』と表記されることもある。