概要
主にイタリア南部で生産されているレモンの皮を用いたリキュール。地元の複数の酒造メーカーによって生産されているほか、家庭でもごく一般的に作られている。なお北イタリアでは「リモンチーノ」(limoncino)とも呼ばれる。
ピーラーなどで薄く剥いたレモンの果皮をアルコール度数の高い蒸留酒(主にウォッカ、場合によってはスピリタスなど)に1週間ほど漬け、皮を取り除いた後、砂糖を煮詰めたシロップを混ぜ、さらに1週間ほど常温で置いて完成する。完成品の一般的なアルコール度数は30%ほど。地元では主に食後に締めの一杯として飲まれることが多い。
なお、日本ではレモンに限らず柚子や酢橘など他の柑橘類の皮を用いたり、アルコール度数を20%程度に下げるため、あえてホワイトリカーを使う人も存在する。