概要
暗黒の力で強化された4体の究極体デジモンの集団。
それぞれが持つ闇の力でデジタルワールドを捩り上げ、「スパイラルマウンテン」を創造した。そのため「魔の山の四天王」とも称される。
4体とも選ばれし子供達がこれまで戦ってきたデジモンとは比べ物にならないほどの戦闘力を持ち、究極体であるウォーグレイモン&メタルガルルモンを返り討ちにしたどころか、4体揃えば四聖獣をも倒せる程の実力であり、本編からはるか昔に四聖獣を各個撃破して封印した事が、無印~02のデジタルワールドの歪みの原因の一つとなっており、倒された後も禍根を残している。(後に四聖獣はかつての選ばれし子供たちのパートナーが進化した姿であり、例の4体以外にもチート満載のファンロンモンがアドベンチャー世界に存在していた事が判明し、ますます彼らの株が上がっている。)
メンバー
※劇中の活躍についてはリンク先を参照。
第1の刺客。名を関した章のタイトルは「荒ぶる海の王!メタルシードラモン」
全身を超金属「クロンデジゾイド」で武装したシードラモン最終形態。メンバー唯一のデータ種。
水棲型デジモンで構成された集団「ディープセイバーズ」を率い、デジタルワールドの海のエリアを支配していた。
喉の奥から鳴らしたような、エコーのかかる声で喋る。若干自信過剰な性格をしている。
第2の刺客(登場順は3番目)。名を関した章のタイトルは「危険な遊戯!ピノッキモン」
メンバーの中で唯一ピノッキモン編のみ長く構成されている。
呪われしジュレイモンのデータから作り出されたパペット型デジモン。
植物系デジモンで構成された集団「ウィンドガーディアンズ」を率い、森のエリアを支配していた。
子供ならではの無邪気かつ残酷な性格をしており、部下を殺すことに何のためらいもない。
第3の刺客(登場順は2番目)。名を関した章のタイトルは「爆撃指令!ムゲンドラモン」
メタルグレイモンをはじめとするサイボーグ型デジモンのパーツで構成されたマシーン型デジモン。
サイボーグ型デジモンで構成された軍隊のような集団「メタルエンパイア」を率いる。
都市のエリアを支配し、光子郎と情報戦を繰り広げる。
最後の刺客。ダークマスターズの参謀格にしてリーダー的存在。名を関した章のタイトルは「地獄の道化師!ピエモン」
道化師のような風貌をした正体不明の魔人型デジモン。
堕天使型やアンデッド型デジモンで構成された集団「ナイトメアソルジャーズ」を率いる。
上記メンバー3名以外が支配した領域を支配しており、それらは滅ぼされて闇へと落とされた領域と化している。自身はスパイラルマウンテンの頂上の城にいる。
真実
最終的に全滅したが、真の敵が別に存在し、その敵は存在そのものが世界を歪ませる生き物であり、彼らはその歪みによってパワーを得ていたに過ぎなかった。
彼らが率いる軍団は原作の設定におけるデジモン達の勢力が元ネタであり、本作のような悪の軍団というよりも生息地ごとの勢力…人間でいう村・町・国・都市国家のような意味合いが強い。
余談
設定や劇中での活躍を見ればわかる通り、強力な相手である事に違いないが、構成員のうちムゲンドラモンやメタルシードラモンは「ドラモンキラー」を持つウォーグレイモンが天敵となっている他、ピノッキモンは幼稚すぎて忠臣の忠告を無視した挙句、メタルガルルモンにあっさり倒されているなどの致命的な欠陥を多数抱えており、ホーリーエンジェモンが登場するまで選ばれし子供たちを全滅寸前にまで追いやっている程の強さを誇るリーダー格のピエモンはともかくとして、その強さには疑問が残る点が多い。
構成員ではメタルシードラモンのみデータ種となっている。本来ならディープセイバーズに属する究極体のプクモンが来るべきはずなのだが、インパクトに欠けるからだろうか?
tri.では、回想でこそ登場しているものの、本編で対峙したのは、怪獣型で巨大なムゲンドラモンとメタルシードラモンのみだった。尺の都合上、大きさと凶暴性だけで強敵感を出せるやつが優先されたのだろう。故に、人間とほぼ同じ身長で知性のある人型のピノッキモンとピエモンは出れずじまい(後者に至ってはこいつがラスボスなのに・・・・・。)。全員セリフはなし。(まぁピエモンの中の人は亡くなっていたが・・・・・・。)
令和のリブート版デジモンアドベンチャー:では、ムゲンドラモンがなんと太一のメタルグレイモンの暗黒進化として登場した他、黒幕のミレニアモンの素材としてデータ収集の総仕上げに襲撃に来た個体が登場したが、他メンバーに関しては音沙汰なし。
というか、この4体の組み合わせは初代ならではのものであり、そもそも原作ゲームにおいてこいつらに関連性など全くない。
メタルシードラモンとムゲンドラモンはデジモンテイマーズでデ・リーパーとの戦いに加勢した他、ピノッキモンはクロスウォーズで改心しているが、ピエモンはアドベンチャー以降アニメに登場していない。