機体データ
型式番号 | FF-08WR / FF-08GB |
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所属 | 地球連邦軍、カラバ |
開発 | 地球連邦軍 |
生産形態 | 量産機 |
全長 | 15.32m |
全幅 | 9.5m |
本体重量 | 15.3t |
全備重量 | 20.0t |
推力 | 21,000kg |
最大速度 | マッハ20 |
武装 | 60mmバルカン砲ほか |
概要
型式番号FF-08WRまたはFF-08GB。
雑誌企画『ガンダム・センチネル』に登場。
Pixiv上では、単なる「ワイバーン」タグも用いられる。
グリプス戦役期に開発された地球連邦軍の全領域戦闘機。ターボ・ファン・モードとロケット・モードの切り替えが可能なハイブリッド・タイプのエンジンを2基搭載しており、高高度から低軌道までの大気圏内外双方で運用できる。
機体は、胴体と主翼が一体化されたブレンデッド・ウィング・ボディ。端部には可変後退翼を持つが基本的にはデルタ翼型で、ウェイブライダーとしての機能も持たされている。また、コックピットを含む機首周りはコスト削減のためにGコアと共通化されている。
十分な武装を搭載できるよう、トリアーエズやTINコッドといった以前の戦闘機と比べて機体の大型化が図られており、それによる運動性の低下を防ぐため、エンジン部のベクダード(推力偏向)式ノズルに加えて、AMBACによる姿勢制御を可能とすべく可変モビルスーツ(TMS)で用いられたテール・スタビレーターが採用されている。
高高度から低軌道にかけて極超音速飛行が可能な性能から、高高度迎撃機フライダーツの後継機として同様の任務に就いたほか、ウェイブライダー形態の機体特性が近いΖプラスなどのTMSの練習機としても用いられており、リョウ・ルーツも訓練生時代に月面の第3訓練基地で用いられていた機体に搭乗している。
また、その搭載量を生かす形で、主翼下に兵装搭載用のトリプル・イジェクター・ラック4基を取り付けた対地攻撃仕様も存在し、こちらには「FF/A-08WR」の型式番号が与えられている。この仕様はカラバで用いられた。
バリエーション
ダガーフィッシュ
型式番号FF-S4。
『ガンダム・センチネル』に登場。
宇宙空間におけるセイバーフィッシュの後継機として、ワイバーンを元に開発された宇宙戦闘機。エンジンがロケット・モードのみに限定されるなど、大気圏内での運用に必要な装備は撤廃されている。
セイバーフィッシュと同様に、主翼部の上下に計4基の固定式ブースター・パックが装着されており、ここにはそれぞれ2基のロケットエンジンとともにミサイル・パイロンを1つづつ備える他、上部2基のブースターにはメガ粒子砲も1門づつ装備されている。
クインビー
型式番号FE-08WR。
『ガンダム・センチネル』に登場。
ワイバーンを元に開発された、ミノフスキー粒子が少ない領域で用いられる電子戦機。機体各部にレーダーなどの敵の電子機器を妨害・撹乱するための電子戦兵器を搭載しており、それを管制する電子戦士官を搭乗させるためにコックピットは複座式になっている。
なお、複座化と電子戦兵器搭載によって肥大化した機首と釣り合いを取るため、テール・スタビレーター周りも大型化されている。
ミスルトゥ
型式番号X-08WR。
『ガンダム・センチネル』に登場。
ワイバーンに亜音速域での格闘戦(ドッグファイト)能力を取り入れるべく試作された実験機。機首にGコアをそのまま装着し、格闘戦時にはGコアのみを切り離して対応するというプランだったが、戦闘後の帰還方法などに問題が存在したため、3度の飛行試験のみで計画は中止された。なお、Gコアを切り離した機体本体にもコックピットが存在する複座機となっている。
その後、機体は宇宙での運用に向けて再設計された後、SガンダムやΖΖガンダムといった分離合体能力を持つTMSの練習機として用いられた。
タングラム
型式番号FT-08WR。
ゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスド・オペレーション』に登場。
連邦航空学校で運用されている練習機で、TMSの高等訓練に用いられている。型式番号や用途などからワイバーン系列の機体と推測される。
関連タグ
ジェット・コア・ブースター - ワイバーンと同様に、コア・ファイターの機首周りを流用した戦闘機。