概要
2020年10月から2021年3月にかけて放送された『ひぐらしのなく頃に』のアニメ作品。「鬼騙し編」などをアニメ化したもので連続2クール放送。
主要キャストは過去作からの継続となるが、制作スタッフは一部を除いて一新。
本作はアニメ制作会社がスタジオディーンからパッショーネに変わった。
キャラクターデザインは渡辺明夫、音楽は歴代のアニメ劇伴を手掛けた川井憲次が担当。
テレビではTOKYOMX、サンテレビ、BS11にてオンエア。放送局は第2期を放送したサンテレビ以外は入れ替えで、TOKYOMXではひぐらしの放送実績がないため2020年4月から傑作選扱いとして旧シリーズを放送した。またABEMA・ニコニコ動画などインターネット媒体でのアニメ配信も行われるほか、インターネットラジオ「音泉」ではトーク番組「ひぐらしのなく頃に 廿回し編」の配信も並行して行われている。
本作の内容はスタジオディーン版のリメイクと思われていたが、第2話放送の際正式なタイトル『ひぐらしのなく頃に業』およびサブタイトル「鬼騙し編」を初めて公表。「似通った時間軸で進むが別個の物語」の1ルート(新作)であることが明らかになった。
地上波では猟奇的な描写にはボカシが入っており、ネット配信などで解禁している場合もある。
2021年1月から放送の第14話より一部の放送局の時間帯が変更された。
最終回にて後半期となる『ひぐらしのなく頃に卒』の情報が公開された。
編一覧
登場人物
⇒ひぐらしのなく頃にの登場人物一覧の項目を参照
主題歌
1話ではOPは流れず、EDに旧作1期OPの『ひぐらしのなく頃に』が流れた。
不規則性エントロピーは郷壊し編から流れた。
OP
「I believe what you said」
アーティスト:亜咲花
リリース:2020年10月14日
作曲:悠木真一
作詞:志倉千代丸
ED
「神様のシンドローム」
アーティスト:彩音
リリース:2020年11月4日
作曲:Tak Miyazawa
作詞:志倉千代丸
「不規則性エントロピー」
アーティスト:彩音
リリース:2021年2月6日
作詞・作曲:志倉千代丸
関連動画
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"業"の特徴
全体的に高難度。
・鬼騙し編では症候群発症フラグが複数の人間に同時発生したためにフォローしきれず惨劇を防げなかった。
・綿騙し編と祟騙し編では、従来ならば症候群を発症するはずのない(=梨花にとってはノーマークの)人物達が惨劇を引き起こすという事態が起きた(つまり主要人物全てにフラグが成立し得ることが示唆された)。
・それを裏付けるように猫騙し編では更に多くかつ意外な人物達が発症してしまっている。
・そして特筆すべきは「時報」とも称される富竹ジロウの死をユーザーが観測できないことである(行方不明扱い)。富竹と鷹野が自動車を奪って失踪したと明言されているケースもあった。
考察勢の間では「業ではルールX・Y・Zが異なるか増えているのでは」「原作ゲームとは黒幕が異なるのでは」と囁かれているが…
"業"の疑問点
・発症者が梨花へ明確に殺意を抱いている。これまで梨花は巻き込まれるか、山狗の手にかかる形で死んでいるのが殆どだった。
・発症者が梨花を狙う理由は様々だが、怪死事件の黒幕と疑ってきた大石のように不審な点が多い(大石ならば元より疑っていた園崎家を狙うはず)。このため何者かに吹き込まれた可能性がある。
・上記のケースで鬼騙し編のレナのみ梨花ではなく圭一を標的にしている。
・梨花が何度も死んでいるが、滅菌作戦や終末作戦が実行されていたかのような描写がない。
・上記の富竹と鷹野の動向。特にこの二人は主だった描写が殆どない。
・入江機関が封鎖されている。
・悟史についての言及がない。
・祟騙しにて、鉄平が薬を処方されている。
・猫騙し編の四回目のループにおいて、圭一の発症が異様に早い(6月13日)。
・全般的に沙都子に不審な点が多い。祟騙し編の動向、猫騙し編赤坂発症時に表情が見えない様子で燃える家屋を見上げる、圭一発症時にエンジェルモートのスタッフと客に混じって倒れているが外傷がないように見える(隣に倒れたレナと比べると顕著)。
・建物の構造や物体が旧作品と異なる点が多い。
・エンジェルモートや水車など、わざわざ構造を変えてまで逆向きになっているものが多い。
・特に祭具殿にあるオヤシロ様の仏像は左右の手が逆になっているだけでなく、欠損しているはずの右手がそのまま残っている。
このことに誰も違和感を抱いておらず、今回の惨劇の発端以前からこの状態だったことから、旧作とは根本的に違う別世界なのでは?と指摘する意見がある。