概要
山野博士の最高傑作にして究極のLBXであり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
ミゼルの脅威に対抗するため、イノベイター時代に山野博士が設計したコアスケルトン「AX-000」用のアーマーフレームとして開発された。
コアボックスには高い耐熱性をもつレアメタル「スタンフィールインゴット」を採用することで、無限のエネルギーを生み出す永久機関「エターナルサイクラー」の搭載に成功。これによって莫大なエネルギー源の確保に成功した。
現存する全てのLBXを遥かに凌ぐ性能に加え、オーディーンと同じく飛行形態への可変機構を持ち、飛行形態時は音速に近いスピードで飛行する。
またあらゆるLBXの長所が強化された上で組み込まれており、ハンターの「スティンガーミサイル」、ハカイオーの「我王砲」、オーディーンの「JETストライカー」も使用可能。エターナルサイクラーからのエネルギー供給もあって原型機に搭載されていたものよりも威力が格段に向上している。
基本装備は、大型のビームランス「レギオンランス」と、大型の円盾「レギオンシールド」。
必殺ファンクションは、上記の三種類に加え、アニメ版ではオーディーンの「グングニル」も使用した。
作中での活躍
当初は山野バンの専用機として登場し、その力を遺憾なく発揮し大量のベクターを一気に蹴散らす程の活躍を見せたが、事前にAX-000の設計図にウィルスを仕込んでいたミゼルに奪われ、以降は彼の機体として、バン達の前に敵として立ちはだかる事になる。
ミゼルに奪われた後は、単機でA国の艦隊を壊滅させる、A国軍の空爆を受けても無傷といった、おもちゃの範疇を遥かに超えた凄まじい性能を、バン(と視聴者)達に幾度と無く見せつけた。
そして、最終決戦を目前としたタイミングで、ミゼルは本機に自らをインストール、最強最悪のLBX「ミゼルオーレギオン」となる。
尚、この時の本機による蛮行の数々は、ある組織に「LBXは兵器である」という見方を決定付ける要因のひとつになってしまった。
もしも本機が開発されていなければ、或いはミゼルに乗っ取られさえしなければ、後にLBX絡みの新たな事件が起こる事も無かったのかもしれない……。
ゲーム版において
『W』では、ミゼル編クリア後に本機のMG通常カラーがショップで購入可能となる。
また、ランキングバトルでは、山野博士が本機のMG赤一式を使用。
他にも、MG黄はDLCのパーツガチャ、MG青とMG黒はDLCのLBXダンジョンで入手可能となっている。
『ウォーズ』では、ラボのLBX基礎ランクを上限の20まで上げればパーツの開発が可能となり、さらにラボの合計ランクを上限の200まで上げる事によって、通常カラーと青カラーは無限に開発する事が可能となる(他はランキングバトル・裏ランキングバトルでパーツ設計図を入手する必要がある)。
また、同作では新たな専用必殺ファンクションとして、過去作ではハーデスらが使用していた「ワールドエンド」が使用可能となっており、その威力はイフリートの「プロミネンスレイド」に次ぐ、非常に強力なものとなっている。
派生機体
AX-000(トリプルゼロ)
オーレギオンの素体となっているコアスケルトン「AX-000」に、保護用カバーパッドを付けた状態。
作中では「究極のプロトタイプ」と称されており、山野博士がイノベーター研究所に居た頃に設計されたものだったが、当時の技術では実際に開発するには至らず、代わりに当時のギリギリのレベルにまで落とし込んだ「AX-00」が開発された。
しかし、その設計思想は山野博士のLBX開発の原点となっており、アキレスやプロト・I等の高性能機の開発に活用されている。
その姿自体は『W』の時点で判明していたが、実際に使用可能なLBXとして登場したのはゲーム版『ウォーズ』からであり、表ランキングバトルで1位のピノンが使用する。
カラーバリエーション機として、カバーパッドの色がAX-00と同一化された「AX-000メタリス」が存在しており、こちらは裏ランキングバトルのピノンの使用機体として登場している。
G・シュッツェ
ゲーム版『ウォーズ』及びアニメの後日談小説『神威島奇譚』にて登場。
仮想国「グレンシュテイム」の指揮官機であり、主な使用者は高崎ケンタロウ。
可変機構以外の固定武装は撤廃されたものの、その機体性能は高く、セカンドワールド最大の技術力が遺憾無く発揮された存在だと言える。
機体名の「シュッツェ」に関しては、ドイツ語で「狙撃手」「銃撃犯」等を表す「シュッツェ(Schütze)」から来ていると思われる。
基本装備は、レギオンランスと同型の槍「G3(ジースリー)ブレイブランサー」と、レギオンシールドと同型の盾「クインシールド」。
『神威島奇譚』に登場した際は、二刀流スタイルとなっており、必殺ファンクション「ビックバンスラッシュ」を使用していた。
カラーバリエーション機として、レッドベレーをイメージしたカラーリングの「G・ロイヤルガード」が存在している。
オーレギオンM(ミリタス)
こちらもゲーム版『ウォーズ』にて登場。
都市迷彩が施された漆黒のオーレギオン。
裏ランキングバトル制覇後に挑戦可能な裏ボスバトルの「最強ドラガンゼイド」を倒す事によって、低確率でパーツ設計図を入手する事が出来る。
『装甲娘』において
原作で本機が辿った経緯故に登場は望み薄だとされていたが、ミゼレムクライシス版のメインシナリオシーズン2にて本機のLBCSが登場、意外な人物が装着者となった。
詳細はこちらを参照(ネタバレ注意!!)。
余談
名前の由来は、おそらく「王」+「レギオン(Region)」から。
因みに、レギオンは、古代ローマで「軍団兵」を表していたものと、『マルコの福音書』第五章及び『ルカの福音書』第八章に登場する悪霊を指すものとの二種類に分けられるが、その設定や作中での扱いから、前者・或いは両者のダブルミーニングである可能性が高い。
関連タグ
ダンボール戦機W LBX ナイトフレーム 山野淳一郎 山野バン ミゼル ミゼルオーレギオン チート 全部乗せ もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな