福井さやか
ふくいさやか
概要
北宇治高校の1年生で吹奏楽部に所属。トロンボーン担当。
前髪をぱっつん気味にした黒髪のショートヘアをアザラシの顔が描かれている白い髪飾りで左側にまとめている。
田中あすかに憧れて高校から吹奏楽部に入部しているため初心者である可能性が高い(原作1巻178ページの塚本秀一の台詞でも「初心者が一人」とあることから、恐らく彼女のことである)。
併せてアザラシが好きであることもBD及びDVD5巻のブックレットに記載、アザラシのグッズをハンドメイドしていることもあり、1期8話アイキャッチでは自ら製作したとされるアザラシのぬいぐるみを抱えている姿が描かれている。身長はパートメンバーの中で最も低く、部内全体としても低い方に入るが制服のスカート丈は膝~膝下丈の長さで、同学年では高久ちえりの次に長い(ただし、一部シーンで通常より短く描かれていることもある)。
前述のアザラシグッズのハンドメイドや、将来は水族館の飼育員になりたいことが誓いのフィナーレ「新北宇治高校吹部紹介」で明らかになっている。
アニメ版における登場シーン
- 1年生
TVアニメでは1期2話で楽器決めの際に低音パートでのあすかからの強引な勧誘から逃げ出してトロンボーンへ駆け込んだ黄前久美子の横にいる姿が初登場。以後作内で登場はしているものの、別キャラクターの陰に隠れていたり姿が見切れていることが多い。
3・4話での滝昇が「海兵隊」を課題に出した合奏練習は初心者と言うこともあり、同学年同パートの赤松麻紀共々演奏には参加していない。
5話のサンライズフェスティバル(サンフェス)ではボンボンを持ったステップ隊として鎧塚みぞれの前に立っている。
9話でのオーディションで低音メンバーのいる教室に顔を出し「お待たせしました、次、低音だそうです」の台詞が番外編を除く本編では唯一の台詞である。
オーディションはトロンボーンメンバーで唯一人落選し、メンバーとして名前を呼ばれた秀一がガッツポーズを取る姿を遠くから寂しそうに見つめていた。以後はサポートメンバー(チームもなか)としてコンクールメンバーをサポートする。
10話では部内ミーティングで部長の小笠原晴香が部内の問題について話している最中に瞳ララから話しかけられ、晴香がララに私語を慎むよう注意したことでララ共々気まずい雰囲気となっていた。
最終話での関西大会出場決定の報を中野蕾実や同パートの岩田慧菜と共に聞いていたが、前に3年の田中須加美がいたことで姿が見切れている。
2期2話での関西大会に向けての合宿での夕食で田浦愛衣の隣に座っているときの場面(久美子が食器を片付けて食堂から出ようとするシーン)で、着用していたジャージの色が3年の学年色である緑色という作画ミスと思える箇所があった(ちなみに1年は赤)。
5話の関西大会では舞台裏の隙間から中川夏紀の横で演奏を見つめており(届けたいメロディの全国大会でも同様)、全国大会行きが決定したCパートでは傘木希美の後ろで釜屋つばめと共に抱きしめ合っていた(ただし希美視点のため口から上は見切れている)。
6話の文化祭での吹奏楽部コンサートや7話の駅ビルコンサートでは、他のもなかメンバー共々コンクールメンバーと共に参加しており、秀一と慧菜の間にいて演奏をしている。
最終話の卒業式では同パートの卒業生である野口ヒデリが同じく卒業生の愛衣に第2ボダンを渡す姿を他の同パート部員共々見つめ合っていた。
大会終了後の集合写真では、京都府大会では下段左端(カメラ視点では右側)の牧誓の隣におり、全国大会では中央左端寄り(同)で森田しのぶと加瀬まいなの間に微笑んだ表情で写っている。
- チームもなか
前述の通り、オーディションに落選したことでサポートメンバーとして活動することとなる。
1期番外編(14話)「かけだすモナカ」で滝から練習するよう言われた楽曲の譜面を渡された時に滝がイケメンかどうかをメンバーで議論するシーンがあり、そこにつばめが否定してきたことから「そんなことないよ、イケメンだよー」と強く反論し、隣にいた吉沢秋子に同意を求めていた(秋子自身は楽譜に注視していたため、空返事をしている)。
その後チーム名を決める際に「チームもなか」に決まったときは「なんか可愛いです」と賛同していた。
加部友恵の提案でコンクールメンバーへのお守りを作ることになり、彼女が製作を主導することとなる。もなかメンバー全員で材料の買い出しに行った際は全体が淡いクリーム色で襟や腰のベルトがピンク色のワンピースに若草色のカーディガンを羽織った私服姿を見せ、友恵と共に材料を吟味する姿が描かれている。制作も彼女の家で行われており、母親も台所にいる姿が描かれている他、手本として作ったマスコットを見せて、それを見たララ・しのぶ・高野久恵が感心する姿も描かれていた。
- 2年生
「誓いのフィナーレ」ではOP後の部内ミーティングで高坂麗奈の後ろの席(隣の席にはつばめがいる)に座っている。OPの新入生勧誘の演奏でのトロンボーンは秀一と麻紀の2人のみだったため彼女は参加していなかった。
サンフェスではトロンボーン奏者として、ドラムメジャーである吉川優子の右後ろにいる姿が描かれている。
前年はメンバーから漏れたものの、この年はコンクールメンバーにも選ばれており、ステージに立つ際のアザラシの髪飾りは目立たないグレー系の物を装着している。