CV:不明
人物
北宇治高校の1年生で吹奏楽部に所属。B♭クラリネット担当、2年にはエスクラリネットを担当する。
胸元(胸の上辺り)まである、緑色で表現された黒髪のロングヘアーを紫色のリボンで二つにまとめている。前髪が目を覆うほどの長さであるため常に目隠れ状態にあり(現時点で素顔は描かれていない)、制服のスカート丈もふくらはぎを覆うほどの長さで、全体的に短い部員が大半を占める中、部内全体でも1番(の長さ)である他、通常時は黒のストッキングを着用している。
基本的に感情の起伏は少ないが、時折笑顔や悲しむ表情も見せている。
身長については具体的には不明だが、後述する加瀬まいなよりは少し低く(TVアニメ1期1話アイキャッチより)、1学年先輩の島りえよりは少し高い(誓いのフィナーレでの新入生の楽器選びのシーンより)。
概要
中学からクラリネットをやっていた経験者で、1年からコンクールメンバーに選ばれるほどの実力を持つ。3年の加瀬まいなとは意気投合していることからよく2人で行動を共にすることが多く(どのような経緯で意気投合するようになったかは不明)、TVアニメ1期1話のアイキャッチのクラリネットパートの集合絵でも互いの人差し指を合わせている描写がある。
アニメ版における登場シーン
1年生
初登場は1期2話前半パートでの楽器紹介(+松本美知恵による檄飛ばし)でのシーン。この時はまだまいなと一緒にはなっていなかったが、翌日の話になる後半パートでは、滝昇が挨拶を兼ねて初めて音楽室にに訪れた時に、後ろ姿ではあるがまいなと一緒にいる姿がある。
4話では、滝による合奏のための基礎トレーニング(ジャージ姿で窓側に横一列に並んで空に手をかざして息を吹くシーン)で端側にいるまいなの隣に立っている。そのため、他の1年生が別の位置でまとまっている中、一人だけ別の位置にいることとなる(これは別のトレーニングをするトロンボーンの福井さやかも同様である)。この辺りから二人で一緒にいることが多くなる。
5話でのサンライズフェスティバルでの待機時のシーンでは、立華高校の演奏を見て「うわ、上手すぎる」が作品内での初めての台詞となる(まいなも「でしょ?」と返している)。
9話でのオーディションでコンクールメンバーに選ばれており、この時に名前が明らかになる。その時の返事がTV放送版と劇場総集編版1作目『北宇治高校吹奏楽部へようこそ!』では明らかに異なっている(前者は本人のイメージとはかけ離れた威勢の良い返事だったが、全てのCVを新録した後者では彼女のイメージに合うよう修正されている)。この時に彼女の苗字を「タカヒサ」ではなくイントネーションの似ている「サカシタ」と思った視聴者も多かった…らしい。
13話では京都府大会会場の京都コンサートホールの建物を見て「大きい…」と呟いており、ここでもまいなが「でしょ?」と返している。コンクールでは髪をまとめているリボンが紫色から茶色に変更されている(駅ビルコンサートなど、コンクール以外での演奏時はその限りではない)他、ストッキングではなく白の靴下を着用している。
ステージでは最前列の左側2番目の位置におり、左側に大口弓奈、右側に田中須加美がいる。なお、2期での文化祭や駅ビルコンサートでは左隣にサポートメンバー(チームもなか)の高野久恵が加わることになる。
2期2話での関西大会に向けての合宿では黄前久美子や高坂麗奈、トロンボーンの赤松麻紀と同室となり、眠る際は麻紀と頭を合わせながらうつ伏せ姿で足を布団から出している姿て眠っていた他、3話ではその麻紀と一緒に廊下を歩く姿も描かれている。のちの12話での全国大会前日の宿泊先ではまいなと同室で(ここで宿泊した部屋は8人部屋だったが、まいな以外は全員1年生だった)、2人でお手玉している姿が描かれ、寝るときも互いに枕を寄せて眠っている。
全国大会では結果発表の前の指揮者賞の発表で滝への掛け声を準備していなくて周りが慌てふためいていた際に、まいなの「次だよ…」の後に「間に合いませんね」と返している(なお、掛け声は麗奈が滝への愛の告白ともいえる「好きです!」と叫んだことで事なきを得た)。
コンクールが終わってしばらく経った最終話での卒業式では両手で顔を押さえながら「先輩がいなくなったら私どうすれば…」と泣きながらまいなに呟き、まいなが「何をお言いで」と返して励ましている。この箇所の台詞は前述のメンバー発表時同様TV放送版と劇場総集編版(届けたいメロディ)では口調が異なっている。更にこのシーンでは彼女がまいなに贈った物かどうかは不明だが、まいなの右手にはお手玉らしきものが握られていた。
2年生
『誓いのフィナーレ』本編では台詞のないモブキャラとして登場しており、冒頭のミーティングでは左側最前列教壇寄りの席で後から来る瞳ララの横に座っている。
コンクールでは昨年に続きメンバーに選ばれており、ステージ上では前列2列目の右側3番目(観客視点は左側)の位置におり、右側には同パート1年の平沼詩織が、左側には2年でピッコロの高橋沙里がいた。
なお話中では描かれていないが、まいなの卒業による喪失感から落ち込んでしまっており、それをテナーサックスの瀧川ちかおが励ましたことを切っ掛けに吹奏楽に前向きに向き合うこととなってエスクラリネットに立候補し、ちかおとも付き合い始めている(2年目のメンバー紹介ページ『新北宇治高校吹部紹介』より)。
「リズ」では表立った出番はないが、鎧塚みぞれが全体練習の際に願い出た第3楽章の通し演奏で、その演奏後にみぞれの演奏力の高さに思わず涙を流すシーンがあった(隣の沙里がそれに気づいて落ち着かせようとしている)。
演奏後の休憩と思われるシーンではフルートが置かれていたまま空席となっていた傘木希美の席の左横で後輩部員である端田麻椰に演奏の指導を行っているシーンが描かれている。
特別編「アンサンブルコンテスト」では、校内の代表を決めるための楽器合わせでクラリネットパートの2年生4人で「クラリネット四重奏」を組み、アストル・ピアソラの「革命家」を演奏(演奏自体は割愛されている)。部員投票で1位となって(一般投票は4位以下)校内の代表に選ばれており、京都府大会でも上位の成績を収めて関西大会に進んだことをオーディションの後日談としての久美子らの会話で、その後全国大会まで進んだことがTVアニメ3期冒頭の校舎の懸垂幕で明らかになっている。
3年生
3年に進級し、美知恵が担任を務める3年3組に配属され、久美子・川島緑輝・加藤葉月の低音3人と釜屋つばめ・吉沢秋子・小田芽衣子・森本美千代が同じクラスとなる。
前年のエスクラから再びクラリネットに戻っており(エスクラは1学年下の端田麻耶が引き継いでいる)、この年のオーディションは大会ごとに行われるが全てでAメンバーとなり、更にはクラリネットパートのソリスト(ソロパート演奏者)にも選ばれている。
最終学年ということもあり、前髪の下の素顔を見せるシーンがあるか期待が寄せられていたが、結局最終回を迎えても素顔を見せるシーンはなかった・・・かに思えたが、表彰式と結果発表のクライマックスシーンで、ちかおが歓喜のあまりにちえりに抱きついてた際にかすかに右目が見えるシーンがあった。
その他
2期1話の後半アバン(この話は1時間放送)で、コンクール地区大会銀賞という予想外の結果で失意の南中吹奏楽部員を乗せたバス車内での希美とみぞれが登場した次のカットで、窓側に顔を向けて右手で顔を覆っていたストレートヘアの女子学生がリボンを外したちえりに似ていることから、彼女は南中出身の可能性が高い(別人の可能性もあるので、あくまでも参考程度に)。なお、本編でリボンを外したちえりの姿は前述の2期12話でのまいなと眠る際に描かれている。
関連イラスト
関連タグ
鳥塚ヒロネ - クラリネットパートのパートリーダー 3年生
加瀬まいな - クラリネットパートの先輩 3年生
島りえ - クラリネットパートの先輩及び翌年のパートリーダー 2年生
植田日和子 - クラリネットパートの同級生
高野久恵 - クラリネットパートの同級生 チームもなか
松崎洋子 - クラリネットパートの同級生
瀧川ちかお - テナーサックスパートの同級生 彼氏彼女の関係