福井さやか
ふくいさやか
北宇治高校の1年生で(その後2→3年に進級)、吹奏楽部に所属。トロンボーン(3年はバストロンボーン)担当。
前髪をぱっつん気味にした黒髪のショートヘアをアザラシの顔が描かれている白い球体の髪飾りで左側にまとめている。
田中あすかに憧れて高校から吹奏楽部に入部しているため初心者であること及び、アザラシが好きであることがBD/DVD1期5巻のブックレットに記載(同時にフルネームもここで判明されている)、アザラシのグッズをハンドメイドしていることもあり、1期8話アイキャッチでは自ら製作したとされるアザラシのぬいぐるみを抱えている姿が描かれている。
身長はパートメンバーの中で最も低く、部内全体としても低い方に入るが(参考として、葉月を除く同学年のサポートメンバーで唯一身長表記のある釜屋つばめが150cmだが、推測ではあるがそれよりも低い)、制服のスカート丈は膝下くらいの長さが基本で、同学年では高久ちえりの次に長い(ただし、シーンによっては通常より短く描かれていることもある)。
瞳ララとは仲が良く、一緒にいたり会話していることが多い。
前述のアザラシグッズのハンドメイドや、将来は水族館の飼育員になりたいことが誓いのフィナーレ「新北宇治高校吹部紹介」で明らかになっている。
1年生
TVアニメでは1期2話で楽器決めの際に低音パートでのあすかからの強引な勧誘から逃げ出してトロンボーンへ駆け込んだ黄前久美子の横にいる姿が初登場。以後作内で登場はしているものの、別キャラクターの陰に隠れていたり姿が見切れていることが多い。
3・4話での滝昇が「海兵隊」を課題に出した合奏練習は初心者と言うこともあり、同学年同パートの赤松麻紀共々演奏には参加していない。
5話のサンライズフェスティバル(サンフェス)ではボンボンを持ったステップ隊として鎧塚みぞれの前に立っている。
8話での久美子と塚本秀一の会話の中で、久美子がトロンボーンの1年メンバーのことを聞いた際に秀一が「福井と赤松」と口にしているのと、別シーンで秀一が麻紀と会話していた際の「赤松、ごめん俺ちょっと…」の台詞から苗字が「福井」であることが判明、フルネームについては前述の通りBD/DVD1期5巻で明らかになっている。
9話でのオーディションで低音メンバーのいる教室に顔を出し「お待たせしました、次、低音だそうです、ユーフォからです」の台詞が番外編を除く本編では唯一の台詞である。
オーディションはトロンボーンメンバーで唯一人落選し、メンバーとして名前を呼ばれた秀一がガッツポーズを取る姿を遠くから寂しそうに見つめていたほか、トランペットのソロパートに高坂麗奈が選ばれて騒然としていた時も俯き加減な表情を見せていた(吉川優子が驚いて麗奈がいる方へ体を向けた際にその姿が見える)。以後はサポートメンバー(チームもなか)としてコンクールメンバーをサポートする。
10話では部内ミーティングで部長の小笠原晴香が部内の問題について話している最中にララから話しかけられ、晴香がララに私語を慎むよう注意され、結果的に巻き込まれる形となった。
最終話での関西大会出場決定の報を中野蕾実や同パートの岩田慧菜と共に聞いていたが、前に3年の田中須加美がいたことで姿が見切れている。
2話での関西大会に向けての合宿での夕食で田浦愛衣の隣に座っているときの場面(久美子が食器を片付けて食堂から出ようとするシーン)で、着用していたジャージの色が3年の学年色である緑色という作画ミスと思える箇所があった(ちなみに1年生の学年色は赤で、直前で川島緑輝が「カレー大好き」と呟くシーンでは赤のジャージを着ていることが確認できた)。
5話の関西大会では舞台裏の隙間から中川夏紀の横で演奏を見つめており(届けたいメロディの全国大会でも同様)、全国大会行きが決定したCパートでは傘木希美の後ろでつばめと共に抱きしめ合っていた(ただし希美視点のため口から上は見切れている)。
6話の文化祭での吹奏楽部コンサートや7話の駅ビルコンサートでは、もなかメンバーもコンクールメンバーと共に演奏に参加しており、後列(文化祭は最後列)左端から2番目の位置の秀一と慧菜の間にいる(駅ビルコンサートについては映像ディスク4巻にもなかメンバーの配置が表記されている)。
最終話の卒業式では同パートの卒業生である野口ヒデリが同じく卒業生の愛衣に第2ボタンを渡す姿を他の同パート部員共々見つめ合っていた。なお、卒業式での楽器演奏にはトロンボーンパートは秀一と麻紀のみしかおらす、演奏には参加していなかった模様。
大会終了後の集合写真では、京都府大会では下段左端(カメラ視点では右側)の牧誓の隣におり、全国大会では下段から3段目の左側(同)から4番目の位置で(左端には滝がいる)、麻紀とクラリネット3年の越川純子の間にピースサインをしながら微笑んだ表情で写っている。
チームもなか
前述の通り、オーディションに落選したことでサポートメンバーとして活動することとなる。
1期番外編(14話)「かけだすモナカ」で滝から練習するよう言われた楽曲の譜面を渡された時に滝がイケメンかどうかをメンバーで議論するシーンがあり、そこにつばめが否定してきたことから「そんなことないよ、イケメンだよー」と強いながらも柔らかい口調で反論し、隣にいた吉沢秋子に同意を求めていた(秋子自身は楽譜に注視していたため、空返事をしたあとに「えっ」と聞き返している)。
その後チーム名を決める際にララが提案した「ダイゴロー(ララの家の飼い犬)」の名前を見て少し引く発言をしたり、それでも「ダイゴロー」をプッシュするララに「10人はどこいったの?」と軽くツッコミを入れるが、「チームもなか」に決まったときは「なんか可愛いです」と賛同し、コンクールメンバーへのチーム名発表後に音楽室から出た時の「ファイトー もなかー」の唱和に「いけますね、これ」と発言している。
加部友恵の提案でコンクールメンバーへのお守りを作ることになり、彼女が製作を主導することとなる。もなかメンバー全員で材料の買い出しに行った際は全体が淡いクリーム色で襟や腰のベルト、裾の模様などがピンク色の膝丈ワンピースに若草色のカーディガンを羽織った私服姿を見せ、友恵と共に材料を吟味する姿が描かれている。制作も彼女の家で行われており、母親も台所にいる姿が描かれている他、手本として作ったマスコットを見せて、それを見たララ・しのぶ・高野久恵が感心する姿も描かれていた。
2期1話の京都府大会終了直後の校内ミーティングで、もなかメンバー全員で学園天国を演奏した際は真ん中左寄りで夏紀とララの間に立って演奏している。
2年生
「誓いのフィナーレ」では髪型に若干の変化があり、前髪がぱっつんではなくなっている。
OPの新入生勧誘の演奏でのトロンボーンは卒業式同様秀一と麻紀の2人のみだったため彼女は参加しておらず、OP後の部内ミーティングで麗奈の後ろの席(つばめと同席)に座っている。
サンフェスではトロンボーン奏者として、ドラムメジャーである優子の右後ろにいる姿が描かれている。
前述の通り前年はコンクールメンバーから外れていたが、この年はメンバーに選ばれており、ステージ上でも前年のコンクール外の演奏時と同じ位置(1列前にいる夏紀のほぼ真後ろ側)にいる。なお髪飾りは目立たない紺系の物を装着している(うっすらとながらアザラシの顔も描かれている)。
「リズ」では表立った出番はないが、中盤での橋本真博らが登場した際の合奏練習後の希美とみぞれの会話の奥で麻紀と会話している姿や、終盤の全体練習での第3楽章の通しの演奏で顔が見切れた状態で演奏している後姿などが描かれている。
特別編「アンサンブルコンテスト」では、府大会が年末に行われるアンサンブルコンテストの部内オーディションでの楽器分けで、同パートの麻紀やもなかメンバーだった秋子に加え、低音パートの久石奏、鈴木美玲を含めた1年4人の計7人で「金管七重奏」を結成し、「金管七重奏のための"ティー・タイム"」を演奏することとなる。
演奏そのものは割愛されているが、部員投票及び3年を含めた一般投票で共に2位となったものの、部員投票を優先するというルールだったため校内代表とはならなかった(部員投票1位は、ちえりや久恵などの2年クラリネットパート4人で結成したクラリネット四重奏組だった)。
ちなみに、出場者紹介の結成したパートごとの集合写真では、前方で麻紀と背中合わせで横向きにしゃがみ、トロンボーンを吹くポーズで写っている。
このほか、OPのスナップ写真ではジャージ姿でトロンボーンパートで写ってる姿やもなかのメンバーと写っている姿があり、OP後の部内ミーティングでは真中列の前から2番目の位置に座っていたり、麻紀と高橋沙里が1年の深町スミ子をスカウトしようとスミ子の腕を引っ張るする姿を他の部員と共に見守っていた。
3年生(TVアニメ3期)
3年生編ではバストロンボーンに転向しており、話に関わる大きな出番はないものの、新入生勧誘では麻紀と共に演奏に立ち(秀一はプラカード担当となっている)、この年は大会ごとに行われたオーディションでもすべてでクリアしてAメンバー入りを果たしており、アニメ10話では久美子のナレーションが被る形とはなるが、松本美知恵から名前を呼ばれているシーンがある。
第8話のアイキャッチは合宿回ということもあり、メンバー全員ジャージ姿で登場の中、ヤマハ製YBL-822G(と推測)のバストロンボーンを持って立っている姿が描かれている。
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もなかのリスタート
響け!ユーフォニアム のパーカッションパート釜屋つばめを巡るお話です。つばめは、コンクールメンバーに落選し、チームもなかの仲間とともに再スタートを切ります。時間軸としては、番外編「かけだすモナカ」~1期最終話までです。それにしても「かけだすモナカ」は良いですね!本編以上に青春盛り沢山です。 シリーズでは、つばめの入学から~短編集ホントの話のアンサンブルコンテスト前までを想像して、順にゆっくり書いていきます。 最終楽章の本筋に関わるネタバレはしないよう配慮します。 ちなみにシリーズタイトルは、1年時の全国大会の楽譜の落書き「飛べ!北宇治!!」のもじりです。6,600文字pixiv小説作品