吉沢秋子
よしざわあきこ
CV:???
北宇治高校の1年生で、吹奏楽部に所属。トランペットを担当している。
黒髪のショートヘアと、ゴムでまとめたサイドテール(サイドアップ)が特徴。また、メインキャラクター以外で原作小説から名前が登場している部員のひとりでもある。(原作1巻、48ページ)
TVアニメ版1期5話において、廊下で個人練習をしていた際にデジカメ記録係(写真係)の萩原笙子の目に留まり、彼女に写真を撮られている。その際にとったポーズのあざとさから、一部ではなかなかひどいあだ名をつけられてしまっている。
TVアニメ版1期2話で行われた吹奏楽部の部活見学会では、黄前久美子や加藤葉月をはじめとする1年生たちに混じって参加している。高坂麗奈がトランペットを試し吹きしたシーンでは、彼女の後ろで口をポカーンと開けながらじっと見つめていたほか、トランペットパートの見学に行った葉月が、自身が用意してきたマウスピース(チューバ用)がトランペットに入らないことに気づいたシーンでは、「持っててあげる」と言いながら彼女が持ってきたマウスピースを預かっている。
TVアニメ版1期7話では、トランペットパートのパート練習部屋で3年生の笠野沙菜とふたりで話し合っているシーンが登場する。(パート練習部屋に戻ってきた吉川優子が「あれ、香織先輩は?」と笠野沙菜に尋ねる場面)
吹奏楽コンクールA編成部門の出場メンバーを決めるオーディション(TVアニメ版1期9話)では、2年生の先輩である加部友恵とともに落選している。もとより、同じトランペットパートには練習熱心なパートリーダーの中世古香織、中学時代からトランペットを続けておりやる気もある吉川優子、そしてプロのトランペット奏者を父に持ち、高校生らしからぬ卓越した実力を持つ高坂麗奈が所属するなど、ほかのパートに比べて格段にハードルが高いために同情の余地はあるかもしれない。
第1期の最終話であるTVアニメ版1期13話では、サポートメンバー「チームもなか」の一員として、中川夏紀や加藤葉月たちとともにコンクールの参加メンバーに向けて手製のお守りを手渡している。また、その「チームもなか」に焦点を当てたTVアニメ版1期番外編では、「(滝先生は)イケメンだよー…ねっ?」と問いかけるトロンボーンパートの福井さやかに対し、「うん……」と譜面を見ながら空返事をした挙句「え?」と聞き返したり、自分たちのチーム名が「モナカ」に決まった際に、誰ともなく「王国……」とぽつりとつぶやき、隣の席に座る釜屋つばめから「それはモナコ」とすかさずツッコミをもらったりと、マイペースな一面を垣間見ることができる。なお、お守りの材料を買いに行ったときの私服には、Tシャツとベージュ地に裾と襟が若草色のサロペット風のワンピース服を着用している。
3年生が引退して部が新体制を迎えると、かつて写真を撮られていた萩原笙子の後を継いでデジカメ記録係(写真係)を担当しており、TVアニメ版2期13話で登場した卒部会のシーンでは、新旧部長(吉川優子と小笠原晴香)によるプレゼント贈呈式の一部始終をカメラに収めている姿が確認できる。
2年生になった『誓いのフィナーレ』では髪型に若干の変化があり、サイドテールを下ろして横8の字のピンク色の髪飾りを装着している。そして、晴れてA編成部門のコンクールメンバーにも選ばれている(コンクール出場の際には、前述の髪飾りは制服に近い色に合わせている)。
余談だが、『響け!ユーフォニアム』DVD&BD7巻のブックレットに掲載されているトランペットパートのメンバー紹介には、「あすかと香織の関係をみてほわ~としている」という情報が記されている。
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響け!ユーフォニアムのチューバ担当、加藤葉月生誕祭2022記念SSです。 二期OP「サウンドスケープ」の電車内で、二人が並んで座っている場面からインスピレーションを得て、高校2年生の誕生日、たまたま麗奈と二人きりで帰ることになった情景を想像してみました。 葉月は、ユーフォの一年生組の中では、最初に好きになったキャラクターです。原作やドラマCD「きらめきパッセージ」では、麗奈の厳しい指導に音を上げそうになったりしながらも、諦めずにがんばる葉月の姿は素敵だと思います。失恋、オーディション落選、いろいろありましたが、一番青春しているキャラクターでもありますよね。 3年生編のあのシーン、あの一言を、いつかアニメで見られるのを心から楽しみにしています。6,139文字pixiv小説作品あしたのあっきー
吉沢秋子は北宇治高校に入学して吹奏楽部へ入部した初心者だった。中学から続けてきた合唱部と部活動を迷う中、中世古香織先輩の推しを受けて入部を決めたわけだが、彼女と同じ同期で入部した高坂麗奈は、トランペットの英才教育を受けてきた才色兼備の超高校生ともいえる美少女で、端から秋子には勝ち目があるはずもない娘だった。そうした中での部活が続いて最上級生へと進級し、部が二度目の全国大会出場を決めた頃、秋子は今度こそ金賞を取るという焦る麗奈の気持ちが発した不用意な言葉に、ちょっとしたいら立ちを抑えることができず、入部以来初めて麗奈に文句をぶつけてしまう。驚く麗奈だが、その秋子の言葉の意味と周囲が見ていた彼女自身の振る舞いを振り返るに、思い直さねばならないのは自分かもしれないということに気が付くのだが~ 吉沢明子と高坂麗奈はトランペットパートにおいて唯一の三年生同士、いわば同じ立場で言い合える関係~であるはずですが、実際のところ二人にそうした関係性があるのかないのかは、小説でもアニメでも定かではありません。秋子も二年生からコンクールメンバー入りをしているので、楽器も相応に上手くなっていると踏まえても、まるでないことはないと思いますが、何せ相手は特別な人だけにいろいろと厄介なことが起きていても不思議はないと思います。じゃあ、秋子サイドから見た視点ではどういう風に麗奈は見えるのだろう~と妄想してみました。 なおこの作品はユーフォ完結以前に書いたものなので、現在描かれている設定部分とは違う部分が多々あることについてはご容赦ください。24,802文字pixiv小説作品