赤松麻紀
あかまつまき
北宇治高校の1年生(その後2年→3年に進級)で吹奏楽部に所属。トロンボーン担当。
栗毛色の跳ねたショートヘアで、前髪の左側をヘアピンで留めている。
中学でもトロンボーンを担当していた経験者で、塚本秀一と共に1年からコンクールメンバーに選ばれている。
ホルンの森本美千代とは中学の同級生でもあり仲良し(BD/DVD1期5巻ブックレットより)。
「誓いのフィナーレ」の「新北宇治高校吹部紹介」では、少し天然ではあるが、真っ直ぐでひたむきな性格をしており、部活動に不安のある新入部員にトロンボーンのかっこよさを熱く語りかけながら鼓舞している(要約)と紹介されている。
名前について、苗字は1期8話での黄前久美子と秀一の会話の中で、久美子がトロンボーンの1年メンバーのことを聞いた際に秀一が「福井と赤松」と口にしているのと、別シーンで秀一が麻紀と会話していた際の「赤松、ごめん俺ちょっと…」の台詞から苗字が「赤松」であることが判明、フルネームについてもBD/DVD1期5巻ブックレットで明らかになっている。
1年生編では、オーディション落選組の「チームもなか」として動いていた同パートの福井さやかと比較しても特にこれと言った出番は少なく、モブキャラとして所々に端役として登場している程度にとどまり、1期13話の京都府大会では移動中のバス車内で車酔いし、同パートの2学年先輩である田浦愛衣に心配される姿が描かれたくらいだった。
2年生編の「誓いのフィナーレ」、「リズと青い鳥」でも特にストーリーに絡む大きな出番はなく、1年生編と同じく端役として登場している。
特別編「アンサンブルコンテスト」では、ホルンパート1年生の深町スミ子をスカウトしようと、フルートパートの高橋沙里と共に腕を引っ張りながら奪い合いをするシーンがあった。
そのアンサンブルコンテストではスミ子のスカウトに成功し、さやかやトランペットパートの吉沢秋子に、スミ子を含む1年生4人を加えた7人で「金管七重奏」を組んで「金管七重奏のための”ティー・タイム”」を演奏。部員・一般両部門の投票で共に2位となるが、惜しくも校内代表の座を逃している(部員投票の順位が優先されるため)。
3年生編でも特に大きな出番はなかったかに思われたが、第10話「つたえるアルペジオ」での関西大会に向けての練習中、パーカッションパートの堺万紗子と共に指揮を執る高坂麗奈に対し、大会ごとに行われるオーディションに端を発した部の空気が緊迫する現状についての苦言を漏らすほか、関西大会会場でも、音を出してはいけない控室で楽器の音を出して注意される別パートの姿を見て「大丈夫なの…?」と不安視する姿も見せていたが、その後の音合わせの際に、この年の部長となった久美子から一連の件についての謝罪と共に自分の胸の内を伝えようとして声を詰まらせた時には「獲ろう、全国、金!」と久美子の背中を押す言動をしている。これらのシーンが彼女にとっての大きな出番となっている。