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久石奏

ひさいしかなで

『響け!ユーフォニアム』の登場人物。
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はじめに

本項目は、2019年春公開の『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』に関係する可能性の高い情報を取り扱っています。
『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』(前編・後編)を読み終えられた方、もしくはネタバレに自己責任を持てる方の閲覧を推奨します。

プロフィール

名前久石奏
誕生日1月7日
身長153cm
星座山羊座
血液型AB型
担当楽器ユーフォニアム
好きな色ピンク、赤
趣味演劇鑑賞、情報収集、自撮り
特技体がとっても柔らかい
好きなもの林檎の形、イチゴの味、不器用な人
嫌いなものイカ、自分が甘やかされていることに無自覚な人
CV


概要

北宇治高校の女子生徒で、主人公の黄前久美子のひとつ下の代にあたる新1年生。吹奏楽部に所属し、低音パートでユーフォニアムを担当している。
処世術としての折り目正しい振る舞いと丁寧な言葉遣いを身につけており、その好意的な印象によって部活の先輩たちからは「理想の後輩」と言われるほどの高い評価を得ている。また、同級生との関係を見てもその好印象から交友関係は広く、自他ともに認める1年生部員の中心的存在として大きな影響力を有している。

西中学校の出身で、中学3年生のときには吹奏楽コンクール全国大会の演奏を聴きに名古屋の会場まで足を運んでいる。そしてその際に目の当たりにした北宇治高校吹奏楽部の演奏に感銘を受け、同校への進学を決意することとなる。
念願かなって北宇治高校の吹奏楽部に入部して以降は、楽器経験者としての侮れない実力と礼儀正しい振る舞いの下に忍ばせた本心を見え隠れさせながら、物語のなかに深く関わる存在へとなっていく。

人物

久石奏キャラデザ


容姿

濡れ羽色に艶めく前下がりのショートボブに、赤いリボン型のヘアクリップを添えている(第二楽章前編、65ページ)。その左右対称のボブヘアは重みのある前髪を両目の上で切り揃えており、彼女の目力をより一層際立たせる仕上がりとなっている。
また、髪型のみならず、白磁のような頬や整えられた桃色の爪、潤いのある赤い唇など、彼女を構成する一つひとつのパーツは他者から見られていることを意識して、入念に磨き上げられている。(第二楽章後編、271~272ページ)
同時に彼女は、自身を構成するパーツの魅力を余すところなく引き出す術にも精通しており(第二楽章前編、123ページ)、思わず気を許したくなるような人懐っこい笑みから、「可愛い」以外の感情を受け手から根こそぎ奪い取ってしまうようなあざとさを凝縮させた仕草まで、その時々に応じて自身がもっとも魅力的に映る姿を使い分けて演じることができる。
なお、彼女の胸元からくびれにかけて大きく曲線を描いている輪郭線は、1年生にして先輩の久美子の持つそれを凌駕するほどのものを持っていることを示している。(第二楽章後編、124ページ、269ページ)

性格

言葉遣いは丁寧で、後輩としての振る舞いも礼儀正しく問題は見られない。その折り目正しさが好印象を与える容姿と相まって、低音パートの後藤卓也加藤葉月トランペットパートの高坂麗奈をはじめとする部活の先輩たちからは、「しっかりしているいい子」や「理想の後輩」等といった高い評価を受けている。(第二楽章前編、68ページ、80ページ)
(なお、同じ低音パートの先輩である川島緑輝は、奏の表面上の丁寧さに隠された本心を見透かしたのか、「甘え方をよく知ってる飼い猫みたいな感じ」という評価をしている。※第二楽章前編、100ページ)
また、同じ低音パートでコントラバスを担当している同級生の月永求を除けば、部内に40人以上いる同級生ともそつなく交流している。彼女はそのネットワークを利用して部内における対人関係を逐次把握しており、その情報力をもとに1年生部員の中心的存在として大きな影響力を持つに至っている。(第二楽章前編、143ページ、147ページ、第二楽章後編、270ページ)

しかし、そんな「模範的な後輩」と目されている彼女であるが、時折その言動のなかに真意を隠した狡猾さが見え隠れすることもある。
礼儀正しい言葉遣いを基としながらも、そのなかにはあからさまに含みを持たせたわざとらしい受け答え、受け手を揶揄するかのような巧みな言葉回しが織り交ぜられており、決して純真ではない慇懃無礼で攻撃的な本心の存在をうかがい知ることができる(第二楽章前編、92ページ、94ページ)。奏の直属の先輩である久美子は、そのような本心をちらつかせる彼女への対応に困惑を隠せないでいるものの、当の奏は久美子に対しては忠実な後輩としての振る舞いを見せている。

演奏技術

西中学校の吹奏楽部で3年間ユーフォニアムを担当してきた楽器経験者。(第二楽章前編、66ページ、122ページ)
同校の吹奏楽部は特段に強豪というわけでもなく、彼女の在籍間は吹奏楽コンクール京都大会(府大会)で3年間銀賞という結果の「ほどほどに頑張るレベル」であったが(第二楽章前編、122ページ)、効率性を求めつつ3年間同じ楽器を演奏し続けてきたという経験は、高校入学時点において同じパートの先輩である中川夏紀に対する大きなアドバンテージとなっている。
経験者である久美子が「難関ポイント」と認めたコンクール自由曲のフレーズをさほど苦戦することなく軽々と吹ききったり、アップテンポのフレーズを吹いても一つひとつの音の処理を的確に行っているなど、楽器経験者としてそれ相応の実力を持っている描写が幾つか登場している(第二楽章前編、292~293ページ)。ただし、彼女以上の経験年数を持っている久美子からは「高音を警戒しすぎているせいでレガートの指示通りに音が滑らかにつながっていない」(第二楽章前編、292~293ページ)等と、多少の粗を指摘されてもいる。
しかし、それを差し置いても久美子は奏の実力を高く評価しており、吹奏楽コンクールに向けたオーディションの際には「奏ちゃんなら、普段どおりの実力を示せばいいだけだから」と信頼を置いた助言をもって彼女を励ましている。(第二楽章前編、353ページ)

彼女の担当するユーフォニアムは、金メッキによる4番ピストン仕様。学校の備品である。
なお、楽器選びの際に彼女は「音が出るなら問題ないです。それに、私は黄前先輩のことを信頼していますので」としてケースを開けて吟味もしないままに楽器を決めている。(第二楽章前編、99ページ)

主要キャラクターとの関係

黄前久美子

誓いのフィナーレ



低音パートのひとつ上の先輩。2年生。自身と同じくユーフォニアムを担当している。
同じ担当楽器の直属の先輩であり、奏は久美子の持つ高い実力から信頼を置き、演奏関連や部員絡みの相談を持ちかけるなどして関わっている。
一方、久美子は奏の礼儀正しい振舞いと演奏技術については評価しつつも、彼女が時折見せる狡猾な本心に苦手意識を抱くようになる。(第二楽章前編、121ページ)

中川夏紀

怒ってなんていませんよ



低音パートのふたつ上の先輩。3年生。自身と同じくユーフォニアムを担当している。
入部以来、奏は楽器の実力で劣る夏紀に対しては露骨に軽視する態度を見せており、そのため久美子の同級生であるトロンボーンパートの塚本秀一からは、そのような関係性から生じるトラブルの発生を危惧する声も上がっている。(第二楽章前編、273~274ページ)

剣崎梨々花

ウフ



ダブルリードパートでオーボエを担当する同級生。1年生。
奏と同じく1年生部員の中心的存在で、相手によって表情を使い分ける奏が砕けた態度で接する数少ない部員のひとりでもある。ただし、2人の間にある気安い雰囲気が本心によるものか腹の内の探り合いかは定かではない。(第二楽章前編、298ページ)
なお、梨々花は奏の丁寧な言葉遣いと振舞いを「相手を馬鹿にしているのがバレバレな口だけ敬語」という形で評している。(第二楽章前編、297ページ)

田中あすか

北宇治高校吹奏楽部の卒業生で、前年度の副部長。奏の3つ上の先輩にあたる。
作中における奏とあすかの直接の絡みはないが、奏は全国大会でのあすかの演奏を見て、彼女に憧れを抱いたという旨を久美子に語っている。(第二楽章前編、66ページ)
また、久美子は奏の狡猾な振舞いに、かつてのあすかが持っていた「底の見えない印象」を重ね合わせてもいる。(第二楽章前編、92~93ページ)

リズと青い鳥』における久石奏(ネタバレ注意)

2018年4月21日公開の映画『リズと青い鳥』に奏も登場している。奏が映像化されたのはこれが初となる。ただし、『リズと青い鳥』の公式情報(パンフレット、公式設定集含む)並びに本編中には奏の名前が一切登場していないため、『リズと青い鳥』のみを情報源とした場合「ユーフォニアムの1年生が新しく入部した」ということしかわからない。あくまでも原作小説と照らし合わせた上で、『リズと青い鳥』に登場する「ユーフォニアムの1年生」が奏だと結論づけられることに注意されたい。

奏の姿が見られるのは、合奏シーンと低音パートのパート練習室での一幕においてである。前者では、奏が久美子の隣に座っていることが確認できる(『リズと青い鳥』ShortPV6 響け!北宇治高校吹部編 より)。合奏シーンでは何度か奏の姿が映されるが、そのたびに奏の顔が画面に映っていなかったり、顔が映っていてもぼかされて(『リズと青い鳥』ロングPV より)いたりするため、彼女の顔を正面からはっきりと確認することは不可能となっている。
また、後者は鈴木さつき鈴木美玲が「大好きのハグ」(「相手とハグして、互いの好きなところを伝える(第二楽章前編、260ページ)」ゲーム)に興じている場面であるが、低音パートの部員たちが画面に目線を向けているのに対し、奏だけはなぜか窓の方を向いている(『リズと青い鳥』ShortPV4 北宇治カルテット編 より)。そのため、奏は画面から見れば背中を向ける格好になっており、ここでも彼女の表情を確認することは不可能となっている。

関連イラスト

冬制服

久石奏
『響け!ユーフォニアム』久石奏



夏制服

久石奏
『響け!ユーフォニアム』久石奏・剣崎梨々花



パレード衣装(サンライズフェスティバル)

響け!ユーフォニアム_69



関連タグ

響け!ユーフォニアム
ユーフォニアム
黄前久美子 - 本作の主人公で、低音パートのひとつ上の先輩。奏と同じくユーフォニアムを担当する。
中川夏紀 - 副部長であり、低音パートのふたつ上の先輩。奏や久美子と同じくユーフォニアムを担当しているが、奏は夏紀のことを軽視している。
鈴木美玲 - 低音パートの同級生。チューバ担当の1年生。
鈴木さつき - 低音パートの同級生。チューバ担当の1年生。
剣崎梨々花 - オーボエ担当の同級生。奏と仲のいい1年生。

黒髪 ショートボブ 髪留め

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