概要
惑星ハルファの全域に出現する未知の生命体。主な弱点は炎属性(一部例外あり)。
「アルターズ(Alters)」と呼称される様に、時間帯及び天候に応じて外見や性質、強さが変化する「デイナイトシフト(Daynight Shift)」と呼ばれる現象を起こす。
また共通して単眼の頭部と、身体の何処かに必ず目玉の模様をした弱点部位(コア)が存在する。
基本的には夜の時間に能力が強化されるため、強敵だと感じた場合は夜の時間を避けて、昼の時間に改めて挑む等、プレイヤー側も自身の腕前に応じて戦略を変える必要がある…かもしれない。
また同じく惑星ハルファに出現する「ドールズ」「フォーマーズ」「テイムズ」の3種は、何故かアルターズとは敵対しておらず、寧ろ共闘してアークスに襲い掛かって来る。
尚、『ファンタシースターオンライン(PSO)』には各惑星の原生生物が後天的な要因によって変異した「アルタードビースト(A.Beast)」と呼ばれるエネミーが登場していたが、本作のアルターズも同じ様な設定を持つかどうかについては不明である。
単純に昼と夜とで形態が一部変化する事を意味しているだけの可能性もあるが、「不気味な目玉の意匠が特徴」「夜(闇)が深まると攻撃がより強くなる」といった要素から、1000年前にアークスを襲った強大な闇との関連性も一部挙げられており、その実態は謎が多い。
小型
所謂「ザコ敵」に相当するエネミー群。しかし何れのエネミー達も移動速度が速い、体力と防御力が地味に高い、厄介な攻撃が多い等、ただのザコとは思えない性質を持ち、一筋縄ではいかない。
リザド
二足歩行で広範囲を忙しなく動き回るトカゲ型アルターズ。弱点部位(コア)は頭部。
両腕が小さな翼の様な形状になっており、そこから名前に応じた属性の光弾を放ってくる他、両腕の皮膜を広げて周囲に衝撃波を放つ事もある。
夜の時間になると、頭部に2本の赤角が形成される。
リザド系のエネミーは共通してフィールドを長時間走り回り、遠距離から状態異常を付与する攻撃を只々放ち続ける非常に面倒臭いお邪魔キャラクターとなっている。
特に近接攻撃しかできないクラス構成の場合は、リザド系を1体倒すために延々と追いかけっこをさせられる事も珍しくない。
かと言って下手に無視してしまうと、他のエネミーとの戦闘中に画面外から妨害を受ける可能性が高いため、もし見かけたら真っ先に排除しておく事を推奨する。
ちなみに防具を★4「ジオントアーマ」(攻撃補正は高いが、HPと状態異常耐性にマイナス補正)×3の構成で固めていると、高確率でコイツらの状態異常にハメられる事になる。
尚、レアエネミーである「白銀のリザド・アイス」と「金色のリザド・サンダ」の2体は、元から銀色(金色)に近い体色をしている所為で、通常種との見分けがつき辛い事になっている。
リザド・フレイ
炎属性の攻撃を行う赤色のリザド。状態異常「バーン」の効果を付与してくる。
弾道は山なりであり、地形によっては当たらない場合もある。
また天候が「晴れ」の場合も、能力が強化される。
そして内包している属性の関係上、アルターズの中では唯一、弱点が氷属性となっている。
リザド・アイス
氷属性の攻撃を行う青色のリザド。状態異常「フリーズ」の効果を付与してくる。
弾道は真っ直ぐであり、リザド系の中では一番安定した命中率を誇ると言える。
リザド・サンダ
雷属性の攻撃を行う黄色のリザド。状態異常「ショック」の効果を付与してくる。
弾道はリザド・アイスと同様に真っ直ぐだが、コチラの方が弾速がやや遅い。
また天候が「雷雨」の場合も、能力が強化される。
ヘルーク
大きな角を持つ山羊型アルターズ。弱点部位(コア)は胸部。
四足歩行の脚力を活かした突進や飛び掛かり、長い尻尾を利用した後方への振り払い等、パワフルな物理攻撃を仕掛けてくる。その代わり、遠距離攻撃は持たない。
夜の時間になると、頭部に二股に分かれた2本の赤角が形成される。
上記のリザド系程ではないものの、華麗なステップ移動と勢い付いた突進攻撃の所為でプレイヤーとの距離が大きく離される場合が多いため、なるべく接近戦を心掛けたい。
胸部の弱点部位(コア)を狙って張り付き、突進攻撃を誘発させない様に立ち回ると戦い易い。
尚、レアエネミーである「銀色(金色)のヘルーク」は青色だった頭部と四肢の甲殻部分が全て銀色(金色)に置き換えられるため、見た目が妙にかっこいい事になっている。
エヴィルアンジェ
アフロの様な丸い頭部を持つ怪鳥型アルターズ。弱点部位(コア)は胸部。
常に空中をゆっくりと飛行しながら、頭部の単眼から光弾を発射したり、自身の羽を飛ばして攻撃してくる。
夜の時間になると、頭部に鶏冠の様な4本の赤角が形成される。
光弾には弾速が速めの小さいタイプと、弾速はゆっくりだが若干の誘導性とのけぞり効果を持った大きいタイプの2種類があり、更に大きなタイプの光弾と羽飛ばし攻撃には状態異常「パニック」の効果が付与されているため、特に注意しておきたい。
動き自体は非常にゆったりとしているため、接敵してしまえば遠距離攻撃も怖くはない。弱点部位(コア)に張り付いて、早々に仕留めてしまいたい。
しかし常に飛行しているため索敵範囲が広く追跡をなかなか振り切れない、のけぞりや状態異常と厄介な効果を持った遠距離攻撃しか行わない、たまに2段ジャンプでも届かない位置に陣取られて攻撃が思う様に当たらない、そもそも体力が地味に高い…etc
アルターズの中でもかなり面倒臭い要素が多く、特にギャザリング中やリューカーデバイス使用中といったプレイヤーが無防備な状態の時に限って、何時の間にか遠くから飛来したコイツに画面外から妨害を受ける事がざらにあるため、プレイヤーからの印象はすこぶる悪い。
特にリューカーデバイスは付近に敵対したエネミーがいるとテレポート機能が使用できないため、余計に腹が立つ事請け合いである。邪魔される前に、さっさと対処してしまおう。
尚、レアエネミーである「銀色(金色)のエヴィルアンジェ」は頭の先まで銀色(金色)アフロヘアーになっているため、何とも豪華な見た目になっている。…ミラーボールかな?
バインホッグ
背中にトゲが生えたハリネズミ型アルターズ。弱点部位(コア)は胸部。
近距離では両手に赤爪を展開しての2連続切り裂き、中距離ではプレイヤーに対して背中を向けて広範囲にトゲ飛ばし、遠距離では身体を丸めた状態で高速回転からの突進攻撃と、アルターズの中でも多彩なエネミーと言える。
ちなみに突進攻撃はバインホッグが自身の爪を地面に引っ掛けて、突進の速度を殺し止まるという細かい動作が入る。
夜の時間になると、両肩の部位に赤いトゲが沢山付いたアーマーが形成される。
切り裂きとトゲ飛ばしは攻撃に移るまでの予備動作が長いため、基本的には接近戦を挑めば、対処する事自体は難しくない。
突進攻撃は直線上に突っ込むタイプと、曲線を描きながら大きく旋回するタイプの2種類があり、予備動作だけではどちらのタイプがくるのか少し分かり辛いため、ここは回避に専念しよう。
丸々とした身体に短い手足と何とも鈍重そうな見た目をしているが、実際は勿論そんな事はなく、他のアルターズと同様に、速い・堅い・面倒臭いと3拍子揃った難敵である。
一応、両爪は部位破壊可能なのだが、常に胸部の弱点部位(コア)が露出しているため、態々破壊を狙う必要はないだろう。弱点を攻撃すれば簡単に怯むため、正面から集中攻撃しよう。
尚、モチーフ元がハリネズミである事、高速回転してからの突進攻撃(スピンアタック)を持つ事、特徴的な効果音を持つ事等から、同じくセガのアクションゲーム『ソニックシリーズ』の主人公「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のパロディだと思われる。
その場合、レアエネミーである「銀色(金色)のバインホッグ」は差し詰め、スーパーバインホッグと言った所だろうか(強さは全く変わらないけど)。
その内、「音速のバインホッグ」なんて青いハリネズミもどきが実装される…かもしれない。
中型
アルターズの中でも強大な戦闘能力を誇る、所謂「ボス敵」に相当するエネミー群。
一定の体力が低下すると、攻撃の威力や速度の上昇、攻撃パターンの追加等、行動が激化する。
炎属性による属性ダウンで動きを止める事ができるため、積極的に狙っていきたい。
ワウロン
小柄な体躯で素早い体術を繰り出す獣人型ボス級アルターズ。弱点部位(コア)は胸部。
刃の様な両腕による2連続切り裂き、横回転しながらの突進や周囲の薙ぎ払い、宙返りしてからの飛び蹴り、後ろに振り上げた脚によるサマーソルトキック、縦・横方向に大きく薙ぎ払う様に放つブレス攻撃と、強力な攻撃を数多く併せ持つ。
体力が低下すると、回転攻撃にカマイタチが追加され攻撃範囲が広がり、更にサマーソルトキックが円盤状の衝撃波を放つ様になる。
夜の時間になると、両腕に赤い刃が形成される。
また天候が「晴れ」の場合も、能力が強化される。
しかしどの攻撃も予備動作自体は長くモーションが読み易い、物理攻撃が主体であるため対空手段に乏しい、そもそもブレス攻撃以外は射程が短い等、ソロ討伐も容易な部類に入る。
慣れてしまえばカウンターも取り放題であり、戦っていて楽しいエネミーかもしれない。
尚、ドレッドエネミー「老練のワウロン」は中央エアリオ「トレイニア・セツナノイッセン」付近に出現する。またCβT(クローズドベータテスト)中には、ギガンティックス「絶望のワウロン」が先行して登場していた(現在の所、未実装)。
チアキュリオ
風船の様な身体に長い触手を持つクリオネ型ボス級アルターズ。弱点部位(コア)は尾の先端。
常に空中を浮遊しており、動きは緩慢。しかし体力は他のボス級アルターズの中でも比較的多めであり、胴体による薙ぎ払いやサマーソルトによる物理攻撃、両手から炎属性や氷属性の泡弾を発射したり、地面に突き刺さった後に地面から火柱を噴射する遠距離攻撃、頭部に格納した触手による拘束攻撃、周囲のエネミーにバフを付与する泡弾を発射する等、なかなかの芸達者である。
夜の時間になると、頭部に2本の赤い触手が形成される。
また天候が「雨」の場合も、能力が強化される。
属性攻撃の泡弾は地面に一定時間ダメージフィールドを展開し、バフ付与の泡弾は弾に触れた他のエネミーを強化してくる。
また体力が低下すると、胴体による薙ぎ払いと火柱の噴射が2連続となる。
背中と尻尾は破壊可能。背中はバフ行動が封印され、尻尾は弱点部位(コア)が露出する。
多彩な攻撃を持つエネミーだが、その能力は乱戦中に効果を発揮するものが多く、慣れてしまえば行動も読み易いため、ボス級アルターズの中でも弱い部類に入る。
さっさと尻尾を破壊して弱点部位(コア)を集中攻撃すれば、ソロ討伐も難しくないはずだ。
尚、ドレッドエネミー「老練のチアキュリオ」は北エアリオ「アルト・ラニ高原」に出現する。
ビグフロッガ
蠍の様に反り返った長い尻尾を持つ蛙型ボス級アルターズ。弱点部位(コア)は身体の前部。
…ただしシーズンエネミーの頭部に付く星型のシンボルマークが尻尾側に配置されている事から、本来の頭は尻尾の先端部分である事が分かる。
夜の時間になると、四肢の関節部分に4本、頭部の周りに5本の赤角が形成される。
また天候が「雨」の場合も、能力が強化される。
素早く跳び回りながら、四股踏みで周囲を攻撃したり、勢い良く飛び掛かってきたり、頭部を地面に叩きつけてきたりと、巨大な体躯を活かしたパワフルな攻撃を得意としている。
また頭部からは状態異常「ポイズン」の効果を付与してくる闇属性の弾丸を発射してくる。
体力が低下すると、更に闇弾を上空に噴射して、周囲に降り注ぐ攻撃が追加される。闇弾が降ってくる場所は垂直のラインで表示されるため、予兆を見逃さない様にしたい。
攻撃頻度は余り高くはないものの、飛び跳ねて動く関係上、無駄に移動距離が長いため、四股踏みが当たらない距離を保ちながら戦うと良いだろう。
しかし打撃武器の場合は、弱点を攻撃しようとして脚部位に攻撃が吸われてしまう事が多い。射撃武器やテクニック等の座標攻撃が使用できるクラス構成でなるべく挑みたい所。
尚、ドレッドエネミー「老練のビグフロッガ」は北エアリオ「ハルファナ湿原」に出現する。
エルディサイズ
鋭い大鎌の様な両腕を持つ蟷螂型ボス級アルターズ。弱点部位(コア)は頭部。
その見た目通り、高攻撃力と広範囲に優れた大鎌による物理攻撃を得意としており、戦闘開始直後に雄叫びを上げて自身の攻撃力と防御力を強化してくる。
両腕の大鎌による切り払い、突進突き、回転切り、飛込み切りの他、周囲に放電を行ったり、頭部から誘導性を持つ雷球を発射したりと、雷属性の搦手も使用してくる。
夜の時間になると、頭部に顎の様な2本の赤角と、輪っか状の赤い部位が形成される。
また天候が「晴れ」の場合も、能力が強化される。
両腕の鎌部分は破壊可能。しかし部位破壊による恩恵が鎌攻撃の威力低下しかないため、最初から常に露出している頭部の弱点部位(コア)を狙った方がスムーズに討伐できるだろう。
ただし体力が低下すると、雷球攻撃が3方向に発射される様になるため、状態異常「ショック」の効果を付与され易くなる。
幸い、対空手段が殆ど無いため、カウンターが可能なクラスの場合は頭部狙いで接近戦を、遠距離攻撃が可能なクラスの場合は空中から頭部をロックオンして集中攻撃してしまおう。
尚、ドレッドエネミー「老練のエルディサイズ」は中央エアリオ「レゾルの森」付近に出現する。
また2021年7月21日に実装されたギガンティックス「絶望のネクス・エアリオ」との調整により、南エアリオ「バルフロウ大瀑布」に出現していたドレッドエネミー「老練のダイダル・アックス」が「老練のエルディサイズ」に変更される事になったため、現時点では出現場所を複数持つ唯一のドレッドエネミーとなっている。…その一方で、ダイダルは居場所を失う羽目になったが。