「遊び続けよう 朝になるまで 命尽きるまで」
CV:小松未可子
概要
「キャハハ」とよく笑い、無邪気そうに見えてもやはり鬼らしく残忍であり、投げる毬での破壊や殺戮を楽しむ。
一人称は「私」だが、一部「わし」になった箇所も。
鬼舞辻無惨の命令で炭治郎の頚を狩るべく、矢琶羽と共に彼らを追跡し交戦。
矢琶羽とのタッグで炭治郎達を苦しめるも、矢琶羽は「水の呼吸」弐ノ型・改"横水車"で倒され、残った朱紗丸の方も珠世の血鬼術「白日の魔香」と無惨の呪いで死亡した。
白日の魔香は自白効果を持ち、その状態で珠世は無惨を臆病者と貶して朱紗丸を挑発。まんまと乗せられた彼女は「黙れ黙れ!あのお方は小物などではない!誰よりも強い!鬼舞辻様は…」と彼の名を口にしてしまい"呪い"が発動。
涙目になりながら「お許しください!」と許しを乞うも当然許されず、口と腹から巨大な手が生え全身をミンチのように潰されるという凄惨な最期を迎えた。
死に際にも毬を求める朱紗丸の残骸に、炭治郎が毬を添えると、「遊…ぼ……あそ……」と小さな子供のような声を残し、朝日に照らされて消滅していった。
多くの人を殺した鬼ではあろうが、おそらく人間だった頃はただ手毬遊びが好きな少女だったかもしれない彼女に想いを馳せつつ、自分を慕う者にもこのような仕打ちをする無惨に、炭治郎は怒りを新たにするのだった。
なお十二鬼月を自称していた朱紗丸だが、それは無惨に吹き込まれた嘘に過ぎず、彼女に階級を示す数字は無い。炭治郎を倒して献上すれば下弦の鬼くらいにはなれたと思われるが、珠世は彼女と矢琶羽が十二鬼月ではないことを見抜いた直後に「弱すぎる」と評している。
そしてその言葉通り、正真正銘の十二鬼月である「下弦の伍」累は彼らを遥かに凌駕する強敵として立ちはだかったのであった。
能力
血鬼術 『毬』
自身が持つ毬を複製して、無数の毬を生み出す能力である。そして生成した毬を凄まじいパワーで蹴る投げるして攻撃する。
その力は尋常ではなく建物の壁をぶち抜き、愈史郎の頭を粉々に砕き、蹴り返そうとした禰豆子の足を逆に吹き飛ばす程である。さらに本気を出すと、鬼の肉体操作能力で腕を三組まで生やし、さらに多くの毬を使って激しい攻撃をしてくる。
加えて矢琶羽の血鬼術で軌道を自在に変える事で、予測不可能な事も相まって絶大な威力を誇る。
ちなみに彼女の血鬼術で作られた毬は彼女が死ねば消えるが、彼女が元々持っていたオリジナルの毬だけは彼女が死んだ後も残っており、上記の通り炭治郎によって彼女の亡骸に添えられた。
余談
大正コソコソ噂話にて
作中では矢琶羽と共に、複数同時の投擲とそのベクトル操作という相性抜群の血鬼術の組み合わせを見せたが、アニメの次回予告時に流れるコーナー「大正コソコソ噂話」第9話にて、矢琶羽とは珠世宅襲撃時が初対面だった事が発覚する。襲撃前におしゃべりして仲良くなったらしい。
よく考えれば「鬼は本能的に群れない」という設定があるので当然であったが、作中でのコンビっぷりと性格・能力の相性の良さから、あれが初の共闘であった事に驚いた原作読者も多かった模様。
ちなみに次回予告の中で炭治郎がこれに対抗して禰豆子と一緒に水の呼吸を行う練習をしたが、当然無意味に終わった。
公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」にて
毬は人間時代に父親に買って貰った物である事が明かされた。
キメツ学園
作者による学パロ、キメツ学園では高等部3年土竜組のバレー部の部長。「朱紗」が苗字で「丸」が名前らしい。
風紀委員として毬を持ってこないよう注意した我妻善逸に、「キャハハ」と毬を投げつけた。
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