概要
過去の因習にとらわれない男、アレクサンドル・セナフィエフは、
グラスノスチ以前の時代に赤軍一家で育ち、ソビエトの機械と武器に関心を持つに至った。
任務では、自らレストアして念入りにメンテナンスした、トレードマークの古い機銃を駆使する。
(公式サイト内プロフィールページより)
「タチャンカ」とは彼のコードネームで、由来は主に
ロシア内戦等で活躍した機銃を備え付けた馬車から。
本名 | アレクサンドル・セナフィエフ |
---|---|
誕生日 | 1967年11月3日 |
身長 | 183cm |
体重 | 86kg |
出身地 | ロシア、サンクトペテルブルク |
所属 | スペツナズ |
役割 | 防衛 |
演 | Anatoly Zinoviev(アナトリー・ジノビエフ) |
吹替 | 広田みのる |
人物像
ジョージアと三度に渡って実戦を経験したベテラン兵士。
そのため、あらゆる危機的状況でも冷静沈着、だが時には
明るいながらも辛辣な意見を言うこともある。
物事にははっきり言うタイプだが、それが原因で過去に問題を起こしたことも。
また、ソ連時代の武器を収集しており、最新の技術を用いた兵器よりも
ローテクながら実績のある兵器を好む。
経歴
赤軍の一家に生まれ、18歳でソ連陸軍に入隊。アフガン紛争でソ連がアフガニスタンから撤退した後、ソ連が崩壊する直前にスペツナズに転属した。
ゲーム中の特徴
スピード | アーマー |
---|---|
●○○ | ●●● |
メイン武器 | 9x19VSNサブマシンガン |
---|---|
SASG-12セミオートショットガン | |
サブ武器 | PMM |
GSh-18 | |
ガジェット | 有刺鉄線 |
展開型シールド | |
専用ガジェット | RP-46デグチャレフマシガン |
メイン・サブ共にどちらも使い勝手が良く、
ガジェットは特に展開型シールドは専用装備とかなり相性が良い。
専用ガジャットであるマシンガンは一部の攻撃オペレーター(フューズ・IQ・カピタオなど)が使用するものとは異なり、三脚を使ってその場に設置、固定するタイプ。
固定式にも関わらずやや反動が強いものの、威力は折り紙付き。
アーマー3相手でも胴撃ち2,3発程度で倒せる。また、設置したLMGは敵、
味方共に誰でも使用できる(ただしうっかり敵に使われないように注意が必要)。
その性質から狭い通路や出入口が1つに絞られるようなエリアでタチャンカが
待ち構えていると攻撃側にとってかなり脅威となりうる。
...っと思われたが、実際は
- LMGを撃つ際にわざわざその場に展開・固定してから使うという面倒くささ
- LMGを使用中はその場から動けないという性質上、ドローンで見られると
非常に高い確率で決め打ちをお見舞いされる。また、同様に設置場所に
気を付けないと容易に壁抜き(床抜き)されてしまう。
同様にフラググレネードにもかなり弱い。
- そして何より少人数(5vs5)での屋内戦主体で、流動的なゲームシステムの本作とは相性が悪い
その使い勝手の悪さから、全オペレーターの中でもダントツにピック率が低く(公式大会では常に0%を維持しているほど。つまり、誰1人もタチャンカを選んでいない)、
プレイヤーやモードによってはピックした瞬間に即除外投票されることもあるという、
いわゆる最弱キャラ扱いされてしまっている...どうしてこうなった
ちなみに同様の扱いを受ける例を挙げる際筆頭に出る黒い砂漠のジャイアントが存在する。
人気オペレータ「タチャンカ」
このように今ひとつ使い所の難しいオペレーターではあるが、
それゆえに数多くあるオペレータの中でも特に人気が高く、
Ubisoft Japanが開催した人気オペレーターランキングでは堂々の1位に輝いた。
人気の秘訣として
- かわいい
- ピック率0%
- LMGが本体(これが無いとただの劣化カプカンになってしまう。何故そう言われるのかは後述)
- 紹介ムービーのBGMがタチャンカではなくカリンカ
- 紹介ムービーでは360度回せそうな機銃だが実際は180度しか回せない詐欺
- マリモ
- 周りがバリバリの最先端ガジェットを持ち込む中一人第二次世界大戦の骨董品を持ち込む拘り。(まあ巨大な鈍器持ち出す奴ややってること自体はWW1レベルな奴もいるが・・・)
- タチャンカを選んだだけで除外された
- 公式でもネタキャラ
- 和解の神
などなど。他にもあげるとキリがない。
ファンからは「タカちゃん」「タチャンカがいない-○○点(人によって数値が変動)」
「タチャンカをピックした。ミッション成功だ」「攻撃側でもタチャンカ使え」
「タチャンカでキルを取れれば良いかなと思っている」などと大人気であり、
国内海外問わず多数のMAD動画やファンアートが制作されるほど。
つまり、タチャンカは皆のアイドルであり、そして最も愛されている兵士なのである。
また、アップデートにより機銃の正面に防弾シールドが追加された
(公式ではミラがタチャンカの機銃を改良したとされている。ミラとは新たに追加されたスペイン特殊部隊GEOの防衛オペレーター)。そのため、決め打ちのヘッドショットで瞬殺...
なんてことは無くなったものの、相変わらず使い勝手が悪いことには変わりないようだ...
ちなみにこの時の防弾シールド誕生のエピソードで2016年11月13日、
アレクサンドル・セナフィエフは戦場で2分間、臨床的に死亡 と宣言された、と
まさかの公式で後に蘇生したとはいえ、死亡した。
期間限定で実装されたモード「アウトブレイク」でも名だたる
オペレーター達の中から選抜された。トレイラーにも登場し、愛用のLMGを背負って現地入り。
「おいおい、あんなもんどっから掘り起こしてきた?」という関係者の声にも
「死体の山からだ。死体も、みんな驚いてたぜ」とジョークを返していた。
リワーク後
メイン武器 | 9x19VSNサブマシンガン |
---|---|
DP-27軽機関銃 | |
サブ武器 | PMM |
GSh-18 | |
ガジェット | 有刺鉄線 |
感知アラーム | |
専用ガジェット | シュミハランチャー |
…というのがこれまでの性能だったが、Year5からのリワークの対象として
ついにタチャンカが選ばれ性能が大幅に変更された。ネタとしてのタチャンカを
惜しむ声と素直に修正を喜ぶ声の両方がツイッターなどでは多数流れ、発表された
その日に「タチャンカ」がトレンド入りするなど大きな話題となった。
肝心の性能だが問題のLMGは火力を落としてシールドを外した代わりに、
専用のホログラフィックサイトが追加されてメイン武器となり
壁などへの破壊力はそのままに持ち歩きが可能に。
代わりのガジェットとして獲得した「シュミハランチャー」は2回バウンドした後に
炎を周囲にバラ撒く焼夷グレネードを撃ち出して以前の固定LMGより柔軟に
敵の進行を大きく妨げることができる。
余談
タチャンカのシンボルの1つである、顔面全体を覆う大きさで目の部分に「─」状の穴が
空く独特なバイザー付きヘルメットが印象的だが、これは実際にロシア軍が着用してる
マスカヘルメットと呼ばれる軍用ヘルメットである。また、バイザーの左右に
それぞれ「Д/045」という文字が書かれてる。こんな御大層なヘルメットを
かぶっていても、ヘッドショット一発で死ぬというのも萌え処である。
(そういうゲームなので仕方ないが)
ちなみに相方のカプカンとはメイン武器とサブ武器が全く同じ構成になっている。
専用装備はカプカンは使いやすいレーザー感知式トラップに対し、タチャンカは固定式LMG。
そのため、LMGが無いタチャンカはカプカンの完全劣化版である。・・・と思われていたが、アップデートでカプカンのアーマーとスピードに修正が入り、
タチャンカのほうがより頑丈になった。(強くなったとは言っていない)
タチャンカの機銃は表記が一定せず、セリフ上ではDP-28と言われたりするが
公式のストーリーではベルト給弾式に改良されたRP-46という名前で呼ばれたり
持ち運べるようになった途端にDP-27(設計年で呼ぶ通称。)という名称に変わる等。
リワークで使用できるようになったシュミハランチャーは実銃が存在する。
Kulakov grenade launcherというドマイナーなモシン・ナガンを
改造して作られたリボルビンググレネードランチャーのプロトタイプである。
まさかの異世界転移
2020/10/25,中国のタワーディフェンスゲーム、アークナイツがレインボーシックスとコラボすることが決定し、アークナイツに☆5の配布キャラクターとしてタチャンカが参戦することが明らかになった。
ちなみに声優も原語版でタチャンカを演じたVlado Stokanic氏本人が演じている。
ゲーム内ではリワーク後のシュミハランチャーを持った後のタチャンカが前衛オペレーターとして追加された。
オペレーション オリジニウムダストでは敵の雑魚キャラであるオリジムシを飼う、ウルサスに皇帝がいると聞いてスラングを言ったり、現実のロシア語とウルサス語は似ているが相違点が多い、と言及、ストーリーでもしっかりと活躍し、あまりストーリーがない虹6本編よりもよりキャラが掘り下げられている。
他ゲーのそっくりさん
ロシアアルファ部隊デモリッション
2012年に発売されたMoH:WFに登場するキャラ。
タチャンカと同じマスカヘルメットをかぶっている。
シージとは異なり、このヘルメットのバイザーを下げることで
ヘッドショットを回避できる。固有武器はAK-103 ブルパップであり、
他にはショットガン等が使用可能だが残念ながら固定機銃を使用することはできない。
時系列的にはある意味初代タチャンカ。
KILLA
Escape from Tarkovに登場するキャラクター。
開発者曰く、「タチャンカをより現代のロシア風にアレンジしたキャラ」で
彼の後輩ともいえる。黒いジャージを着ており、マスカヘルメットも
それに合わせて白い線が入っている。固定機銃は使わないが
RPK-16軽機関銃を携行しており、重装備で非常に耐久度が高く手ごわい。
EFT会のジャガーノート的存在である。
倒せば高値で売れるアイテムが拾えるため、狩りを行うプレイヤーもいる。
Velikan
CoD:MWに登場したシャドウカンパニー所属のオペレーター。
一見まるで似てないがHeartlessバンドルを買うと使える
Woodmanスキンを装備することで似た風貌となる。
また、CoD:MWではキルストリークで固定機銃(ブローニングM2)が使えるため
これと併用すれば疑似的なタチャンカの再現が可能になる。
BALE
同じくCoD:MWに登場したキャラクター。
スキンにして緑のマスカヘルメットが追加され、上記のVelikanのように似た風貌となる。
関連イラスト
ほぼ覆面ゆえに想像の自由度が生まれるからか、中には女性として描かれたイラストも存在する。流石はアイドル
関連動画
タチャンカMAD動画の1つ。本家は非公開になったため、
代わりに日本のファンが作った作品を載せる。
実写版
関連タグ
FPS Ubisoft レインボーシックス レインボーシックスシージ
タチャンカ-現状ではこちらのタグが付けられてることが多い