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軍部上層部の編集履歴

2021-08-26 10:03:42 バージョン

軍部上層部

ぐんぶじょうそうぶ

軍部上層部とは、鋼の錬金術師に登場する軍隊「アメストリス軍」の上層部の総称である。

概要

軍部上層部とは、大総統キング・ブラッドレイ(ホムンクルス・ラース)を筆頭とした、鋼の錬金術師に登場するアメストリスの国軍「アメストリス軍」の上層部の者達の総称である。


実態と目的

軍事国家であるアメストリスにおいては、事実上の国家の最高意思決定機関であり、国家の舵取りを行う者達である。イシュヴァール内乱の頃から殆ど面子は変わっておらず、所属する者達はいずれもかなり軍内でも古株の将校達なようであり、現場からの叩き上げもいる。


しかし、肝心のトップのブラッドレイがホムンクルスであり、その下のメンバー達も人間ではあるのだが、その多くがお父様から「不老不死」を預かる事を目的として動いている者達であり、彼等はブラッドレイがホムンクルスである事も彼等の計画も全てを知った上で、ホムンクルス達に自ら首を垂れて従っている。このようにこの国の司法を司る者達は上から下までホムンクルスによって完全に掌握されており、ホムンクルスの意思の下で賢者の石や合成獣などの非人道的な人体実験の数々や、国土錬成陣完成の血の紋を刻む為の活動や、人柱候補の選出なども行っていた。


このような動機で動いている集団である為に、非常に利己的な人間が多く、口では「人類と国家の更なる繁栄」を謳いながら、自分達の利権の為に人類を真っ先に裏切り、国中の他の人間達を平然と犠牲にして、それを当然の事として開き直っている裏切り者集団である。そもそもホムンクルス達が意図的に自分達の計画に賛同する操りやすい人間を中央に集めて、逆にグラマン中将のような自分達に従わない改革派の人間を悉く地方に左遷した結果、こういった集団が出来上がった。

実際は、不老不死など彼等を釣る為の口実に過ぎず、ホムンクルス達にとっては彼等など便利で替えの効く捨て駒程度の存在であり、能力よりも主にホムンクルス達にとって扱い易いかどうかで選別された面子である。その弊害として、トップであるブラッドレイが一時的に行方不明になった途端に全員が右往左往するなど、中心人物がいなければ殆ど何もできない無能集団でもあり、総合的には国家や国民を食い物にしている「老害」としか言いようがない連中である。


さらに彼等だけでなく、彼等の直属の部下達にも同様にブラッドレイを初めとしたホムンクルスの息のかかった者達は多く、中央は最早「魔窟」と呼んでも過言ではない程に腐敗しきっていた。


ただし、この国と全国民を犠牲にするという計画に参加している時点で、彼等はいずれも既にこの国には自分達の身以外に守るべきものなど何も存在しない哀れな者達だとも思われる。レイブン中将のように元は国を改革しようという熱意に溢れた真っ当な軍人だった者達もいたらしく、ホムンクルス達に老いによる焦りなどに付け込まれた結果今のような老害に成り果ててしまった。そういった意味では、彼等もまたホムンクルス達によって人生を狂わされた被害者達だとも言える。

同時に、この国や国に住む大切な人達の為に戦ったエド達主人公勢とはあらゆる意味で対極の者達であり、マスタングやオリヴィエ少将のなってはならないIFの姿であるとも言える。


最終的には、ブリッグズにてレイブン中将がオリヴィエ少将に斬殺された事を皮切りに、「約束の日」の最終決戦において、その大半がオリヴィエ少将らの手や人形兵など様々な要因によって死亡し、さらにホムンクルス・ラースであるブラッドレイも最終的にはスカーの手で倒されている。そして生き残った者達も、最終決戦後に一連の騒動の全責任を被せられて拘束され、新たな大総統に就任したグラマン率いる新政権下で、戦犯として裁かれるという末路を辿った。


所属人物

キング・ブラッドレイ

キングブラッドレイ

該当記事参照。


リザ・ホークアイ

光と闇

該当記事参照。


オリヴィエ・ミラ・アームストロング

オリヴィエ・ミラ・アームストロング

該当記事参照。


バスク・グラン

該当記事参照。


グラマン中将

グラマン中将

元々所属していたが、レイブン中将が見せた「不死の軍団」の計画を一蹴し東部へ左遷された。

詳しくは該当記事を参照のこと。


レイブン中将

該当記事参照。


クレミン准将

色黒でスキンヘッドの、人相の悪い男。性格は卑劣であり、蜂起したマスタング組の殲滅の最中、ブラッドレイ夫人を用済みとして射殺しようとしたり、避難を済ませていない住宅地に向けて砲撃しようとしたりするなどの行動をとった。しかし、住宅地に砲撃する前にイズミ・カーティスが開通させたトンネルを通じてやってきたバッカニア達に阻止され、その後はマスタング組の前で椅子に拘束される。そして、「約束の日」終盤、「お父様」の発動した国土錬成陣の生贄にされかけたが生還し、事件終了後は国土錬成陣の首謀者の数少ない生き残りとして後述のエジソン准将と共に拘束され、法の裁きを受けることになった。

夫人射殺未遂の件で夫人は完全にマスタング側を信用したため、これらの出来事を夫人がラジオを通して証言した結果、国民達に「おかしいのはアメストリス軍の方である」という印象が強くなってしまい墓穴を掘ることとなった。


エジソン准将

白髪で髭面の、眼鏡をかけた老人。性格は小心者であり、暴走した人形兵に襲われていたところをイズミに助けられ、「お父様」に口利きをしようとしたが、彼女に威圧され、逆に自分が拘束される。その後、「お父様」の計画を聞き出された上、彼女とオリヴィエ少将に何度も鉄拳制裁された挙句、自身の部下達にも見捨てられた。そして、「約束の日」終盤、「お父様」の発動した国土錬成陣の生贄にされかけたが生還し、事件終了後は国土錬成陣の首謀者として前述のクレミン准将と共に拘束された。


ガードナー中将

細身で眼鏡をかけた、初老の男性。反抗抑止も兼ねて、オリヴィエに賢者の石を核とした不死の軍団「人形兵」の存在を教えた。しかし、「約束の日」の最中にオリヴィエ少将に、「ぬくぬくと安全地帯から戦場を眺める貴様らのような者が、痛みとかいうものをさも崇高な物のように仕立て上げ利用する」「どうかな、事が終わった時には、英雄になっているかもしれんぞ」「ただし…私はイシュヴァールの英雄ほど、甘ったるくはない!」と吐き捨てられ、銃殺された。


フォックス

黒髪に口髭を生やした軍人。約束の日の最中に、オリヴィエ少将が上層部に送られたことを、「貴様がここにいることが、ブリッグズ兵に反抗させないための強力な枷となる」と威圧するが、逆に彼女に「例え、私がここでくたばったとしても、それは私が弱かっただけのこととして、切り捨て怯まず、動くことが出来る集団…それがブリッグズ兵だ」と言い返される。そして、ブリッグズ兵が中央司令部にまで乱入してきたときに彼女を反逆罪として銃殺しようとしたが、それよりも早く彼女に腕の肉を愛刀で削がれ、(アニメでは腕を貫かれた。)人質にされ、鎮圧部隊を引かせるように要求された。しかし彼は攻撃を続けるように行ったが、そこに突如オリヴィエを殺すために現れたスロウスによって間違えられる形で叩き潰されて圧死した。直前にオリヴィエに対して捻り潰してくれるなどと発言した矢先に文字通り自らが物理的な意味で捻り潰されることになった。


シュトルヒ

大総統付きの補佐官であり、階級は不明。劇中ではその役職上、国家錬金術師試験や、大総統の南部視察にも姿を見せた。又、大総統がマスタング大佐牽制の為にホークアイ中尉を中央に異動させたときには、人事局のヤコブレフと共にその旨を知らせに来た。「約束の日」では正門前で中央軍の指揮を執っていたが、その最中、フーによって気絶させられた。その後はレベッカ・カタリナ少尉によれば、身柄を拘束されて、大総統後任に関して取引を持ちかけられることになる、との事である。


フェスラー准将

イシュヴァール殲滅戦の時の、マスタングやヒューズアレックス達の小太りで顎髭を生やした上司。性格はいたって非情であり、自分の手柄のために、イシュヴァール人を豚と蔑み、部下を使い捨ての駒としか見做さずに、全員殲滅させようとしていた無能な指揮官であった。イシュヴァール人を殺せないアレックスを中央に送還し、代わりに来たバスク・グラン大佐(当時)の手柄を、さも自分の手柄の様に扱ったり、イシュヴァラ教最高責任者ローグ・ロウの降伏宣言も無視して戦争を続けようとし、ヒューズや周りのイシュヴァール人を怒らせたが、最期はそれらの言動に呆れ果てた(旧アニメの100倍くらい人間ができている)グラン大佐の手で、「フェスラー准将、ご存知ですかな? 戦場における士官の死因の二割が、部下に殺されたものらしいですよ。」と言いながら胸をライフルで撃たれ、死亡。その後、彼の死は予てから彼を嫌っていた部下の手により、「流れ弾によるもの」として処理された。功を焦り味方を犠牲にした彼が、自らの死を以て2階級特進(おそらくは)となったのは、因果応報の末路であると言えよう。


錬金術師の金歯医者

斜視と金歯が目を引く、眼鏡をかけた医療系錬金術師(劇中ではキンブリーの傷の男による腹の傷を治した。)の老人。かつて、キング・ブラッドレイ、すなわちホムンクルス・ラースの作成にも携わった研究者の1人である。性格は自分の為だけに人の命をあまりにも軽く扱う錬金術師の風上にも置けない老害であり、自分が育てた「キング・ブラッドレイ」の候補生(後述)を盾や人体錬成にしたり(そうしておきながら、ロイにその行動を非難されたときに、「彼らには一流の食事や寝床を与えた。だから彼らは私には感謝しているだろうよ。」と言ってのけた。)、マスタング大佐が人体錬成を断固拒否するや否や、ホークアイ中尉の頸動脈を候補生に斬らせて瀕死にさせ、その上で賢者の石をちらつかせ、「人体錬成の代わりに彼女(ホークアイ中尉)を治す」と脅すなど、その悪行は計り知れない。それらの行動により、マスタングや「傷の男」の一行を追い詰めていくが、突如上から現れたジェルソの唾液によって拘束され賢者の石を落とし、その後にメイ・チャンの乱入によりホークアイ中尉も治療されたことで劣勢に陥る。最期はブラッドレイによりマスタングが人体錬成されるまでに漕ぎ着けた時、「さすがはわしが育てた息子だ」とほざいている最中にプライドに構築式として人体錬成の一部として利用され、リバウンド効果で醜い肉塊に成り果てて死亡した。

○総統(ネタ)

↑…当然の報いである。


キング・ブラッドレイになれなかった者たち

大総統祭り(あくまでイメージですよ)

前述の錬金術師の金歯医者の部下たち。キング・ブラッドレイ大総統が誕生したことにより用済みとなり、賢者の石を入れられなかった大総統候補生。それ以降は現大総統と同じ年数修行を積み、金歯医者の護衛を行っている。人格は無いに等しい殺人マシン。要は「量産型ブラッドレイ」とでも言うべき存在。

劇中ではロイや「傷の男」とも互角に渡り合い、さらに人体錬成を頑なに拒否するロイへの脅迫として、ホークアイ中尉の頸動脈を切り瀕死にさせた。しかし彼らは肝心の生みの親でもある金歯医者の手駒とされたり、ロイや「傷の男」、メイらに倒されておそらくは全員死亡したと思われる。


人形兵

人形兵

該当項目参照。


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軍の高官(鋼の錬金術師) アニヲタWiki(仮)

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