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リオン=アークランドの編集履歴

2021-08-31 18:28:37 バージョン

リオン=アークランド

りおんあーくらんど

特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』のVシネマ作品「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」の登場人物(イラスト1コマ目の人物)。

「お前は知らないだけだ、お前達が存在する本当の理由をな」

「人類を滅ぼす為に生まれたお前達が、笑って暮らせると思うなよ」


演:ジェイ・ウェスト


概要

仮面ライダーゼロワン』のVシネマ作品「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」の登場人物。


ZAIAエンタープライズ本社のCEO

天津垓に日本支社を任せ、彼が通信衛星アーク滅亡迅雷.netを作るよう誘導した張本人であり、いわば『ゼロワン』の物語における全ての元凶の元凶。本編の後日談となる上述の外伝にて、飛電或人の不在の隙に来日し、満を持して行動を起こすことになる。

また、衛星アークは彼の名からとって名付けられたものであり、アズにとっても運命の存在である。(あくまでAIとしてのアークを作らせた最高責任者であり、彼自身が「アークの意思」というわけではない。)


その目的は、新兵器の生産、およびその有用性のアピールを通じてZAIAエンタープライズの兵器産業を活性化させ、自社に利益をもたらすことにある。

バックアップで復元できるヒューマギアが最も活躍できる場所は「兵士」であると考え、意思なきヒューマギアの兵士「ソルド」を大量生産して、世界中に売り捌こうと画策している。


日本支社からザイアサウザンドライバーを没収し、自らが所持するゼツメライズキーと共に使用して仮面ライダーザイアに変身する。


劇中での活躍











※ここからはVシネマのネタバレです。閲覧注意!











物語冒頭、ZAIA各国支社との会議にて反発の声も多い中、ソルド計画を実行に移すことを宣言。これ以前よりアズと接触しており、会議の直後、例によってコピーされた飛電ゼロワンドライバーを与えられるが、なぜかそれを受け取るだけで使わぬまま、来日後に自身の変身用としてサウザー課からサウザンドライバーを没収した。

独善的な性格であり、自ら仕事を任せたはずの天津の顔も覚えていないようで、独断で計画を進めていることを問いただした彼のことを無関係だと一蹴している。また、来日と同時に、反発したと思われる与多垣ウィリアムソンが「長期休暇」により消息不明となっていることが語られている。


滅亡迅雷.netのアジトにて、仮面ライダー滅仮面ライダー迅を相手に、仮面ライダーザイアに変身し圧倒、をZAIAジャパン本社ビルへと拉致。

迅がソルド0として全てのソルドの先駆けとなるべく復元されていたことを明かし、「マスブレインシステム」に強制接続し管理下に置いた。

迅の発信機を辿りが奪還に来るが、それも罠であり、意図的に警備を薄くして迎え入れ、3人をもマスブレインシステムに強制接続。

アズに与えられていたゼロワンドライバーを改造した滅亡迅雷ドライバーマスブレインゼツメライズキーを利用し、4人を利用して仮面ライダー滅亡迅雷を誕生させた。


その真の目的は人類社会が倒すべき敵としての滅亡迅雷.netを確立し、それを倒すための正義の力として自社の兵器を売り込むというものであった。

これは、或人と滅、そしてエスがそれぞれに悪意を克服したことを踏まえ、改心するかもしれない悪意ではなく、揺らぐことの無い正義こそが終わりのない戦いを産むものであり、それこそが自社の利益につながるという結論に至ったため。

想定と違う結論とベルト使用者に憤慨するアズに対し、用済みとばかりにソルドに狙撃させあっさりと破壊してしまう。(ただし、復元できないかどうかは不明。)


仮面ライダー滅亡迅雷による本社襲撃を(自作自演であることは伏せて被害者ぶることで)利用し、世論を誘導。さらにA.I.M.S.が亡を雇用していたことをスキャンダルとして政府による圧力に結び付け行動を制限、ソルドのデモンストレーションを画策。

しかし、ソルドも含む全てのヒューマギアを解放しようという4人の信念のために再び仮面ライダー滅亡迅雷となることを決断した滅亡迅雷.netによってソルドが解放されて計画は綻び、単身滅亡迅雷に挑むもかなわず、必殺技「滅亡迅雷インパクト」の直撃を受けて敗北。なおも立ち上がるがすでに致命傷を負っており、最期の言葉とともに倒れ、そのまま死亡した。


「ZAIA…forever(ZAIAよ…永遠なれ)…!!」


自身の創造物であったアークと同様に己の野望のために利用した相手に足を掬われるという皮肉な末路であったが、最期の表情にはどういうわけか笑みすら零れていた。

『ゼロワン』の劇中において、人間の変身した仮面ライダーの敗北によりその変身者が死亡したのは初である。


残した影響

結果的にソルドはマスブレインシステムから解放され自我を得たことで、兵士としての冷静さも統率も喪失。ついでにZAIAエンタープライズジャパンのビルまでも破壊され、もともとヒューマギアの国防への導入を断る口実を探していた日本政府の思う壺となった。

一方で、彼が命を落としたことで、その命まで奪った滅亡迅雷に対し不破諌との溝を産むこととなり、結果的に彼の「正義」を焚き付けて次の争いの火種となっている。もっとも、焚き付けたところでもはや売る「物」どころか売る「者」すら存在しないのだが…。


リオンの死後、ZAIAエンタープライズが倒産した事が『仮面ライダーゲンムズ』で語られており、続編の『ゼロワン_Others_仮面ライダーバルカン&バルキリー』では自我を得たソルドが意見分裂を起こし、A.I.M.S.派と滅亡迅雷派に分かれ争う事態が発生。


最終的には不破と唯阿の奮闘によりこの対立は収まり、ソルド9とソルド20が「世界の悪意を監視する」という滅亡迅雷.netの意志を引き継ぐことになったが、その裏でかつての滅亡迅雷.netの4人はバックアップごと破壊され消滅、不破も生死不明になっており(死亡説が濃厚)、結論だけ言えば現状が変わらないままリオンの野望が原因で仮面ライダーが5人一度にいなくなるという長期的に見ても最悪の結果に終わってしまった。


この一連の事件は全て飛電或人が宇宙にいる隙をついてのことであり、結果的に或人が地球に帰還するのが間に合わない内に終息することとなった。

この点から、多大な犠牲と混乱をもたらした意味では「試合に負けて勝負に勝った」と言うべき悪の大勝利となっているものの、それでも仮面ライダーゼロツーが不在の隙でなければこの結果は無かったのであり、或人の生存はリオンにも処理できなかった希望として残っていることとなる。

また、多くの犠牲とはいえ、「滅亡迅雷.netを巡る戦い」には彼らが復活せず消えたことで区切りがついており、ソルド達も9・20を中心に「人命を守るために戦うという正義のシンギュラリティ」に目覚めたため、リオンの想定したソルドとは大きく異なる未来が訪れるであろう。


余談

名前の由来はおそらく百万以上の数を表す英単語の接尾辞であるリオン(llion)+アークだと思われる。


関連タグ

仮面ライダーゼロワン  ゼロワン_Others_仮面ライダー滅亡迅雷

ZAIAエンタープライズ

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