入名クシュ
いりなくしゅ
「ごめん…寝ぼけてた…わけ…じゃ…ないん…だ…けど……(かくん)」
「あっ…ね、寝てないよ!?」
概要
いつも眠そうな魔法少女。
明るいうちは決して目覚めない体質のため常に眠そうで、出席日数が足りず進級が危ぶまれている。
真夜中は目が冴え、魔女退治では普段とは別人のような凛とした表情を見せる。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
人物像
名前や容姿の通り外国にルーツを持つが、日本生まれの日本人。曽祖父が日本人なので、血筋的には8分の1が日本人とのこと。両親が転勤族であり海外での生活が長かった。
願い事の影響で体内時計が半日ずれており、明るいうちは目が覚めない。夕方になってようやく目覚めるも眠りながら歩いたり、会話中急に眠ってしまうなど常に眠気が差している。
その反面夜は目が冴えるという夜型人間である。
この体質のため、学校では特例措置として夕方から補習を受けること、定期試験で優秀な成績を収めることで進級が可能ということになっている。
自らのミスとは言え自分を前述の体質にしたキュゥべえに並々ならぬ殺意を抱いている。
子供の頃見えていた妖精が大人になると見えなくなり、妖精や魔法の存在を忘れてしまうという童話を読んだ事がある為、魔法少女と魔女の存在や戦いが世間に知られておらず、周囲に知られる事が危険な点に関して気づいている。
ゲーム上の性能
2021年9月21日に実装決定。闇属性のアクセルゴリラ。
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×3 | ×0 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 17,151 | 7,756 | 5,561 |
コネクト「…私の手を取って」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★ | 与えるダメージUP[Ⅶ]& Accele MPUP[Ⅶ] |
マギア「粛清天使」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体に属性強化ダメージ[Ⅵ]& マギアダメージUP & 闇属性攻撃力UP(味全/3T) |
専用メモリア「」
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
イラストレーター |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 |
スキル「」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | ||
限界突破 |
活躍
魔法少女ストーリー
入名クシュ
- 1話「粛清少女の受難」
- ある日のこと。かりんが調整屋を訪れると既に先客が寝ている。みたまによれば、この見知らぬ魔法少女は入名クシュだという。と、みたまが名前を言ったときにクシュは寝ぼけながら反応してしまう。
- 「まだ学校じゃない」というクシュ、彼女はこれから学校に行って補習を受けるとのこと。というのも朝日が昇ると気を失うように寝てしまい、昼間は起きてられず、夕方になってようやく目が覚めるも、話の途中で寝てしまうという特殊体質である。なので日中は授業を受けられず、夕方に入って特別な補習を受けているのであった。
- そんな時に来訪したのはういと小さいキュゥべえ。やちよからのお使いで、株分けした観葉植物の鉢植えをみたまに届けに来たのだった。お礼にとうい達もお茶に誘うのだが、この時寝ぼけ眼のクシュの目に小さいキュゥべえが映り、臨戦態勢を取ってしまう。ひとまずういとみたまが小さいキュゥべえについて事情説明を行って誤解を解くことが出来た。
- しかしクシュは即答するレベルでキュゥべえを嫌悪。というのもこの体質になったのは魔法少女になった時に願いが影響したためで、「もう、朝なんて来なければいいのに…」と願ってしまったことから完全な昼夜逆転生活を送ることになったのである。
- クシュは両親の仕事の関係で外国を転々としながら暮らしており、いつも絵本や小説を読んで空想にふけっていた。そんなある時ある国で。隣に住むお姉さん、イベント「Only Dreamers」でも語られるアネカが魔法少女であること、そして彼女に救われたクシュにも魔法少女としての素質がある事を知る。アネカも本が好きで直ぐに仲良くなり、周りに何も無い街だったため、いつも2人で本のことを語っていた。しかし魔法少女のことを知ってから、物語上でしかあり得ないはずの存在が本当にある事がわかり、アネカから毎日そのことを聞いていた。
- そして、だんだんと昼間の普通の生活がつまらないものと感じるようになったクシュは「私もあんな風になれたら。でも数時間でまた退屈な朝が来る」と思い、そしてキュゥべえにお願いをしたのだった。その結果この特殊体質となり、「悪いことになるはずがない」と思い込んでいたのもあって、キュゥべえを嫌悪する一因となった。無論抗議もするが曰く「もし、キミの願いによって太陽が無くなって、地球が朝の来ない世界になっていたら、人類は今ごろ滅んでいただろうね」とつれない返事だった。
- 結局「原因不明の病気」扱いとして、日本に帰国後昔初等部に籍を置いていたことがある聖リリアンナ学園に復学扱いで特別に編入することができ、夕方に補習を受け、定期試験で上位の成績を収めれば進級できる、進級できない場合は留年とする特例措置が執られたのである。
- 「ねえ、私も主人公になれるってこと…?」
- 2話「粛清少女の困惑」
- お茶が無くなったところでみたまが新たに紅茶を入れてくるが、それはクシュが好きなローズヒップ。クシュは飲んでご満悦になるも、みたまのスマホの着信音に驚いてむせてしまう。
- みたまに届いたメッセージは妹からのたわいもないもの。なにやら北養区の山の奥、神浜郊外から市外の辺りに「少女吸血鬼」が出るという噂があるらしい、というもの。「ラプンツェル」と称する人物によるオカルト情報ページによれば、このページの愛読者が「吸血鬼による儀式の痕跡」を見つけ、さらに吸血鬼らしき人影にも遭遇したという。さらに「ふらふらと山に入った人」が「口から血を滴らせた少女」に気づいて逃げ出したという話もある。かりんは「マジカルきりん」でも吸血鬼編があったこともあり、案の定食いつく。
- と言うことでかりんはここにいる4人で週末の夜に行くことを提案するが、ういは流石に姉が心配するのでパス。クシュは「かりんは止めても1人で行く」ことを察して放っておけないからとついて行くことに。みたまはやはり妹がかりんの様な行動をするようなメッセージを送ってきたことから止むなく自分が代わりに行くことにした。その一方でみたまはクシュが八重歯であることに少し引っかかりを覚えていた。
- そして週末。かりんは吸血鬼対策グッズを持参。みたまはなんとレジャーシートと近所のパン屋で買ってきたクラブサンドイッチでピクニック気分。クシュは水筒とミニトマトが詰まった保冷ボックス。みたまは「怖いよりも楽しい方がいい」という気遣いだった。
- 行く途中でアシュリーと理子のコンビと合流。2人も吸血鬼の噂を聞いて動画撮影に来たのだった。ということで夜遅くなる前に事を直ぐにすませるため5人で向かうことになる。
- 北養区の山中、なかなかの荒れた山道で通りづらい。しかしそんな中でもクシュは歩きながら寝落ちしてしまう。だがクシュはこの近辺の地理を把握しているようで、地図で代替の場所を指し示した。どうやら神浜市外で魔女狩りするときはこの山道を通っていくようである。
- さらに奥に進むと辺りは暗く、そしてクシュは木の皮に点と棒で組み合わされた何らかの傷があるのを見つける。儀式の跡ではないかとさらに探すと、草が踏み荒らされ、獣道には何かを引きずった跡。と、その時光るものがあったので拾ってみると1台の小さなデジカメだった。拾った弾みで動画が再生されたのだが、よく見ればある少女による探検の模様の自撮り動画。この中で少女は怪しい人影を目撃し逃げ出すが、その時怪しい音がして動画の再生は終わる。
- 「…すぅ…………あ…え!?ね、寝てないよ…!?」
- 3話「粛清少女の誤算」
- 動画を見た一同、怪しい音に驚き、思わず逃げてしまう……がクシュがいない。一方の置いて行かれたクシュは平然としつつも、「ある存在」が近くにいることを察する。そんな時にお腹が鳴るクシュ、ミニトマトを食べて腹を満たすと、そこには予感したとおり魔女の結界があった。
- 他の4人もクシュを探すうちに結界に遭遇。結界に入るのだが、そこには既に魔女と戦うクシュの姿。だが、みたまは魔女が発する音で何かに気づく。
- 鮮やかに魔女を倒したクシュの姿にかりんとアシュリーは興味津々。と、よく見ればクシュの口に赤いもの。さっき食べていたミニトマトだった。吸血鬼みたいなその状況、ここでみたまが推論を出す。少女吸血鬼はクシュを見間違えたものだったのである。
- と言うのも、クシュは色白で八重歯。暗がりだと吸血鬼に見えてもおかしくない。またこの近辺を魔女の狩り場にしていること、さらに「ふらふらと山に入った人が口から血を滴らせた少女を目撃」というのは、魔女の口づけを受けて入ってきた人たちが助けられ、正気に戻った瞬間にミニトマトを食べていたクシュを見て驚いたのでは、というものだったのである。少し前にある魔女と戦ったのだが、その時動画に映っていた少女こと塁と一緒に戦っていたことも判明、動画の最後の音は魔女が襲ってくるときの声だったのである。決定的なのは動画を見直すと暗く映る人影はよくよく見るとクシュの姿だった。
- クシュは吸血鬼を倒す側に憧れていたのに、まさか吸血鬼に間違われると思わず恥ずかしがるが、他の面々はその格好良さを分かっていた。とりあえず吸血鬼の正体に関しては一件落着だが、気になることも。木に付けられた謎の傷や何かを引きずった跡。疑問に思っているときに謎の足音。さらによく見ると色白の少女の姿。「本物の吸血鬼?」と一同は逃げ出す。アシュリーは姿を撮ろうとするもカメラのバッテリーが切れてしまう。
- 後にアシュリーは動画サイトで件の場所に近づかないようフォロワーに向けて警告する動画を公開。みたまの妹もアシュリーの動画を見て怖がって行かないと決めたようではある。一方ういがさなに聞いた話では例のラプンツェルによるページで、デジカメが手元に戻った塁が提供した動画が公開されてしまっていた。これにはみたまも「こっそり動画消しておけばよかったかしら」と後悔。
- さて、最後に見た吸血鬼らしき人物の正体だが、実はこの森で暮らす予定で掘っ立て小屋を建てるために場所探し中のちかだった。獣道にあった跡は動物用の罠を仕掛けた事によるもの、傷も狩り用に使う自分固有の目印だった。これらが騒動の元になったため、人目に付かないようにすべくあれこれ思案しながら、やはり色白のちかの奮闘は続く。
- 「…………ふぁ!?ね、寝てな…嘘です、寝てました…」
期間限定イベント
梶の葉伝説の二人が出会った場所に建っていた祠にて、魔女を倒していたところでさやかに遭遇。
波間の声を探しているポン太の事を調べるため、リヴィアのトレーラーハウスを訪れる。
初主役。
ある日見知らぬおじさんからもらった謎の鏡。その鏡はユメミカガミのウワサによるもので、補習を受けに学園に来たクシュは鏡によって生成された空間に入り込んでしまう。
その空間で起きる内容が大好きな児童書「オトランドのうみべで」、しかも全て読むことができなかった事から自身の想像も加味した内容と似ていることから、それを手がかりに巻き込まれる形で空間に迷い込んだ七瀬ゆきか・牧野郁美と共に過去をやり直すべく、空間を彷徨うことになる。
その過程でかつて慕っていた魔法少女であるアネカとの過去を思い出し、アネカの亡き妹の代わりに連れてこられた代役で(それ故クシュはアネカの妹に似ているという)、アネカを苦しめて絶望の運命に追いやるだけの役割だったと知りアネカとの出会いをやり直すことにした。
衣装ストーリー
八雲みかげ(冬服)
作中初登場。
「オトラントのうみべで」という児童書を探すため夏目書房へと向かっていた道中、考え事をしていたみかげと衝突する。その後、みかげが偶然持っていたその本を譲ってくれるというので、本をショッピングモールの商品券と交換してもらう。