「ごめん…寝ぼけてた…わけ…じゃ…ないん…だ…けど……(かくん)」
「あっ…ね、寝てないよ!?」
概要
いつも眠そうな魔法少女。
明るいうちは決して目覚めない体質のため常に眠そうで、出席日数が足りず進級が危ぶまれている。
真夜中は目が冴え、魔女退治では普段とは別人のような凛とした表情を見せる。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 不明(生まれは日本) |
学校 | 聖リリアンナ学園 |
年齢/学年 | 不明/中学3年生 |
身長 | 不明 |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | もう、朝なんて来なければいいのに |
固有魔法 | 魔力吸収? |
ソウルジェムの形状/色/位置 | コウモリ型/真紅/胸 |
武器 | レイピア(長剣)とマンゴーシュ(短剣)(二刀流) |
キャラクターデザイン | 茨乃 |
声優 | 古賀葵 |
※学年:『ナハトメルヒェン』において美樹さやかよりひとつ年上と述べており、『Only Dreamers』で中等部3年と判明した。
八雲みかげの冬服衣装ストーリー『バレンタインストーリー2021』にて初登場したキャラクター。次に登場したイベント『ナハトメルヒェン』において、魔法少女姿が初めて明らかになった。
人物像
名前や容姿の通り外国にルーツを持つが、日本生まれの日本人。曽祖父が日本人なので、血筋的には8分の1が日本人とのこと。両親が転勤族であり海外での生活が長かった。
願い事の影響で体内時計が半日ずれており、明るいうちは目が覚めない。夕方になってようやく目覚めるも眠りながら歩いたり、会話中急に眠ってしまうなど常に眠気が差している。
その反面夜は目が冴えるという夜型人間である。
この体質のため、学校では特例措置として夕方から補習を受けること、定期試験で優秀な成績を収めることで進級が可能ということになっている。
自らのミスとは言え自分を前述の体質にしたキュゥべえに並々ならぬ殺意を抱いている。
子供の頃見えていた妖精が大人になると見えなくなり、妖精や魔法の存在を忘れてしまうという童話を読んだ事がある為、魔法少女と魔女の存在や戦いが世間に知られておらず、周囲に知られる事が危険な点に関して気づいている。
魔法少女として
白中心のゴスロリ風で、さながら吸血鬼のようにも不思議の国のアリスのようにも見える姿。
自称「最後の異端審問官」。
固有魔法は相手の魔力を自身の剣に吸収するというもの。
ゲーム上の性能
2021年9月21日に実装決定。闇属性のアクセルゴリラ。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×3 | ×0 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 17,151 | 7,756 | 5,561 |
★5 | Lv.100 | 22,000 | 9,750 | 7,253 |
コネクト「…私の手を取って」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 与えるダメージUP[Ⅶ]& Accele MPUP[Ⅶ] |
★5 | 与えるダメージUP[Ⅸ]& Accele MPUP[Ⅸ] |
マギア「粛清天使」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体に属性強化ダメージ[Ⅵ]& マギアダメージUP & 闇属性攻撃力UP(味全/3T) |
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[Ⅷ]& マギアダメージUP & 闇属性攻撃力UP(味全/3T) |
ドッペル「垂涎のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[Ⅹ]& マギアダメージUP & 闇属性攻撃力UP(味全/5T)& MP回復(自) |
専用メモリア「想い結ぶもの」
夢見た日々の証拠は、確かにこの手に残っていた
想いを込めるように、ゆっくりと髪に結ぶ
それを贈られた日の喜びも、希望を失った日の涙も
ぜんぶ忘れないでいたいから
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
イラストレーター | mepo |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 458 | 0 | 458 |
スキル「マギアアップ・サークル[Ⅲ]」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | マギアダメージUP[Ⅲ](味全/1T) | 8 |
限界突破 |
活躍
魔法少女ストーリー
入名クシュ
- 1話「粛清少女の受難」
- ある日のことかりんが調整屋を訪れると既に先客が寝ている。みたまによればこの見知らぬ魔法少女は入名クシュと言い、朝日が昇ると話の途中であっても気を失うように夕方まで寝てしまう特殊体質である。なので日中は授業を受けられず、夕方に入って特別な補習を受けているのであった。
- そんな時に来訪したのはういと小さいキュゥべえ。しかし寝ぼけ眼のクシュの目に小さいキュゥべえが映り、「もう、朝なんて来なければいいのに…」と願ってしまい、自身をこんな体質にした憎きキュゥべえという事で臨戦態勢を取ったが、ういとみたまが小さいキュゥべえについて事情を説明した事で誤解を解く。
- 元々クシュは両親の仕事の関係で外国を転々としながら暮らしており、いつも絵本や小説を読んで空想にふけっていた。そんなある時隣に住む魔法少女アネカと出会い、彼女に救われた事で同じく本が好きなアネカと意気投合。魔法少女のことを知ってから、物語上でしかあり得ないはずの存在が本当にある事がわかり、アネカから毎日そのことを聞いていた。しかしだんだん昼間の普通の生活がつまらなく感じるようになり、アネカへの憧れとわずか数時間でまた退屈な朝が来ると思ってキュゥべえにお願いをしたのだった。
- 自身の特殊体質について抗議したが彼曰く「もし、キミの願いによって太陽が無くなって、地球が朝の来ない世界になっていたら、人類は今ごろ滅んでいただろうね」とつれない返事だった。
- 結局「原因不明の病気」扱いとして、日本に帰国後昔初等部に籍を置いていたことがある聖リリアンナ学園に復学扱いで特別に編入することができ、夕方に補習を受け、定期試験で上位の成績を収めれば進級できる、進級できない場合は留年とする特例措置が執られたのである。
- 「ねえ、私も主人公になれるってこと…?」
- 2話「粛清少女の困惑」
- その時、みたまに妹からのたわいもないメッセージが届く。なにやら北養区の山の奥、神浜郊外から市外の辺りに「少女吸血鬼」が出るという噂があるらしい、というもの。かりんは「マジカルきりん」でも吸血鬼編があったこともあって案の定食いつき、ここにいる4人で週末の夜に行くことを提案するが、ういは流石に姉が心配するのでパス。クシュは「かりんは止めても1人で行く」ことを察して放っておけないからとついて行くことに。
- みたまは妹がかりんの様な行動をする旨のメッセージを送ってきたので止むなく自分が代わりに行くことに。一方でクシュが八重歯であることに少し引っかかりを覚えていた。
- そして週末。かりんもみたまもピクニック気分だがこれはみたまの「怖いよりも楽しい方がいい」という気遣いだった。行く途中で同じ目的のアシュリーと理子のコンビと合流し、夜遅くなる前に5人で現場に向かうことになる。
- 北養区の山中でクシュは歩きながら寝落ちしてしまうも、この近辺の地理を把握しているようで、地図で代替の場所を指し示した。どうやら神浜市外で魔女狩りするときはこの山道を通っていくようである。
- さらに奥に進むと辺りは暗くなるも1台の小さなデジカメを発見し、拾った弾みで動画が再生されたのだが、よく見ればある少女による探検の模様の自撮り動画。この中で少女は怪しい人影を目撃し逃げ出すが、その時怪しい音がして動画の再生は終わる。
- 「…すぅ…………あ…え!?ね、寝てないよ…!?」
- 3話「粛清少女の誤算」
- 動画を見た一同は怪しい音に驚き、思わず逃げてしまう……がクシュがいない。一方置いて行かれたクシュは予感したとおり魔女の結界を発見する。
- 他の4人もクシュを探すうちに結界に入るのだが、クシュの姿を目撃してすぐに魔女は倒された。そんな彼女の姿にかりんとアシュリーは興味津々だが、よく見ればクシュの口に赤いもの。それはさっき食べていたミニトマトだった。吸血鬼みたいなその状況からみたまは少女吸血鬼の正体はクシュを見間違えたものだったと結論づける。
- と言うのもクシュは色白で八重歯。暗がりだと吸血鬼に見えてもおかしくない。またこの近辺を魔女の狩り場にしていること、さらに「ふらふらと山に入った人が口から血を滴らせた少女を目撃」というのは、魔女の口づけを受けて入ってきた人たちが助けられ、正気に戻った瞬間にミニトマトを食べていたクシュを見て驚いたのでは、というものだったのである。
- 少し前にある魔女と戦ったのだが、その時動画に映っていた少女こと塁と一緒に戦っていたことも判明、動画の最後の音は魔女が襲ってくるときの声だったのである。決定的なのは動画を見直すと暗く映る人影はよくよく見るとクシュの姿だった。
- クシュは吸血鬼を倒す側に憧れていたのに、まさか吸血鬼に間違われると思わず恥ずかしがるが、他の面々はその格好良さを分かっていた。とりあえず吸血鬼の正体に関しては一件落着だが気になることも。木に付けられた謎の傷や何かを引きずった跡。疑問に思っているときに謎の足音。さらによく見ると色白の少女の姿。「本物の吸血鬼?」と一同は逃げ出す。アシュリーは姿を撮ろうとするもカメラのバッテリーが切れてしまう。
- 後にアシュリーは動画サイトで件の場所に近づかないようフォロワーに向けて警告する動画を公開。みたまの妹もアシュリーの動画を見て怖がって行かないと決めたようではある。一方ういがさなに聞いた話では例のラプンツェルによるページで、デジカメが手元に戻った塁が提供した動画が公開されてしまっていた。これにはみたまも「こっそり動画消しておけばよかったかしら」と後悔。
- さて、最後に見た吸血鬼らしき人物の正体だが、実はこの森で暮らす予定で掘っ立て小屋を建てるために場所探し中のちかだった。獣道にあった跡は動物用の罠を仕掛けた事によるもの、傷も狩り用に使う自分固有の目印だった。これらが騒動の元になったため、人目に付かないようにすべくあれこれ思案しながら、やはり色白のちかの奮闘は続く。
- 「…………ふぁ!?ね、寝てな…嘘です、寝てました…」
期間限定イベント
梶の葉伝説の二人が出会った場所に建っていた祠にて、魔女を倒していたところでさやかに遭遇。
波間の声を探しているポン太の事を調べるため、リヴィアのトレーラーハウスを訪れる。
初主役。
ある日見知らぬおじさんからもらった謎の鏡。その鏡はユメミカガミのウワサによるもので、補習を受けに学園に来たクシュは鏡によって生成された空間に入り込んでしまう。
その空間で起きる内容が大好きな児童書「オトランドのうみべで」、しかも全て読むことができなかった事から自身の想像も加味した内容と似ていることから、それを手がかりに巻き込まれる形で空間に迷い込んだ七瀬ゆきか・牧野郁美と共に過去をやり直すべく、空間を彷徨うことになる。
その過程でかつて慕っていた魔法少女であるアネカとの過去を思い出し、アネカの亡き妹の代わりに連れてこられた代役で(それ故クシュはアネカの妹に似ているという)、アネカを苦しめて絶望の運命に追いやるだけの役割だったと知りアネカとの出会いをやり直すことにした。
衣装ストーリー
八雲みかげ(冬服)
作中初登場。
「オトラントのうみべで」という児童書を探すため夏目書房へと向かっていた道中、考え事をしていたみかげと衝突する。その後、みかげが偶然持っていたその本を譲ってくれるというので、本をショッピングモールの商品券と交換してもらう。
関連イラスト
関連タグ
由良蛍:ぐうたらですぐに寝てしまう
里見太助:クシュの愛読書「オトラントのうみべで」の翻訳に携わったことが明かされている。
第二部12章のその後は学校に現れないのにトップの成績を収めた事が話題となり、児童書を夜の高いポテンシャルの力で書き進めているという。