カンガルー・デッドマン
かんがるーでっどまん
康「この悪魔は、簡単に貴方の首を引きちぎれますが、それでも貴方は法廷に立つのですか?」
データ
- バイスタンプ:カンガループロトバイスタンプ
- 身長:222.2cm
- 体重:107.5kg
- 特色/力:パンチ力/跳躍力/爆弾
概要
第6話「エビルの正体!衝撃のショータイム!?」より登場。
悪徳弁護士・工藤康(演:河相我聞)がオルテカより渡されたカンガループロトバイスタンプを用いて生み出したカンガルー型のデッドマン。
カンガルーの遺伝子情報を会得しており、バネのように跳ね回る軽快なフットワークと両手に装備した折り紙の風船型のグローブ「ガルーバルーン」により衝撃波を発生させるほどの強烈なパンチを放つ。
また、腹部のポケットには時限性の爆弾も潜ませており、契約者の「どんな手段を使ってでも勝つ」という努力しても無駄だと断定して弁護士の心を完全に捨てる程に腐りきった性根が反映されている。
ただ、高い戦闘力はガルーバルーンに依存しているので、何かの拍子で破壊されるとただピョンピョンと逃げ回るだけになってしまう。
爬虫類のような悪魔の身体に薄い緑色のカンガルーの折り紙を模したアーマーが装着されており、腹部には白い子カンガルーがおり、こちらも別の意思あるような描写がある。
両腕のガルーバルーンの下には、これまでの個体と違い人間のような手があるのも特徴。
モチーフ通り好戦的な気質であり、リバイスに挑発する仕草も見せる。
活躍
- 第6話「エビルの正体!衝撃のショータイム!?」
当時はうだつの上がらない弁護士だった頃に、デッドマンズベースにてオルテカからカンガループロトバイスタンプを授かった康が既に押印した状態で誕生。
康はデッドマンを操って、ここ1ヶ月自身の証言が有利になるよう他の弁護士の失踪(殺害した可能性もある)、脅迫や襲撃等といった卑劣な裏工作を行っており、今回の交通事故の裁判で加害者の江口剛志を無罪にしようと、被害者の成瀬まさるの証人を脅迫して裁判に出廷させないようにしていた。
しかし、彼の事務所に向かうも門前払いを受けた一輝がまさるの証人の事務所の来訪時間をバイスがチェックさせ、当日に密かにバイスをスマホを忍ばせ、脅迫現場を映像として撮影。
それを公開され悪事が露呈してしまい、ヤケになった康がプロトバイスタンプを使用して呼び出される。
変身したリバイスと交戦を開始し、いきなり仮面ライダーバイスに吹っ飛ばされるが軽いフットワークで翻弄し、ガルーバルーンから繰り出すボクシング戦法で攻め立て、ポケットの巨大化する爆弾でリバイスを爆破するも、爆破寸前でリバイスがマンモスゲノムにゲノムチェンジ。
マンモスゲノムの攻撃を食らった矢先、メガロドンゲノムにゲノムチェンジしたリバイのディヴァインソードでガルーバルーンを壊され大幅に弱体化。さっきまでの威勢は何処へやら、ただ逃げ回るだけになってしまい、最期はライオンゲノムの「ライオンスタンピングフフィニッシュ」を決められ敗北・爆散した。
だが、バイスタンプの持ち主の康は往生際悪く、彼のグルの裁判長と「江口がバイスタンプが持ち出し逃亡した」と濡れ衣を着せて、密かにバイスタンプを取り戻そうとしたが、一輝に証拠を抑えられて失敗に終わっている(この際バイスにテレビで見たキャラの真似で「工藤さん…貴方の、負・け・で・すゥ~」と煽られている。これまでの康の不遜な態度も相まってこの台詞のカタルシスは中々大きい)。
余談
- カンガルーをモチーフにした怪人は、『仮面ライダーストロンガー』に登場した奇械人ガンガル以来46年ぶりである(設定のみだが21年前に仮面ライダークウガにてズ・ガルガ・ダが登場している)。
- 宿主の工藤康を演じた河相氏は鎧武外伝にてアルフレッド/仮面ライダータイラントを演じて以来の仮面ライダーシリーズ出演となった。
- 宿主の名前は工藤公康、事件の被害者である姉弟の苗字は成瀬善久に由来すると思われる。
関連タグ
ダイナマイティングライオンレイダー:前々作の裁判話で暗躍した怪人。こちらは弁護士ではなく悪徳警察官が変身したもの。