零余子
むかご
「私は貴方様のために命をかけて戦います!」
CV:植田佳奈
活躍……というか、その儚い生涯というか……。
"下弦の伍"である累が倒された事に怒る無惨により、下弦の壱、弐、参、陸と共に召集される。
女の姿で現れた無惨に対して恐怖しながら「以前とは姿も気配も異なっていらしたので」と詫びるも、無惨は「誰が喋って良いと言った?貴様共のくだらぬ意思で物を言うな」と一喝。下弦の鬼達の不甲斐なさを責め立て始める。
詫びるだけで怒られる零余子も災難だが、さらに彼女(というか下弦たち)の受難は続く……
無惨は血を分け与えた者の思考を読み取ることができるため、その前ではいかなる嘘も隠し事も不可能。無惨は零余子に「お前はいつも鬼狩りの柱と遭遇した場合、逃亡しようと考えているな」と指摘する。必死に弁明する零余子に対して、無惨はパワハラそのものの滅茶苦茶な理屈で彼女の言葉をねじ伏せる(見出しの文章はその際のやり取り)。
もっとも実働部隊として十二鬼月に入ってからが本番としていた無惨の言からすれば命がけで戦うのは当然、策もなく柱との戦いを避けた時点で失格とされても当然といえば当然である。上記の弁明もやっていて当然の仕事と言われれば何の釈明にもなっていない。
そして涙目の絶望顔になった彼女は次の瞬間、無惨の触手に踏み潰されて食われたのであった。
余談
総登場コマ数16コマ。無惨の恐怖と理不尽さを引き立てるためのモブキャラの部類なのだが、「ひたすら怯えて、絶望顔でガタガタ震える鬼娘(しかもルックスはかなりレベルが高い)」というキャラのせいか、一部では妙な人気がある。
人気
その不憫すぎる扱いゆえに密かに人気を獲得していたキャラであった。