はじめに
当記事は「ディディーコング」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第3作『大乱闘スマッシュブラザーズX』から参戦。
ファイター番号は36、通り名は南国の軽業師。
声はドンキーコングと同じくSEで、現実におけるチンパンジーの鳴き声を採用している。
そのため原作シリーズよりもやかましい。
特徴
通常必殺ワザ | ピーナッツ・ポップガン |
---|---|
横必殺ワザ | モンキーフリップ |
上必殺ワザ | バレルジェット |
下必殺ワザ | バナナのかわ |
最後の切りふだ | バレルジェットパニック(forまで)、ハイパーバレルジェット(SP) |
軽業師らしくアクロバティックな動きで戦う。『for』からはより動きのしなやかさが追求されており、手足がゴムのようによく伸びる。
必殺ワザでは『ドンキーコング64』の「ピーナッツ・ポップガン」や「バレルジェット」を使う。
最大の特徴は、下必殺ワザでアイテム「バナナのかわ」を自由に生み出せること。このバナナのかわを生かした立ち回りがディディーの面白みであり、また難しい点でもある。なお、このバナナのかわは相手にも取られてしまうので注意。
経緯
大乱闘スマッシュブラザーズX
当初はディクシーとペアで参戦する予定だったが、色々と難しかったため単独での参戦となったらしい。
この作品のみ「バナナのかわ」が2個まで出せた。さらに相手に当てても消えない仕様だったため、踏み台ジャンプを駆使しながらバナナを当て続ける「バナナ連」と呼ばれる永久パターンが使え、アイスクライマーの永久投げ連と並んで問題視された。それでもなお遥か上には遠く及ばないのが実情だったが…
最後の切りふだは「バレルジェットパニック」。
バレルジェットで飛び回りながらピーナッツを乱射する。ピーナッツはディディーの向きとは逆の方向に飛ぶので注意(例えば上向きなら下に飛ぶ)。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
本作から一度に出せる「バナナのかわ」が1個までとなり、さらに1回当てただけで消えるようになったため、「バナナ連」が封印された。
しかし、『for』のディディーで恐ろしいのはコンボ性やダウン連である。
下強攻撃始動で撃墜まで可能なコンボ性能、「バナナのかわ」で転ばせると確定で投げやスマッシュ攻撃が通る、近づかれてしまえばダメージを簡単に稼がれて撃墜……
この驚異的なコンボ性や突破力で最強キャラの一角と言われており、特にアップデート(Ver.1.0.6、Ver.1.0.8)で弱体化されるまでは一強と呼ばれるほどだった。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
「バナナのかわ」が1本につき2回まで当てられるようになった。
また、長らく一部ステージで下必殺ワザ「バナナのかわ」による永久パターンが使えたが、Ver.8.0.0でようやくクールタイムが激増。それでも一部の永久パターンは残っていたものの、Ver.11.0.0でクールタイムがさらに増加したことで完全に消滅することになった。
全体的に見れば強化点が多いが、下強・上強・空上・空前の持続・下スマのリーチ短縮に加え、システムの影響で高%での上投げ始動のコンボが出来なくなる、「バナナのかわ」を高く投げるようになるなど、前作で彼を強キャラたらしめた部分に関しては弱体化が目立つ。
とはいえ、Ver.3.1.0やVer.8.0.0で大幅な強化が施され、現在はそれなりの立ち位置を取り戻している。
空中戦の強さとコンボ性は今回も健在で、新しいコンボや立ち回りも開拓されている。単なる弱体化に留まらない、可能性を秘めたファイターに生まれ変わったと言えるだろう。
操作系の切りふだの廃止に伴い、ディディーの切りふだも画面内を縦横無尽に飛び回った後、一番多くのダメージを与えたファイターに対して突進を仕掛ける「ハイパーバレルジェット」に変更された。
勝ちあがり乱闘「バディーコング」
ROUND | 敵 | 味方 |
---|---|---|
1 | クッパ、クッパJr. | マリオ |
2 | リドリー(メタリドリー)、ダークサムス | ゼロスーツサムス |
3 | ガノンドロフ | ゼルダ |
4 | ミュウツー | ポケモントレーナー |
5 | デデデ、メタナイト | カービィ |
6 | キングクルール | ドンキーコング |
BOSS | マスターハンド&クレイジーハンド | ドンキーコング |
各作品の味方側ファイターと一緒に、宿敵やライバルと戦っていく。
恐らく原作シリーズにおいて2人1組で行動することが由来と思われる。
余談
『スマブラ』のファイター達は(一部例外を除いて)負けた時に拍手して勝者を称えるのだが、『X』のディディーコングは拍手せず、帽子を脱いで頭を掻いていた。
『for』以降では普通に拍手するようになっている。