概要
第7世代である『ポケットモンスター サン・ムーン』およびマイナーチェンジ版『ウルトラサン・ウルトラムーン』の女主人公。
カントー地方出身で、母親と共にアローラ地方に引っ越してきた。
母親の手持ちに通常のすがたのニャースがいる。父親もいるようだが登場せず、詳細は不明。
年齢はアローラ地方の島巡りができる11歳。
従来と異なり家は町中ではなく1番道路に建っており、近くの浜辺にはククイ博士の研究所がある。
前作『XY』と同様に髪形の変更や着せ替えが可能で、今作では帽子も外せるようになった。女主人公限定でリップも付けられる。
その一方でミニキャミソールなど『XY』に存在したへそ出しの衣装はなくなっている。ただし新要素のポケモンライドで着用する専用服ライドウェアにおいて、ラプラス、サメハダーに乗る時のみへそ出しの衣装になっている。
『USUM』ではハウオリシティのブティック「グラシデア」の「ラランテスコーデ」だけだが、通常時に着られるへそ出し衣装が復活した。
ポケモン本編のゲーム開始時といえば、名前入力前に博士から「きみは男の子?それとも女の子?」という質問をされるのがお決まりだったが、今回はそのような設問はなく、
ククイ博士からは「どの写真がいいか教えてくれ」と、8種類のパターン(性別&肌色)を提示される。
ポケモンGOでいうところの「スタイル」に近い扱いと思われる。
容姿
SM
初期状態の服装は天辺に花が付いた赤いニット帽、花柄のカットソー(中には白いシャツを着用)、緑のホットパンツ、赤と黒のスニーカー。
髪形は内向きのボブカット。
この衣装は『USUM』でもブティックで購入することで着られるようになる。フェスサークルは前作と連動しているので、そちらでフェスコインの購入も可能。
USUM
初期状態の服装は、赤い花飾りの付いた麦わら帽子、橙地に花柄のホルターネック、白いショートパンツにサンダル。
髪形は三つ編みのおさげ髪。SMのボブカットにもヘアサロンで変更可能。
マイナーチェンジ版で服装だけでなく初期髪形も変わっているのは歴代初。
名前について
第3世代~第6世代の主人公の大半は、選ばれなかった方もNPCとして何かしらの形で登場しており、そこから名前が定着するのが恒例だった。
しかし第7世代からはこの仕様が廃止され、選ばれなかった方は一切登場しなくなっている。
アニメにも登場していないため、当初は固有名詞が存在しなかった。
そのため、発売前のPVにおけるバトルロイヤル紹介映像で登場したトレーナーの一人から取って、「ミヅキ」の名前で呼ばれている。
作中に登場するポケモントレーナーのOLにもこの名前が使われているため通称として相応しいかどうか議論になっていたが、2017年7月にコトブキヤの「ARTFX J ミヅキ with モクロー」とグッドスマイルカンパニーの「figma ミヅキ」のフィギュアが発表され、公式名称となった。
マイナーチェンジ版の『USUM』のPVでは「コウミ」という『SM』とは異なる名前が使用されており、このことからUSUMの彼女をその名前の別人として区別して扱うプレーヤーもいる。 公式攻略本でもUSUMの女主人公のことを「コウミ」と表記している。
(ちなみに2021年7月と10月にポケモン公式アカウントが上げた動画内では、USUMの男主人公は「ヨウ」ではなく「コウタ」という名前で呼ばれている。)
ただし、『USUM』公式サイトでは主人公について「装いも新たに」と記載されており、『SM』版から別人になったという確証はない。
また、『USUM』の設定資料には、『SM』の初期髪形で『USUM』の初期衣装を着た姿も描かれている。
『USUM』版を『SM』版と同一人物と取るか別人と取るかはプレイヤーそれぞれで解釈が分かれているが、
- 初期衣装と髪形が異なるだけで顔立ちは同じ
- 着せ替えで全く同じ見た目にできる
- 母親が同じ
といったことから同一視することも多い。
そのため、歴代のマイナーチェンジ版の主人公と同様に衣装が変更された同一人物として扱う場合は『USUM』版の姿でも「ミヅキ」が用いられ、別人として区別して扱う場合は「コウミ」が通称として主に用いられる。
海外ではどちらも「Selene」という名の同一人物として扱うことが主流だが、日本と同様に「Moon」「Ailey」(それぞれムーン、コウミに対応)といった複数の通称が存在している。
以上のように複雑な経緯を辿っていることから、本サイトではこのSM♀主をメイン記事として建てている。
現状それぞれの名前のタグが使用されているが、上述の理由もあって「コウミ」でのタグ登録数は「ミヅキ」と比べるとかなり少ない。
本タグを含めた3つのタグが使われているため、同一人物とみなして彼女のイラストを検索する場合は「ミヅキ(トレーナー) OR コウミ OR SM♀主」の形が最も望ましいと言える。
特徴
ゲーム中では「はい」「いいえ」以外の様々な選択肢が頻繁に登場する。
ハウやリーリエ等の同年代以外の大人に対しては主に選択肢に敬語が加わるが、さりげなく年上のグズマに対してもタメ口である。
公式イラスト等では表情豊かに描かれている一方、作中では少し微笑んだデフォルトの表情のままでいることがほとんどのため、プレーヤーからは無表情だと言われることも。しかし、ムービーやZワザのモーションなどでは笑顔や驚いた顔を確認できる。
この仕様については他のキャラクターの表情がはっきり表現されている分主人公だけが浮いて見えるという指摘も多く、改善が望まれていたが『USUM』でも変わりはなかった。
(この時の反応を受けてか、次回作の『ソード・シールド』では主人公もムービーやフィールド上で場面に合った表情に変わる仕様になっている)
二次創作では無表情をネタにしたものもあるが、普通に喜怒哀楽が描かれた作品が大半である。
今作では他の家のベッドで寝ることができ、その際に詳細すぎる感想を述べるため、アニポケデントの○○ソムリエに準えてベッドソムリエと称されることも。
メインキャラクターでは、リーリエ、マオ、スイレン、グズマ、ルザミーネ等のベッドの寝心地を確かめることが可能。
各島の食堂やレストランで食事をする際、メニューごとに詳細な食レポを披露する。
しかし、クセが強かったり極端に量が多かったりするスペシャルメニューは完食できず、途中でギブアップしてしまう。和食の店と思しきマリエシティの「ローリングドリーマー」でのみ全てのメニューを残すことなく食べられる。
物語をある程度進めると、特定のキャラクターと一緒に食事を取れるようになる。
関連イラスト
サン・ムーン
ウルトラサン・ウルトラムーン
関連タグ
ムーン(ポケスペ)…ミヅキをモデルにした『ポケットモンスターSPECIAL』のキャラクター。