概要
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドに登場する戦士たちの通称。
かつてのハイラルにおいて厄災ガノンの再来が予期された際に、それから国を守るためハイラル王の命によって集められた各部族の特別な戦士のこと。
ガノン封印の力を持つゼルダ姫を長に、そして退魔の剣マスターソードを受け継いだ騎士リンクを厄災封印の要とした。
加えて太古に古代シーカー族が生み出した巨大機動兵器「神獣」を操る乗り手としてゴロン族、リト族、ゾーラ族、ゲルド族から選出された優秀な4人が神獣の繰り手となり、退魔の騎士を援護する任を受け持った。
青字のスカーフを共通のシンボルとしている。これはゼルダが作ったもの。
リンク以外の全員は100年前の大厄災でカースガノンたちとの戦いにより命を落としており、本編では既に故人となっている。以後も100年間、カースガノンたちの呪縛によって魂を囚われ続けていた。
100年前を描いた厄災の黙示録では存命中のためプレイアブルキャラとして操作が可能となっている。
メンバー
CV:武田幸史
ゴロン族の英傑。
大型かつ最重量の巨岩砕きを片手で軽々と振るう怪力の持ち主。
普段は冷静で温厚だが、戦闘になると勇猛果敢に敵をなぎ倒す一面も持つ。
CV:山口登
リト族の英傑。
リト族の飛行能力と弓を使った空中戦が得意。
リンクのことがどこか気に入らない様子で、ことあるごとに容赦ない毒舌をふるう。
風のタクトのメドリなどと違い、本物の鳥のような顔つきで、その顔つきと自信満々な性格から、同じ任天堂作品に登場する某パイロットに似ていると話題になっている。
CV:一色まゆ
ゾーラ族の槍使いの英傑。
口数が少ない引っ込み思案な性格の少女で、今作のリンクとは幼馴染。
他のゾーラ族にはない特別な治癒の力を持っている。
CV:下田レイ
ゲルド族の族長の英傑。
盾と剣による近接戦闘を得意とする。
姉御肌且つ男勝りでぶっきらぼうだが、仲間思いで人望が厚い。
余談
かぢばあたる版『神々のトライフォース』には、オリジナルキャラクターとして「カニカ」というガノンの元参謀が登場する。
両親と村人たちで仲良く暮らしていた学者の青年だったが、魔盗賊ガノンによって村を焼き払われてしまい「トライフォースの力で両親を生き返らせてやる」と脅し付けられ無理や参謀にさせられた。
ガノンがそんな約束を守るわけがなくカニカは600年に渡って支配され続けて来た。彼が600年も生きて来れたのは、ガノンがトライフォースに「不老不死」を願ったことで聖地(闇の世界)の時間を止め、そこにいる者たちを不老にしてしまったため。しかもガノンは封印戦争に敗れ賢者たちに封印されたため、カニカは叶うはずもない願いを叶えるためガノン復活に加担するしかなかった。
当初はリンクたちを罠に掛けるべく正体を隠して「仲間」として近づくが、彼らと過ごす内に自分のやっていることが正しいことなのかと疑問が生じて行く。最終的にアグニムに苦戦するリンクたちを助けるべく行動を起こし、リンクの危機を救った直後にアグニムによって命を奪われた。だが600年の呪縛から解き放たれ、「仲間たち」に看取られながら迎えた最期は安らかなものだった。
その境遇は、カースガノンの呪縛により100年ものの間、魂を囚われていた英傑たちと似ていなくもない。死して尚役割を果たしリンクの助けになるという部分も、自らの命と引き換えにリンクを助けたカニカと通じるものがある。