概要
規模を問わなければ芸能界では日常的に行われていることで、芸能界を扱った作品でも必ずといっていいほど登場する。
新人を発掘するために素人を公募するものと、企画に必要な人材を選ぶためにプロの芸能人を審査するものがある。
前者の場合、オーディションの様子を一般に公開する"公開オーディション"という手法があり、テレビ番組にまでした"オーディション番組"も90年代には隆盛した。
これには早くからファンを獲得し、コンテンツとして注目させるという利点がある。
中には、オーディションの前からすでに結果が決まっており、「オーディションの中から選ばれた」というハクをつけるために開催される場合もあるようだ(出来レース)。
補足
なお、goo辞書によると上記の意味の他に
- 新作番組の試作版。
- 放送番組・レコードなどの試聴。
といった意味がある(国語辞書より)。
関連タグ
外部リンク
オーディションとは (オーディションとは) - ニコニコ大百科
村上龍の『オーディション』
『オーディション』とは、村上龍による小説。および、それを原作とした三池崇史監督の映画。
概要
月刊誌『PENTHOUSE JAPAN』連載。
1997年5月、ぶんか社より単行本発売。
同年12月、幻冬舎より文庫化(幻冬舎文庫)。
1999年、映画公開。
主演は石橋凌。
あらすじ
映画業界で働く友人の吉川は、再婚を考える青山にオーディションの開催を持ちかける。
架空の映画企画を立ち上げ、女優志望者を募集し、その中から再婚相手を選ぶのだ。
そしてオーディションに山崎麻美が現れる。何もかもが青山の理想。貞淑で、しとやかな美人。
青山はすぐに心を奪われる。麻美もまた、青山を恋人として受け入れる。とんとん拍子に再婚はうまくいくかと思われたが――麻美は心に闇を抱えていた。
麻美が求めた"完璧な愛"、その手段は猟奇殺人におよぶ。
映画
アートポート配給。R-15指定。
1999年10月6日、カナダで初公開。
2000年3月3日、日本公開。
2007年、アメリカの『TIME』が発表した「ホラー映画トップ25」において、邦画で唯一選出される。
キャスト
青山重治:石橋凌
山崎麻美:椎名英姫
青山重彦:沢木哲
吉川泰久:國村隼
車椅子の老人:石橋蓮司
青山良子:松田美由紀