オーディション
おーでぃしょん
オーディション(audition)とは、俳優、声優、歌手、モデル、お笑い芸人といった芸能人を選定するための採用試験。
概要
規模を問わなければ芸能界では日常的に行われていることで、芸能界を扱った作品でも必ずといっていいほど登場する。
新人を発掘するために素人を公募するものと、企画に必要な人材を選ぶためにプロの芸能人を審査するものがある。
前者の場合、オーディションの様子を一般に公開する"公開オーディション"という手法があり、テレビ番組にまでした"オーディション番組"も90年代には隆盛した。
これには早くからファンを獲得し、コンテンツとして注目させるという利点がある。
中には、オーディションの前からすでに結果が決まっており、「オーディションの中から選ばれた」というハクをつけるために開催される場合もあるようだ(出来レース)。
オーディション番組
リアリティ番組が多数放送されているアメリカでは、全米の視聴者が電話投票で参加する人気オーディション番組が多数存在する。
代表的なものに歌唱力を競うオーディション番組「アメリカン・アイドル」がある。
村上龍の『オーディション』
『オーディション』とは、村上龍による小説。および、それを原作とした三池崇史監督の映画。
あらすじ
映画業界で働く友人の吉川は、再婚を考える青山にオーディションの開催を持ちかける。
架空の映画企画を立ち上げ、女優志望者を募集し、その中から再婚相手を選ぶのだ。
そしてオーディションに山崎麻美が現れる。何もかもが青山の理想。貞淑で、しとやかな美人。
青山はすぐに心を奪われる。麻美もまた、青山を恋人として受け入れる。とんとん拍子に再婚はうまくいくかと思われたが――麻美は心に闇を抱えていた。
麻美が求めた"完璧な愛"、その手段は猟奇殺人におよぶ。