皇帝ペンギン2号(こうていペンギンにごう)は、『イナズマイレブン』シリーズに登場する必殺シュートである。
概要
3人技。1人が指笛を鳴らすことで地面から顔を出した青いペンギン5羽(設定ではペンギン型ミサイル)が上空へ飛び上がり、他の2人で同時に蹴ったサッカーボールと共にゴールへ向かって行く技。ペンギン達は複雑な軌道を描きながら飛び、ゴール前でボールと合流する。
シリーズの中でも知名度、人気共に高い必殺技。伝統的に鬼道有人など帝国学園の生徒が使用し、「帝国といえばペンギン」というイメージを作り上げた。
帝国学園の必殺技にペンギンが起用されたのはおそらく、帝国といえば皇帝→皇帝といえばコウテイペンギンという連想からだと思われる。
ペンギンの飛ぶ姿のカメラワークが何気に「板野サーカス」になっているのも特徴。
アニメでは一貫して鬼道が指笛を鳴らして始動を担当。しかし、ゲーム版では佐久間次郎の持ち技である。
『イナズマイレブン』の序盤において初めて登場した「ペンギン」と名の付く技だが、「2号」であるのは、威力は高いが非常に負荷が大きい個人技、皇帝ペンギン1号の改良型であるため。
それでも足にかなり負担がかかる様子。
改良前の皇帝ペンギン1号は『イナズマイレブン2 脅威の侵略者』で初登場。全身の筋肉が悲鳴を上げ激痛が走る禁断の技で、佐久間が使用する。
シュートモーション
- 鬼道が指笛を鳴らすと同時に他2人が互いの間隔を平行に保ったまま前方にダッシュ。
- 指笛の合図を聞いた5羽のペンギンが地面からポコンと顔を出す。
- 「皇帝ペンギン!」と言うと共に鬼道がボールを前の二人の間に向かって蹴る。同時にペンギンは上空へ飛び上がる。
- 「2号!」と叫ぶのと同時に前方の2人がツインシュート(アレスの天秤では2人も高く飛び上がる)。
- ペンギンは複雑な軌道を描きながら飛び、相手の必殺技にくちばしを突き刺して打ち破る(アレスの天秤ではペンギンが一つのオーラとなる)。
- シュートがゴールネットに突き刺さり得点(ゲーム版ではゴールに突っ込むと同時に爆発する)。
使用パターン
アニメでの始動は全て鬼道で、ボールを蹴る2人の組み合わせがいくつか存在する。
染岡竜吾と一之瀬
豪炎寺と染岡(コロコロ版)
吹雪士郎と一之瀬
イナズマイレブンGOのアニメ版では天馬が住むアパートの住人ヨネおばあちゃんが使用して視聴者を驚かせた。
イナズマイレブンGOギャラクシーでは黒岩流星(影山零治)が使用。パートナーはバラン兄弟。
超次元ドリームマッチでは不動がバダップ・スリード、白竜をパートナーとして使用している。
戦神シリーズ(仮)では
2017年5月13日に放送された『イナズマウォーカーVol.5』内で、新作・「アレスの天秤」に登場するペンギンのデザインを投票で決めるというコーナーがあったが、4匹の中から従来のデザインに決定された。
本編では佐久間が寺門、不動をパートナーとして使用している。上述の通り、シュートモーションがアレンジされている。その一方で高さが加えられたことにより、旧シリーズでの皇帝ペンギン3号の三次元の特権が奪われてしまっている。
続編「オリオンの刻印」では風丸が灰崎、水神矢をパートナーとして使用している。
イタリア戦では灰崎のシャーク・ザ・ディープを組み込んだオーバーライド「皇帝ペンギン2号feat.シャーク」を披露した。
pixivにおいて
帝国学園の生徒と一緒によくペンギンが描かれたり、ペンギンの格好になったりするのはこの技の存在が大きい。
ペンギンは鬼道や佐久間達のペットのように扱われている。