氷度笠
ひょうどがさ
「ギンガの光を誘い出す。深く冷たい眠りへ落ちろ………」
CV:宗矢樹頼
概要
第二十章『ひとりの戦い』に登場。
剣将ブドー率いるブドー魔人衆の精鋭であるブドー四将軍の2番手。
クラゲを模した三度笠を被った渡世人の様な姿をしており、自称「星から星への渡り鳥」。
投げた笠から氷の針を豪雨のように降らせる「夢凍(ゆめごおり)」と言う秘技を持ち、この針を受けたあらゆる生物は急激に体温が低下し、そのまま永遠の眠りに陥る。
尚、氷の針は口からも撃ち出すことが可能で、他にも爆発する針も飛ばす事が出来る他、武器の刀で「抜刀無惨斬り」という必殺剣を繰り出す等、四将軍の名に恥じぬ高い実力を持つ。
劇中ではギンガの光の捜索の為、自身の能力を駆使して全ての生物を永遠の眠りに落とそうと目論んだ。
劇中での活躍
ギンガの光が姿を潜ませる物の第8の手掛かりの1つである「夢より醒める物」、即ち全ての生物を永遠の眠りに落とすべく、夢凍で人々を次々と冷凍睡眠へと誘う。その最中に駆け付けたギンガマンと交戦し、レッドを抜刀無惨斬りで斬り伏せた後、5人に口からの氷の針を命中させ撤退。
これにより炎のアースを持つリョウマ以外の4人は体温が下がってそのまま2度と覚めぬ眠りに堕ちてしまい、リョウマは孤独な戦いを余儀無くされてしまう。
その後、出現したギンガの光を馬で追跡するが、それはイリエスの作り出した偽物に過ぎず、現れた獣走馬レッドスパークを駆るレッドと一騎打ちを繰り広げるが、ブルブラックの横槍を受け敗北。
その直後、「最後の奉公」としてバルバエキスを飲んで巨大化する。
ギンガレオンを口からの針で攻撃し、馬乗りになると刀で何度も斬り付けるが、重騎士の参戦によって形勢が逆転。銀星獣に大転生したギンガレオンの銀火炎に怯み、最期はブルタウラスの野牛鋭断を受け爆散した。
余談
モチーフはクラゲと渡世人だが、口から針を飛ばす姿から木枯らし紋次郎も含まれていると思われる。
声を演じる宗矢氏は今作が特撮初出演となった。次の出演は2年後の『未来戦隊タイムレンジャー』での爆弾魔ジェッカー役である。
edテーマの映像を除けば、氷度笠の登場回である第二十章を最後に乗馬シーンは登場しなくなる。