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スーパーマリオのアニメの編集履歴

2022-01-09 19:10:57 バージョン

スーパーマリオのアニメ

まりおのあにめ

任天堂の大人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズをアニメ化した作品

概要

スーパーマリオ」シリーズは日本を代表する世界的ゲームおよびキャラクターであるにもかかわらず、日本でテレビアニメ化されたことはなく、アニメ映画、CM、OVA数作品に止まっている。

海外ではテレビアニメが放送されていたが、本記事では日本で制作された映像作品を取り扱う。現在は全て廃盤のため、入手が困難。ほとんど子供向けに作られているが、ゲームファン、マリオシリーズのファンであったり、昔のアニメならではのシュールさや画質と音質から、大きくなっても十分楽しめる内容となっている。


なお、他のキャラクターはたびたび替わるものの、マリオの声はほとんどが古谷徹氏が演じている。


一覧

スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!(1986)

シリーズ初の日本語のアニメ映画。声優じゃない人の起用が多く、棒読みな人がいる一方で、意外となかなかにハマっている人もいたりする。なお、永谷園がバックについているため、当時販売していた「マリオふりかけ」「マリオラーメン」が唐突に現れる。

廃盤にはなっているものの、後に国民的アニメとなるアニメポケットモンスターを始め数々の任天堂のゲームがアニメ化されるきっかけとなったことを考えると後世に残した影響は計り知れない。


アマダアニメシリーズ スーパーマリオ(1989)

天田印刷加工が制作したOVAで、「一寸法師」「桃太郎」「白雪姫」をマリオのキャラクターが演じるという内容である。

なお、舞台の世界観はマリオシリーズの方に寄せているため、昔話ではあり得ない文明や展開があったりする(例として桃太郎では宇宙が舞台だったりなど)が、突っ込まないであげよう。

また、天田印刷加工にはアニメのノウハウがないうえに予算があまりなかったのか、よく見るとキャラが動いてなかったり使い回しのシーンがあったりイギーの後ろ姿がモヒカンだけの頭部が眼鏡をかけたものになっていたりするが、これはこれで古き良きというもの…かもしれない。

天田印刷加工が携わったアニメは他にかいけつゾロリがあるが、マリオのそれと比べて情報が少なく現時点では「まほうつかいのでし」しか発掘されていない。


スーパーマリオの消防隊(1989)

東映アニメーションが製作した防災教育用アニメ。なぜか日本で消防隊に入っていた(作中ではたまたま非番だったらしい)マリオとルイージが子供たちに火や災害の怖さを教えてくれる。同じくマリオの教育アニメとして「スーパーマリオの交通安全」なるものもあるが、こちらは消防隊と比べて情報があまりにも少なく(一応ルイージが登場せず、クッパが登場する事が分かっている模様)現在では地方の視聴覚センターにでも行かないと見ることはできないようだ……。また、貸し出しも然るべき団体様向けとなっている。違法アップロードとはいえYouTubeやニコニコ動画に上げられていたものも残念ながら削除されている。


マリオとヨッシーの冒険ランド(1991)

SFCソフトスーパーマリオワールドを30分にまとめたOVAで、バンダイが当時販売していた幼児向け知育玩具「てれびっこ」に対応している。(玩具がなくても普通の映像作品としても楽しめる。)マリオ、ルイージ、ヨッシーが冒険と途中でたびたび視聴者に向けて電話でクイズを出してきて、それに正解すると冒険が進んでいく。

キャラ設定や世界観、ストーリーの進み具合は今までの作品よりもゲーム版に近くなっている。


登場キャラクター

マリオ

CV:古谷徹

おなじみ主人公。


ピーチ姫救出大作戦

ルイージと共に食料品店を経営している。原作通りピーチ姫にゾッコンで、一目惚れした彼女を助けに向かうが、わかりやすい罠にも簡単に引っかかる。

水中で普通に呼吸や会話ができたり、帆にも船体にも穴が空いた沈没船を息だけで動かして飛ばすという脅威の肺活量の持ち主。

夜遅くまで周りが見えなくなるほど打ち込むゲーマー


アマダアニメ

  • 一寸法師

「ボクはマリオ♪一寸法師のマリオ♪

小さな身体に大きな望み♪

夢も大きくふーくらんで♪HOY!

希望の街へ♪フン♪フン♪マリオ♪」

子供のいない夫婦のもとに流れ星が落ちて生まれてくるが、当時はベビィマリオがまだいなかったために、ヒゲを生やした赤ちゃんとして生まれてくる立派なヒゲを蓄えた小太りのイタリア人のおっさんがベビー服によだれかけといった格好でギャン泣きしたり離乳食やミルクを飲む様はある意味必見。

その後は10年経って成長しても小指ほどの大きさにしかならない、1人で街へ出る、戦いの末戦利品の小槌の力で大きくなると、童話通りに進む。街へ出る際は、何度も「色んなことを勉強したい」という、かなり勤勉で努力家な姿勢を見せている。

なお、この世界では「一寸法師」は肩書きの名前のようで、ナレーターには「一寸法師のマリオ」とわざわざ言われている。

  • 桃太郎

ここでも空から落ちてきたヒゲを生やした赤ちゃんとして登場。ナレーターには「ヒゲを生やした元気の良い男の赤ちゃん」という中々のパワーワードで紹介されている。あと、「桃太郎」だが「マリオ」名義。一応、空から落ちてきた桃から生まれ、桃マークのハチマキをつけている。

  • 白雪姫

王子様ポジションだが、話の序盤から急に現れる。自らを「スーパー」マリオと名乗っている。森の小人のキノピオたちとは知り合いのようだ。ピーチ姫を助けようとするが、キノピオに全て任せて自分は旅に出るという無責任さも目立つ。

ピーチ姫を起こすシーンでは、おっさんが若い姫にキスしたり、眠ったまま持ち帰ろうとするのは流石にNGだったのか、旅先で女神からもらってきた薬を飲ますという風になっている。


スーパーマリオの消防隊

何故か普通の人間がいる普通の街に暮らしている消防士という、明らかに違和感バリバリの設定。初登場シーンでは非番だったらしく、火遊びをしていた子供2人に説教をしていた。その上かなり詳しい。


マリオとヨッシーの冒険ランド

主人公の1人として、冒険の途中でちょっとしたことでもたびたび視聴者に向けて電話でクイズを投げかけてくる。

  • ルイージに爆発物の処理や確認という危険な仕事を押し付け、爆発して黒焦げアフロになったルイージをヨッシー達と共に笑い物にする
  • それで拗ねて泣きながら立ち去ったルイージを「変なやつ」とバカにする
  • クッパとの決戦のために仲直りするも最終的にその件に関しては一切謝罪しない

という、歴代屈指の鬼畜さを持っている。


ルイージ

CV:水島裕(「ピーチ姫救出大作戦」、「冒険ランド」)、龍田直樹(「アマダアニメ」)、塩屋翼(「消防隊」)

マリオの弟。


ピーチ姫救出大作戦

お調子者で金にがめつい性格となっており、金貨や宝石があるとすぐに釣られてしまう。冒険では彼が荷物係であり、ツルハシやスコップを持ち歩いている。下手したら今作一番のMVP。

なお、現在の緑服とは違い、青い帽子とジャケットに黄色い服だった。また、ヒゲの形もマリオと同じギザギザ型である。マリオと違ってカナヅチ。

また、ワライタケを食べて笑っていたり、その後にもキノコを食べて情緒不安定になるという、現在では到底放送できないシーンがある。


アマダアニメ

  • 白雪姫

アマダアニメではこの作品にのみ登場。クッパ女王との決戦の最中、いきなり現れる。元の童話のどの人物のポジションにも相当しない

ナレーターの「スーパーマリオに、双子の弟のルイージがいたよねぇ?」と知っている前提での紹介もシュール。まぁよほどゲームに興味ないとかでもない限り知らない人はほとんどいないとは思うが……元の童話の人物からしたら「お前誰だ」感この上ない。

ちなみにここで彼の声を担当している龍田氏は、「一寸法師」ではマリオの父親役、「桃太郎」ではおじいさん役である。


スーパーマリオの消防隊

原作のようなヘタレっぷりは無く、マリオと同じく消防士となっている。ピーチ姫救出大作戦と同様にマリオを「アニキ」呼ばわりしており、何故か目にハイライトが無い。因みにスタッフクレジットの欄では名前がルイジと誤記されている。


マリオとヨッシーの冒険ランド

こちらは今までと違い、原作通り気弱で泣き虫な性格となっている。途中でマリオのせいで喧嘩して戦線離脱するが、赤ヨッシーの説得で復帰。


ピーチ姫

CV:山瀬まみ(「ピーチ姫救出大作戦」)、遠藤みやこ(「アマダアニメ」)、山本百合子(「冒険ランド」)

おなじみヒロイン。


ピーチ姫救出大作戦

マリオがプレイしていたテレビゲームの画面から現れ、マリオに助けを求めるも、クッパに攫われてしまう。

ことあるごとにマリオの助けを待ち憂いの表情を浮かべるが、なんと最後の最後で婚約者がマリオでないことが判明。マリオがピーチ姫と結ばれない作品はあるが、他の男性と結ばれたのはこの時ぐらいだろう。

なお、クッパとは対照的にかなり棒読み演技だが、挿入歌やエンディングはその担当声優が歌っている。


アマダアニメ

  • 一寸法師

川で遭難したマリオを救出し、マリオを連れて歩く。途中でクッパに狙われてしまう。その際「お前なんかと」とかなりの暴言を吐いている。

  • 桃太郎

なぜかハンマーブロスのおじいさんとおばあさんと共に暮らしている。序盤でクッパ大王に攫われ、結婚を断るも冷たい牢にぶち込まれてしまう。

  • 白雪姫

この世で一番美しい姫として登場。クッパ女王に騙されてリンゴを食べて倒れてしまう。目覚めた後にマリオのクッパ討伐に同行する。何度も襲われてんだから大人しく帰りを待っとけ。


マリオとヨッシーの冒険ランド

ヨッシーたちが暮らす恐竜ランドに旅行に行き、現地からマリオとルイージを誘うも、クッパに攫われてしまう。


クッパ

CV:和田アキ子(「ピーチ姫救出大作戦」)、佐藤正治(「アマダアニメ」)、郷里大輔(「交通安全」)、渡部猛(「冒険ランド」)

当然ながら全編通して悪役。


ピーチ姫救出大作戦

ピーチ姫を拐うところは原作と変わらないが、目的が結婚である(元々はクッパのかけた魔法をピーチ姫が解くのを防ぐため。ただし、近年では本編や漫画作品などでもピーチ姫との結婚や恋愛が目的であることが多い。)。また、ピーチ姫の作戦を見抜いたり、希望を捨てないピーチ姫を煽ったり、マリオたちを徹底的に始末しようとしてすり潰そうとするなどかなり卑劣さや狡猾さが目立つ。

特筆すべきCVが和田アキ子氏であることであり、意外なハマりっぷりからもたびたび話題となっている。

最後はのちに発売されるスーパーマリオ64のごとく投げられるが、その先では……。


アマダアニメ

  • 一寸法師

元ネタの鬼の役で、散歩中のマリオとピーチを襲う。一人称が「ボクちゃん」。戦闘シーンはマリオを踏み潰そうとした同じ映像を3回流しただけ。マリオに胃袋の中を針で刺され、最後は針でツノを斬られ眉毛を剃られてしまう

  • 桃太郎

ここでもやはりというか鬼の役なのだが、ナレーターからは「鬼のクッパ大王」とわざわざつけられている。コクッパたちを従えているが、原作でクッパ軍団の一員だった敵キャラがほとんどマリオ側に回っている。宇宙に浮かぶ大都会な星を拠点としている。

ピーチ姫に惚れて拉致するが、おじいさんに懇願されても平気で一蹴したり、結婚を断られると牢に入れたり、その後も各地を荒らし回ってお宝を強奪したりとかなり性格が悪い(この辺は前述の「ピーチ姫救出大作戦」と似たような役回りである)。また、自分が一方的に放り込んでおきながらしばしば牢を訪れ、「早く機嫌を直して結婚しておくれ」と笑顔でごまをするも、ピーチ姫にはガン無視されている。

  • 白雪姫

なんと女装したクッパ女王として登場。3作の中では唯一1番最初に登場し、ナレーターからもキノピオからも「自惚れ屋のクッパ女王」と散々な言われっぷり。

また、ピーチ姫を襲う動機が「自分より美しいのが気に食わないから始末する」という、童話通りでこそあるのだが珍しくピーチ姫が嫌いなクッパが見られるのは今作だけ。

スーパーマリオの交通安全

情報が少なく詳細は不明だが、少なくとも誘拐犯役として登場し、幼女を誘拐しようもしていた。車に轢かれそうになった所をマリオに倒されて逮捕されたようだが、どちらかと言うとクッパが怪我するよりも、車が壊れそうな気もする。

マリオとヨッシーの冒険ランド

恐竜ランドを占拠し、多数の部下をけしかける。


キノピオ

CV:山本百合子江森浩子、小宮和枝(「ピーチ姫救出大作戦」)、遠藤みやこ(「アマダアニメ」)


ピーチ姫救出大作戦

当時は「ピーチ姫の侍女」という設定が残っていたため、キノコのカサの帽子を被った美少女の姿で登場する。クッパの魔法によってコインやアイテムなどの姿に変えられており、助け出してくれたマリオにパワールアイテムなるもののうちのキノコと花(スーパーキノコファイアフラワー)を授けた。

なお、現在のバージョンのキノピオも住民として登場している。


アマダアニメ

  • 白雪姫

「おいらキノピオ!みんな仲良し!森のアイドル!」

ルイージと同じく今作だけに登場。森に住む小人たちのポジションで7人いる・・・・・・・が、とあるシーンで1人増えている。喋る時は大抵全員でハモっている。また、スーパーキノコの役割も担っているようで、クッパとの決戦の際は自らマリオに吸収されることでマリオを大きくしていた。かと思えばいつの間にか元通りに分離していたりもする


関連タグ

スーパーマリオ マリオシリーズ 任天堂

突っ込み所満載

星のカービィ(アニメ)…突っ込み所満載な任天堂ゲームのアニメ繋がり。DVD化されていない所も共通している。

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