リーガル・ハイ
りーがるはい
ー愛も、法も、嘘がすきー
概要
守銭奴で狡猾だが子どもっぽい性格の凄腕弁護士・古美門研介と、正義感が強く真面目だがへっぽこな腕前の新人弁護士・黛真知子がタッグを組み、様々な訴訟に挑んでいくコメディ法廷バトルドラマ。激しい舌戦や推理戦もあり、後半のどんでん返しが魅力。シリアスな流れもあるが(その展開は古美門らが裁判で勝つために仕込んだものであったというオチの伏線であることも多く)、基本は最後までコメディである。
2012年4月~6月にかけて放送され、2013年4月にはスペシャルドラマが放映された。
更に、2013年10月~12月にテレビシリーズ第二弾、2014年11月にスペシャルドラマ第二弾が放映された。
あらすじ
新米女性弁護士・黛真知子は、事務所への出勤中の電車で老人に目の前の空いた席を譲ろうとするも、そそくさと現れた別の男性に一瞬のうちに席を奪われてしまう。黛は男性に老人へ席を譲るよう抗議するが、男性はこれを拒否すると一片の反論も許さない弁舌で黛を論破してしまい、老人は男性が指摘した通りにすぐ次の駅で降りて行ってしまった。
後日、黛は殺人事件において自白を強要されたと訴える青年の弁護に着くも、熱意も虚しく敗訴してしまう。
所属事務所の所長・三木長一郎から案件から手を引くよう促されるも、黛は諦めきれずに控訴に奔走する。そこに三木の秘書・沢地君江から、一人の弁護士を紹介される。
その名は勝率100%、絶対不敗の弁護士・古美門研介。
伝えられた古美門の事務所へ向かった黛だったが、何と古美門は先日出会った電車の論破男だった。さらに古美門の電車での第一印象すら軽く上回る想像を絶する最悪の性格と“嫌な弁護士”ぶりに憤慨する黛だったが、沢地に説得されて、古美門の提示した「依頼料:3000万円」を揃えて彼に弁護を依頼。
……が、それが古美門へ恨みを持つ三木による姦計と気付いた時には時すでに遅く、古美門はまさかの人生初の敗訴を喫してしまう。黛は知らないうちに利用されていたのであった。
まんまと騙されたことを知った古美門と黛は嫌々ながらも結託し、控訴審で見事なリベンジから勝訴を勝ち取った。
そして三木法律事務所に居場所を無くした黛は、古美門の事務所に転がり込み、彼の弁護術を盗むために古美門事務所に所属することを決意した。
ここに、“金で正義を買う男”と“無垢な正義を信じる女”のデコボコ師弟コンビが結成されることになった。
主な登場人物
古美門法律事務所
古美門研介
演:堺雅人
連戦連勝の無敗の天才弁護士。こと「裁判を勝つこと」に関しては天賦の才能を持っているが、子供っぽく性格は最悪の拝金主義者。相手の主張のわずかな欠陥を突き、徹底的に打ちのめすことが大好きな論破厨。
裁判においては真実を追求するでも平和的解決を進めるでもなく、あらゆる手段を使い「依頼人を勝たせる」ことを唯一絶対のポリシーとする。
三木法律事務所
NEXUS Law Firm (第二期から登場)
羽生晴樹
演:岡田将生
弁護士でNEXUSの代表。元検察官で、古美門の下で弁護士実習をしていた時期があり、研修後は検事の醍醐実の下で働いていた。しかし、裁判を通して「皆が幸せになれる」理想の世界を目指すために検察を辞め、NEXUSを設立する。