演:生瀬勝久
概要
弁護士。50歳。
日本有数の巨大弁護士事務所である三木法律事務所の所長。主人公古美門研介を目の仇にする弁護士で、元検察官である。かつて検察官時代に古美門の父を尊敬していた事から、息子の研介に目をかけて三木法律事務所で雇っており、彼に「勝つためにはどんな手段も使う」という手法を叩き込んだ張本人。
しかし古美門のあまりに行き過ぎたその姿勢と、事務所の精神的支えになっていた大切な存在であるサオリを失う原因を作った事を理由に決裂し、古美門を非常に恨んでいる。そのため、古美門を弁護士として仕事が出来なくなるよう、執拗にあの手この手で古美門を破滅させようと画策するのだが、いつも失敗している。
しかし弁護士としての実力は相当に高く、古美門になんでもありの今のやり方を指導したという標榜にも偽りはなく自身もかなりあくどい手法を駆使してくる。
第二期では1話で早々に古美門が敗北するも、それを誰よりも望んでいたはずの三木自身がその事実を認めず、当分の間世界旅行に出ると宣言、これは「上告して裁判をひっくり返し、私が日本に帰ってくるまでに無敗に戻っておけ」という発破であった。
そのため最終回まで出番はなかったのだが、戻ってきてから古美門を初敗北させた羽生晴樹に取り込まれて毒気の無い弁護士になってしまった。しかし最終的に古美門の無敗神話復活(地裁差し戻し審での無罪判決)により三木もいつもの性格に戻り、改めて「打倒古美門」を誓った。
性格
基本的に冷静沈着で喋り方も淡々としているのだが、古美門が関わると口調が荒々しくなり、一度だけ古美門を廃業寸前まで追い詰めた時は気が狂ったように高笑いをしていた。また、部下の井出に対して非常に冷たく、名前すらまともに覚えていない。磯貝に対しても敗戦処理要員として使い捨てるなど、古美門関連を抜きにしてもあまり性格の良い方ではないようだ。
ただし前述の通りいざ古美門が負けてしまうとその認識を拒んだり、決別の要因となったサオリの件からも分かるように決して血も涙もない人間というわけではなく、非常に人間臭い人物である。