演:新垣結衣
概要
駆け出しの弁護士。25歳。元は主人公古美門研介と敵対関係にある三木長一郎の事務所で弁護士として働いていたが、ある案件で三木の秘書、沢地君江から古美門を紹介され、案件を解決する過程で古美門を打倒する事に興味を持ち、三木の事務所を退職して古美門の事務所に転がり込んだ。
かなりの馬鹿力の持ち主。
非常に音痴であるが、本人は自覚がない。
また弁護士なのにギャンブルの才能があり、フランスのカジノで一晩で15万3,600ユーロ(約1800万円)も勝ったことがある。
性格
六法全書を丸暗記し、依頼者の相談にも親身になって耳を傾ける勤勉な弁護士で、経験値の浅さから滲み出る頼りなさを除けば、本作に出てくる弁護士で最もまともな弁護士である。がしかし、時に正義感が強すぎる故に依頼者に対して不利なことでも受け入れてしまったり、最初期などは弁護士の禁忌「利益相反」(自分の弁護している依頼人に非があり、相手の訴えに正当性があると見て相手に「ここを突かれたらこっちは反論できない」等と手の内を明かすなどこう動けば勝てると教える行動。これが横行すると弁護士という職業への信頼が潰えるので弁護士法でも禁止されている立派な犯罪行為。依頼人が依頼時点でわかっていた筈の不利な証拠の隠匿や虚偽申告があった等「そうとわかっていればそもそも受けてない」「先に弁護士を騙しにかかっているので弁護士が被害者」という場合を除き、決してしてはならない行い)に手を染める等独善的な部分がある。(古美門に作り話でその独善を暴かれ、「今回の件で負けたら弁護士バッヂを外せ(うちの事務所の信頼云々以前に弁護士の資格すらない)」と断じられて以降はここまで露骨な独善行為は鳴りを潜めている)
主人公の古美門研介とは対照的な考え方の持ち主で、真実の追究こそが弁護士の仕事だと考え、少し青臭い正義感を持っている。
また、先入観を持ちがちであり、第一話早々目の前で立っている老人相手に席を譲ろうとしない男性(実は古美門)に席を譲れと食ってかかり、カタコトの外国語で返され、日本語が話せないのかと思えば日本語で話しだし、今度は足が不自由なのにと大嘘を吐かれるなど揶揄われ続けた挙句「この爺さんの持ってるのはスポーツジムのバッグ、そんだけ健康なら座らなくたってどうってことない、第一このスポーツジムにいくなら…(バスが止まる)ここで降りる(実際にお爺さんが降りていく)」と完全にボロボロに論破され鼻で笑われる屈辱を味わっていた。
そのため、古美門からは「朝ドラ」などとその青臭さをネタに馬鹿にされる事が多い。しかし、黛も大概それに物怖じせず食って掛かる口なので、何かと口喧嘩に発展するのだが、必ず古美門に論破され負けてしまう。
古美門の下で「どんなことをしてでも勝つ」ことを学んでいくが、その手段は古美門と異なり自身を犠牲にする形で表れることが多い。
酒癖は非常に悪く、古美門を「コミ」と呼んだり暴言を吐いたりするなど、普段と性格が180度変わってしまう。
学生時代に学校でイジメを受けていたのに、自身はまったく気づいていなかったなど、鈍感なところもある。