概要
ドラゴンクエストⅣに登場する一部の人間達の総称。
一獲千金のためロザリーを泣かせ彼女の流すルビーの涙を手に入れようとする。そのためピサロが彼女をかくまっているロザリーヒル周辺をウロついている。(一部攻略本より)
吐き気を催す凶行
彼らのうち3人は勇者一行がエスタークを倒した後エビルプリーストにその欲を買われロザリーを攫い虐待を行った挙句殺害した。
特に小説版では開拓民を扇動させロザリーヒルを蹂躙させたスキにロザリーを攫った。
それが原因でエスタークが倒されたことにより目的を失ったピサロが人間を滅ぼすべく進化する目的を与えられた事によりデスピサロに進化を遂げ世界滅亡寸前まで追いやった。
なおピサロが勇者の芽を摘みに来たのは野望を阻止できるものを排除することでロザリーを守るため(当のロザリーは反対していたが)だったので主人公の故郷が滅ぼされ幼馴染のシンシア等の村人が殺される原因を作った。
それ故、ある意味5のゲマや6のデスタムーアより邪悪な存在であり、7のレブレサックの村長や8のチャゴスが可愛く見えるほどの吐き気を催す存在と言っても過言ではないだろう。
最期はその悪行が自らの首を絞めることとなりピサロに殺された。
なおエビルプリーストがひきつれているスモールグールは彼らのなれの果てという説がある。
リメイク版での追加エピソードに登場した一人はロザリーを追いかけまわしているがその際ピサロに焼き殺された。全てはここから始まった
吐き気を催す存在への批判
リメイク版では仲間に話しかけると彼らを非難する。
ライアンの場合:「何を守るために 努力をしているのか……。これでは むくわれませんな。」「その ロザリーどのを つかまえた人間とやらを できるなら 探したいですが……あまりにも 手がかりが なさすぎますな。」
彼らの所業に何もできなかった自分の無力さを後悔している。
アリーナの場合:「なんてこと! そんなことをする 人間がいるなんて!」
まさに彼女の言うとおりである。
クリフトの場合①:「エルフも人間も 同じ 生きとし生ける者同士。 まったく 情けないですね。」
彼らが人間のクズであることがわかる。
クリフトの場合②:「欲に走った人間と 愛のために わが身を滅ぼしても 復讐をちかう魔族。私には もう どちらが 正しいのか わからなくなりました……。」「人間のおかした罪は 私たち人間が どうにか 罪滅ぼしを したいですが……。」
後者は彼らに尻拭いさせられていることがわかる。
ブライの場合:「これは いかん。 取り返しのつかないことに なってしまったようじゃ。」
彼らの悪行がいかに重大な事かわかる。
トルネコの場合:「私たちが 命をかけて 地獄の帝王と 戦っている間に こんなことが……。」
余計な事を…と言わんばかりのセリフ。
マーニャの場合①:「エルフを いじめるような 連中は きっと 日ごろ 人間社会で いじめられてんのよ。それで やり場のない 怒りを そういうところへ ぶつけてるのね。情けなー。」
むしろ逆に人間社会で脅かしているのではと突っ込みたくもなる。
マーニャの場合②:「ふう……。 まったく あさましい人間ね。同じ人間であることが イヤになってくるわよ。」「人間と魔物と…… どっちが悪者だか だんだん わからなくなってくるわね。」「いい魔物もいれば 悪い人間もいる……。 まったく 困ったもんだわ。」
おそらく彼女が彼らを一番非難している。非難のセリフは最も多い。
ミネアの場合:「人の犯した罪が 魔族の若者を 人を滅ぼす 悪鬼へと 変えたのですね。なんて 悲しい話でしょう。われわれが戦う相手は 人の罪 そのものなのですね。」「そんなことする 人間こそ 地獄に 落ちちゃえばいいのに……。」
彼らがピサロを暴挙に走らせたことが分かる。
ただし、身勝手かつ利己的な理由でロザリーを狙った挙句に死に至らしめた人間達に対する仲間達の怒りに間違いは無いし、最もな事を言っていると評価出来なくも無いのだが、人間を滅ぼす事を掲げ非道な行いを繰り返してきたピサロを単純に被害者扱いして擁護している一部の台詞に疑問を抱くプレイヤーも少なくない。
おそらくは、後に仲間になるピサロを被害者として持ち上げる為の伏線も兼ねていると思われるのだが、ピサロによって故郷や家族を滅ぼされてしまった勇者は、仲間達が彼に同情する台詞を聞いて、どう思っただろうか…?
ロザリーは、人間を滅ぼすピサロを止めるよう夢を通して懇願していたが、その彼女が人間に狙われていたというのが皮肉である。
関連タグ
ライフル銃の男…そこまで悪ではないラスボスに危害を加えた(そのラスボスが可愛がっていた犬を殺害した)ことによりラスボスが人間を滅ぼす復讐鬼に変貌させ事態を悪化させた所が似ている。