概要
初登場は『ドラゴンクエストⅣ』。集団性の強い食人鬼のモンスター。2匹以上で現れることが多い。
引っかき攻撃による通常攻撃のほかに、舌による攻撃で相手をマヒ状態(『ドラゴンクエストⅤ』では眠り状態)にしてくる。回避率が高く、『ドラゴンクエストⅣ』のみだが分裂してくることもある。確実に呪文を使って倒しておきたい相手である。
『ドラゴンクエストⅣ』では、通常エンカウントで登場する以外にも、エビルプリーストのお供としても登場する。トルネコの大冒険シリーズでは皆勤賞であり、分裂の特性を使って数々のプレイヤーを苦しめた。
モンスターズでは系統代表として登場しているが、小柄なためかステータスは低め。
スモールグール系のモンスター
土をなめるのが大好きなモンスター。仲間(『ドラゴンクエストⅣ』では同種を、『ドラゴンクエストⅤ』ではホイミスライム)を呼び出してくる。仲間を呼ぶアニメーションが、お腹を叩いて呼び出すというコミカルなモンスターである。
- ベロベロ
つちわらしの亜種らしいが強さはだいぶ上。
名前の割りに舌を使った攻撃はしないが、「マヌーサ」を唱えてくる。『ドラゴンクエストⅣ』にて、裏切りの洞窟で1人になった主人公に対して2体で襲いかかってくる。
- やみわらし
『ドラゴンクエストⅩ』で登場。魔瘴から生まれる謎多き魔物で、聖なる光を嫌い邪悪な闇を欲する。けがれの谷の大蛇の巣でボスキャラとして登場する時は通常攻撃とどくのいきだけだが、クエスト227「魔瘴の子」では、通常攻撃以外に爪で切り裂いたり最大HPを下げる呪いの効果がある「呪いのきり」を使ってくる。いずれも集団で現れるので注意。獲物を見れば容赦なく襲い、ただ本能のままに動く。そして、眠ることなく闇を求めてさまよい続ける。
- コスモグール
月世界の民を油断させるため人に近い姿に作られた人造宇宙生命体。しかし、製造者に芸術的センスが足りなかったせいか人の姿に似せるのはこれで限界だったらしい。爪で切り裂いてきたり、マヒ・混乱・眠りのいずれかの効果がある状態異常攻撃を使ってくる。
- ウコバック
『ドラゴンクエストⅩ』(Ver3.1)から登場したモンスター。嫌がらせが大好きな根性曲がりの下級悪魔。
ディバインスペルやマヌーサや混乱攻撃といった状態異常攻撃や、ジバリカやジバリーナといったトラップ系の呪文など使用する特殊攻撃も性格が表れている。
名前は地獄で薪をくべる悪魔「ウコバク」から。
『ドラゴンクエストⅩ』(Ver.6.0)で初登場。肌が緑色。
余談
キモかわいい姿のモンスターであるためか、『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』で様々なネタで登場している。
特に『4コママンガ劇場3』の表紙(加藤礼次朗画)に描かれたマーニャが舌でくすぐり責めにあっているイラストは琴線に触れた者が多かったと思われる(事実このタグがつけられたイラストの半数はR-18を含めたこのネタ)。
なお裏面がオチになっており、勇者は動きを封じられ、アリーナは群れの中に埋もれてどうなっているかがわからず、クリフトにいたっては神官服を脱がされかけてインナー姿になるという体たらくであった。