概要
ヒスイ地方に生息する数多のポケモンの内、ひときわ強い力を持つ特別な個体の称号。
- 通常の個体よりも大きな体躯
- 力が増すと光輝くオーラを纏う
- 各地に点在し、生態系のトップに位置している
- 現地の人々から敬われている
等々、アローラのぬしポケモンや、レンティルのイルミナポケモンとは共通点が多く、同様にその地方に満ちる特殊なエネルギーとより強く適合した存在と思われる。
現地に伝わる伝承によると、かつてシンオウさまに力を授かり、ヒスイの英雄と共に戦った10匹のポケモン達の末裔らしい。
コンゴウ団およびシンジュ団では、代々生態系を守る彼らを補佐する役職・キャプテンを輩出しており、中には手持ちポケモンの様な信頼関係を築く者も存在する。
だが、劇中のヒスイ地方では突如ポケモンが凶暴化する謎の現象が起きており、それは彼らでさえ例外ではなく、周囲の人間やポケモンにも大きな被害をもたらしかねない状態になっていた。
そのため主人公らギンガ団は、調査の中でキング・クイーンを鎮める任務を引き受けることとなる。
暴走状態となったキング・クイーンはバトルで倒しても完全に止めることはできないので、キャプテン達の調査で分かった各々の好物が調合されし「シズメダマ」を、一定回数当てることで鎮めることができる。
キング・クイーンからの攻撃を受けるとダメージを追ってしまい、体力がゼロになると力尽きてしまう。ただ、力尽きてしまった場合でも、荒振りゲージの削減量をある程度引き継いだうえで再挑戦することも可能(ペナルティも特にない)なので、アクションゲームが苦手な人でもなんとか突破ができるよう配慮されている…というか、そうでもしないと余程の手慣れでもないと一発クリアが不可能であろうキングもいるので、この仕様は妥当と言える。
なお、「ライドポケモンとして登場する5つの特別なポケモンを含めた10匹がキング・クイーンである」と考えるプレイヤーが多くいるが、作中でこの5匹がキング・クイーンと呼ばれたことはない。
公式サイトでも、ライドポケモンを世話しているキャプテンの紹介文には「特別なアヤシシのお世話をしている」「ウォーグル(ヒスイのすがた)を任されている」などと書かれておりキング・クイーンの名称は一切用いられていない。
このことから、ライドポケモンの5匹はキング・クイーンと同格の存在ではあるがキング・クイーンそのものではないと考えられる。
ただ、同格の扱いであることは間違いない(最終ダンジョン内の彫像においてもキング・クイーン5匹とライドポケモン5匹が同列の扱いを受けている)ので、便宜上この記事内に彼ら彼女らの記述も記載することとする。
一覧
バサギリ
シンジュ団のキクイが管轄しており、「巨木の戦場」を縄張りとしている。
「森キング」とも呼ばれるボス枠で、謎の暴走を起こしている。
???
コンゴウ団のヒナツが管轄しており、「舞台の戦場」を縄張りとしている。
「峠クイーン」とも呼ばれるボス枠で、謎の暴走を起こしている。
???
シンジュ団のガラナが管轄しており、「溶岩の戦場」を縄張りとしていた。
「島キング」とも呼ばれるボス枠なのだが、物語開始前に不慮の事故で命を落としてしまったようで…
???
コンゴウ団のツバキが管轄しており、「迎月の戦場」を縄張りとしている。
「洞窟キング」とも呼ばれるボス枠で、謎の暴走を起こしている。
???
シンジュ団のハマレンゲ が管轄しており、「氷山の戦場」を縄張りとしている。
「雪原キング」とも呼ばれるボス枠で、謎の暴走(?)を起こしているが、今のところ大きな被害は出ていない。
ライドポケモンの一覧
アヤシシ
コンゴウ団のヨネが管轄している。「シシの高台」が縄張り。
ライドポケモン枠の一体で、広大なフィールドをじてんしゃの様に早く駆け抜ける他、軽い段差ならジャンプで飛び越える事が可能。
ガチグマ
シンジュ団のユウガオが管轄。「ヘドロ台地」を好み、棲みついている。
ライドポケモン枠の一体で、鋭い嗅覚を使って地面に埋まった宝物や人探しが可能。
イダイトウ
コンゴウ団のススキが管轄している。
ライドポケモン枠の一体で、なみのりで水上を自在に移動出来る他、二段ジャンプで滝や暗礁を飛び越える事が可能。
オオニューラ
シンジュ団のノボリが管轄している。
ライドポケモン枠の一体で、鉤爪を突き立ててロッククライムのように切り立った崖を登ることが可能。
ヒスイウォーグル
コンゴウ団のワサビが管轄している。特に縄張りなどはないようで、主人公の下に来るまでは常にワサビの傍にいた。
ライドポケモン枠の一体で、広大なフィールドを自由自在に滑空し移動することが可能。
余談
暴走状態のキング・クイーンが身に纏っているオーラの形がどことなくかの創造神のパーツに似ているが…?
ポケモンに物を投げて戦う点がサファリゾーンと似ている。