概要
発令!「捷三号作戦警戒」とは、DMM.comのオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベントである。2022年2月22日深夜(23日未明)に前段作戦が、3月5日深夜(6日未明)に後段作戦が、それぞれ開始された。
仕様
新システム
超重爆による基地空襲
最終海域E5の基地空襲は、昼ではなく夜間に、従来の機体ではなく超重爆が襲来してくるのだが、迎撃の方法がこれまでの基地空襲とは異なる。
基地航空隊を防空に設定しておくのは同じだが、戦闘画面に入る前に、画面左側から超重爆が飛来してくる様子が映し出され、発進指示のボタンが表示される。
この時、「敵大型機編隊、八幡地区方面に向かう!」という表示が出るのだが、この表示の「八幡」の辺りに超重爆の1機目が来たタイミングでボタンを押すと「Perfect」と表示され、防空部隊が全て迎撃に向かう。
タイミングがずれるにつれて、「Good」・「Bad」という判定になり、迎撃に向かう部隊数が減っていく。
ボタンを押さなかったり、防空に設定している部隊がない場合は、一切迎撃しない。
ステージ
前段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-1 | 九州沖/南西諸島方面 | 南西諸島の哨戒 | ☆6 |
E-2 | 高雄警備府~比島北部沖 | アパリ防衛輸送 | ☆9 |
E-3 | 本土周辺海域 | 捷三号作戦警戒 | ☆13 |
後段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-4 | 昭南~マニラ航路 | シマ船団護衛作戦 | ☆ |
E-5 | 東シナ海~北九州沖 | 北九州防空戦 | ☆ |
新艦娘
報酬
ドロップ
新敵勢力
新アイテム
報酬
初期装備
新規BGM
その他
報酬装備の入手性の是正
今回のイベントは、報酬としてもらえる装備に関して、全体的に難易度別の差が少なく、入手性もよくなっている。
改修値が少し違うだけで同じ装備を入手できたり、報酬装備自体に恒常的な入手手段があるといった具合である。
本イベントで新規実装となった報酬装備も、多くがイベント開始と同時に既存装備からの改修更新で手に入るようになっている(ただし、この時点での更新には、本イベントの新規艦娘が必要)。
特に甲と乙の間でその傾向が強く、報酬だけを見れば、甲に挑戦する意義が全体的に少ないイベントである。
(全てというわけではなく、最終海域E5では、常設入手手段のない「HF/DF + Type144/147 ASDIC」が甲限定でもらえる)
イベントの報酬として実装される装備は、
- 特に高難易度限定の装備は、イベントの難易度選択にも大きく影響を与えるような強力なものも多い
- 全体的に、イベント終了後の入手手段が長い間実装されない
といった理由から、艦これが批判を浴びる一因でもあるため、その批判に対する1つの答えとして示された形となった。
歴戦の甲提督にとっては物足りない面もあるが、一方で気兼ねなく低めの難易度を選択できるため、特に歴の浅い提督やイベントの時間を捻出しにくい提督には、比較的好意的にみられている。
完走後の出撃制限完全撤廃
従来までも、最終海域をクリアした後は、最終海域への出撃に限りお札による出撃制限が撤廃されていたが、今回は全海域で出撃制限が撤廃されるようになった。
2期初の日本艦のみイベント
また、今回は新規実装艦が全て日本艦のみで構成されており、新規の海外艦は実装されなかった。これは捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)以来であり、2期で初めてである(新規の海外艦が実装されなかった前例には桃の節句!沖に立つ波があるが、此方はそもそも新艦娘自体が実装されていない)。
WW2世代の日本艦はもはや信濃くらいしか目玉になり得る大型水上艦が残っていないと言われるほどに枯渇しているのもあって、新規実装艦も大半が既存艦型の駆逐艦、完全新規の山汐丸も補給艦扱いの特設護衛空母(運も大鳳に匹敵するほど低い)である事から、戦力的な強化はあまり望めないラインナップとなっている。
その分既存海外艦のドロップは非常に充実しており、特にIowaが7人以上も手に入る事が報告された(ちなみに、史実のアイオワ級戦艦は6隻計画で実際に建造されたのは4隻である)ほか、VictoriousやAtlantaが初解禁という告知もなされた。
ついに飛来「銀翼の要塞」
新敵機である深海空超要塞のモチーフは、言わずと知れたあのB-29である。
今回はイベントモチーフ通り中国方面(中国の成都にB-29の基地があり、そこから八幡に飛来した)から飛来したようだが、絶対国防圏が陥落すれば東京大空襲や例のアレの悲劇がまた引き起こされる事であろう。
・・・しかし、そんな悲壮な背景に対して夜間空襲のサーチライトをライブ演出としてコラージュ素材に使うという剛の者もまた現れていたりする。
一方、従前のセオリー通りに八幡は見捨てて基地はボスに向けてしまったほうが結局は(自分の)被害が広まらない、音量をオフにしていると重爆来襲に気づけない、ながらプレイがやりにくくなったと言われてしまうなど、ゲーム性とプレイヤー意識の差による倫理的な問題や実用面での課題もまた明らかになった。
今後の改善や改修に期待したいところである。
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