イラストレーター:しばふ
CV:梅澤めぐ
マァ…? カイキョウ…ワタッテキタッテサ……
ココガ、シュウテン!……ダヨッ!
ヤラセルカッ…テノ……!シ…ズメェェエ……ッ!!
コッカラガ…ホンキダカラッ!
ダイジナコト、オシエテ…ヤンヨ…!
……カカッテ…ッ…コイヨオォォッ!
概要
2022年冬イベント『発令!「捷三号作戦警戒」』に登場する新たな姫級深海棲艦。同E-2海域「アパリ防衛輸送」最終ボスを務める。
容姿
メガネを掛けたセーラー服姿の深海棲艦。頭からは駆逐林棲姫・深海竹棲姫と共通する丸みのある角が猫耳のように生えている。
ボトムスは裾に歯の意匠があるショートパンツで、足は何も履かず裸足を晒している。
胸元は一見平坦に見えるがよく見ると腹回りの布地が胴から浮いており、こういうことである可能性が高い。
艤装は駆逐林棲姫・深海竹棲姫同様イノシシのような牙が目立つ。下に流れた重油のような液体からは名前にちなんでか梅の枝らしきものが伸びている(深海棲艦の中でも地味に珍しい『植物』要素)。
最終形態である「壊」は全体的なトーンが赤寄りになり、髪のはねが逆向きになっている。また足下から伸びる「梅の枝」の花が増える。
ギミック解除で弱体化すると髪色や目がより梅の花…というよりある艦娘に近いピンク色に変化。角が片方なくなって困り顔になり、ついでに髪の跳ねも大きくなる。「梅の枝」はこの段階でほぼ満開になっており、別に強化段階と連動しているわけではないようだ。一部の提督からは「倒される前からちょっとずつ浄化されてる…?」なんて指摘も。
性能
主だったステータスは駆逐林棲姫の互換で、耐久で100上回る代わりに他が一回り下回る形。装備も概ね同じだが、搭載する魚雷が潜航艇扱いのため夜戦で魚雷カットインを撃たない代わりに連撃を仕掛けてくる。
アッハ…ワラッチャウ!
ついでに丙作戦以上ともなれば随伴艦に先制雷撃できる駆逐古姫や制空値を取れるヌ級改が登場し、さらにこれらが警戒陣で現れることもあるため、通常艦隊とはいえ油断すると痛い目を見るのは確実。
テキトウニヤンナヨ! ウザイッテ ソウイウノッ!
他方、この深海棲艦が現れるボスマスは現れる6隻のうち彼女自身も含め実に4隻が「駆逐艦」扱いのため、駆逐艦への特効を持つ「爆装一式戦 隼Ⅲ型改(65戦隊)」などによる基地航空隊での攻撃が有効。装備や支援艦隊での対策次第では砲撃戦までに随伴艦を全滅させることも十分可能で、この海域の特効も加味すると割と対策は取りやすかったと言える。
余談
出現する海域、駆逐林棲姫に似た容姿、そしてその名称から、この深海棲艦のモデルと思われるのは松型駆逐艦「梅」。
史実では多号作戦をはじめとする厳しい輸送作戦に従事し、最期はバシー海峡航行中に悠然と現れた米軍の爆撃機から激しい空襲を受け航行不能となり、随伴していた駆逐艦「汐風」(二代目神風型のさらに前級『峯風型』の八番艦)により砲撃処分されている。上記の台詞や、随伴艦に駆逐古姫がいるボス編成はこれらの史実をなぞったものだろうか。
撃破時に「あの艦隊」「あの戦艦」について言及しているが、これは史実にて梅が同型艦の桐ともども南沙諸島付近から日本本土までの予定で護衛したことのある第二艦隊、およびこれに参加していた大和のことであろう。大荒れの南シナ海を突っ切る形での護衛だっただけに、大和の乗員からは度々心配する呼びかけをされていたのだとか。結局この悪天候ゆえに護衛は途中で打ち切られ、梅が第二艦隊および大和の戦いを目にすることは無かった。
ウソ…マタ、ワタシ…ココデオワリナノ?
アノカンタイモ…アノセンカンノタタカイモ、ミトドケズニ…?イヤダ…イヤ…!
エッ…コノ光…何…?コンドハ…ホントウノ…ワタシ…ジャア、モウ一度…!
提督、お願いします…!
関連項目
関係があるかもしれない艦娘:本海域限定のドロップ艦娘。