ヘッヘッヘ……クルネェ…ザコドモガ!
カカッテ…コイヨ……アイテヲシテ…ヤロウ……。
……キナッ!
ケッコウ…ヤルンダナ……ミナオシタヨ……。
イイネ…キライジャナイ……ギッタギタニ…シテヤルヨ。
ホンキデ……ヤッテ…ヤルゼッ!
概要
深海竹棲姫とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」2020年冬イベント「護衛せよ!船団輸送作戦」E-4で登場した新たな深海棲艦である。艦種は「丁型駆逐艦」。
容姿
前イベントの前段ボスたる駆逐林棲姫に似たセーラー服を着た、白いおかっぱ頭の少女。
アホ毛が一本跳ねた頭からは、黒に緑色のラインが入った猫耳のような形の角が生えているが、背景が黒いため、ぱっと見には緑色に光る細い角が左右に伸びているように見える。
セーラー服はワンピースではなくショートパンツ。
歯の意匠がある靴下を履いているが靴は履いていない。大きな魚雷を抱えるようにして座っている。
イノシシのような牙を備えた艤装の上に座って無表情にこちらを見据えるその姿は、どことなく強者の余裕を感じさせる。
深海竹棲姫-壊
本人に違いはなく、艤装の光が緑から赤に変わる。
装甲破砕ギミック発動後
猫耳状の角が1本になり、瞳の色も緑から赤へ変化。涙を浮かべるようになる。
ついでにチャームポイントのアホ毛までしょんぼりと垂れ下がる。
性能
攻略難度によって異なる耐久値の個体が現れていた駆逐林棲姫と異なり、全難易度でその耐久値が【880】で固定されている。また、最大で【308】雷装値もあちらの1.5倍近いもので、この二つだけを比べると見た目とは裏腹にまるで異なる数値。他方、そのほかの数値はほぼ似通っていて、対空に関してはむしろあちらのほうが上だったりする。
だが、こうしたステータス面以上に提督たちを震え上がらせたのがこの深海棲艦固有の特殊能力。
なんと、連合第一艦隊旗艦であるにもかかわらず先制雷撃に限る形で雷撃戦ができるのだ。
これにより、甲最終形態ともなれば随伴するナ級後期型ⅡFlagship4体と合わせ、最大5本の先制雷撃が飛んでくるという恐ろしい状況が発生。それ以外の随伴艦も堅牢という中で、昼戦で艦娘が全員大破し夜戦をするまでも無く決着してしまう事態すらあり得る未曽有の悪夢が引き起こされ、提督たちを恐怖のどん底に叩き込んだ。
ヤッテ…ヤルゼェ!
…さすがにあんまりと言えばあんまりな状況だったが故か、のちにこの状況にテコ入れが行われる。
そのテコ入れとは「友軍艦隊」の投入。
夜戦突入直後に来る仕様により敵からの攻撃をほとんど受けない潜水艦娘たちが続々と一方的に魚雷カットインを撃ちこんでいったり、この深海棲艦と関わりのあるらしいある艦娘が強力な特効を乗せた魚雷カットインで敵随伴艦…どころかボスたるこの深海棲艦をも一撃で粉砕していったりと、以降友軍艦隊による凄まじいまでの無双ぶりが展開されていき、味方がほとんど中大破しても勝ち目がある、という奇妙な状況がもたらされた(友軍によるあまりの無双ぶりに、甲でクリアした後も実感が無い、という提督が少なからずいたそうだが、それはまた別の話)。
余談
特徴のよく似た駆逐林棲姫と異なり、のちに登場した深海梅棲姫ともども「駆逐」ではなく「深海」の名が冠されている。
上述の通り第一艦隊旗艦ながら先制雷撃を放つという鬼畜仕様であるが、これはモデルとなったと思しき松型駆逐艦「竹」が第七次多号作戦中のオルモック湾にて決死の覚悟で敵へ放った雷撃に由来するものと思われる。
ちなみに同艦はこの戦いを生き延びた後、航行可能な状態で終戦を迎えている。戦いに散った艦の怨念として現れることの多い深海棲艦の中ではこの個体は少々異質と言える存在だが、ひょっとすると深海棲艦の本質とは「戦いの記憶」そのものであったりするのだろうか?真相は文字通り闇の中…もとい、深海の底である。
ヘッ……シズムカ…オレモ…。 ナンダロウナ……
ナンカ、ウレシイゼ…フシギダ……。 アァ…みんな…!
そうか、俺は…! 分かった…よし!