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編集内容:初代アクエリオンロゴス

アクエリオン

あくえりおん

アニメ「アクエリオン」シリーズのこと、またはそれらの作品群に登場する巨大人型ロボットの名称。

巨大人型ロボット「アクエリオン」(創聖のアクエリオン版)

ベクターマシン」と呼ばれる3機の異なる形状の戦闘機が「念心合体」することにより、格闘戦に特化したソーラーアクエリオン、剣術を得意とするアクエリオンマーズ、中・遠距離戦に秀でたアクエリオンルナの3種の形態を取ることができる。

量産タイプに強攻型アクエリオンがあり、アポロたちの乗るアクエリオンは「オリジナル」、「神話型」と呼称される。

デザインした河森正治自身が公言しているように、上記のコンセプト自体はゲッターロボのオマージュだが、本家が成し得なかった構造的に無理の無い「完全変形・完全合体」を実現している(※)。

このような成り立ちのため、アクエリオンはその可動部の多さから想定していない変形の自由度が非常に高く、超合金の試作品をいじって遊んでいた河森が逆にそこから新しい形態を発見し、アニメに登場させるということもあったようである。

元々は堕天翅族より時代を遡る二万四千年前(EVOLからは三万六千年前!)、一説によれば地球の生命体を改造して堕天翅族を人工的に作り出し、それから彼らの反乱にあって滅亡したとされる、謎に包まれた超古代種族「創聖の神々」の着た黄金の戦闘用アーマー「エンシェントアクエリオン」であった。

これを発掘したアポロニアスがはじめ単独で運用を図るも起動できず、のちに基礎性能低下を承知で三つに分割する形で操作できるようになった姿がソーラーアクエリオンである。

巨大人型ロボット「アクエリオン」(アクエリオンEVOL版)

前作のアクエリオンと同様に「ベクターマシン」と呼ばれる3機の異なる形状の戦闘機が「念心合体」することにより3種の形態を取ることができる。物語開始の4000年ほど前(=前作終了から8000年すぎたころ)発掘された強攻型アクエリオンをベースに開発された量産タイプの機体。前作のアクエリオンと比べて変形機構が簡略化され、スマートなプロポーションになっているほか、合体前後のカラーイメージが変わるといった工夫がなされている。

強攻型の規格を受け継いでいるためか、神話型のベクターマシンとの混成合体も可能である。

基本形態

アクエリオンEVOL

封印されていた禁忌の合体、「創聖合体」により真の名を取り戻したアクエリオン。前作のソーラーアクエリオンに似ている。

格闘戦に秀でておりソーラーアクエリオンと同じく腕がどこまでも伸長する。

アクエリオンLOVE

アクエリオンEVOLの本当の姿。エンシェントアクエリオン≒ソーラーアクエリオンが素体だが、機体構造はアクエリオンEVOLそのもの。(つまりいつのまにかゼド以外の現代型ベクター二機が無から現れていることになる)しかし全身が淡い白金の光に包まれて銀色に輝いており、花嫁のウェディングドレスやヴェールを思わせる無垢さと神聖さがある。(アニメ版では銀色の光に包まれただけのアクエリオンEVOLだったが、ディレクターズカット版では完全に全身のカラーリングが銀色に変更され、前作のシルバーアクエリオンそっくり)

最終決戦にてセリアンやシルヴィアの転生体としてではなく、今を生きるミコノ・スズシロに対して、翅犬ポロンやアポロの転生体としてではなく、今の自分自身であるアマタ・ソラとして無限の愛を捧げたアマタの「創聖合体」によりベクターゼドとエンシェントアクエリオンが融合合体した姿にして誕生した。このときエンシェントアクエリオンの中から殻をやぶるように姿を現した。

エンシェントアクエリオンによって枯れたヴェーガとアルテアをその涙によって潤し、二つの星を優しく繋いだ。

アクエリオンゲパルト

最も負担が少なく万人が使える青いアクエリオン。1話目で出てくる「アクエリア」はこの形態である。様子見としてこの形態が投入される事が多い。重火力型で、肩のミサイルポッドや長身のライフルを主武装とする。

強攻型の特徴を色濃く継承しているので、アクエリオンマーズに相当するアクエリオンオメガと頭部の形状が非常に似通っている。

また、強攻型のアーマゲドン形態に相当する四脚形態に変形することも可能。

ジン・ムソウが合体した際に両腕に二連装型のロングランチャーが追加された。

第3次スーパーロボット大戦Zでも安定した強さを誇りパイロットが

・見切りの上位互換能力を持ち高い命中率を誇るカイエン

・SP回復能力を持つミコノ

・アシスト能力を強化出来る上に条件を満たす事で使えるMAP兵器が更に強力になるモロイ

・バリア持ちの雑魚に対して猛威を振るえる上に奇襲や一時退避も出来るアンディ

・ゲパルトの能力とエレメント能力が噛み合っているジン

と強力なパイロットが多く使いやすい。

アクエリオンスパーダ

前作のルナに相当するかなり細身なアクエリオン。ただしこちらはマーズの星空剣のような剣を用いた剣術を得意とする為、マーズの特性も持っていると言える。

珍しくシールドを標準装備しているが、このシールドは弓にも変形する。

剣も矢に変形するため二つ合わせて弓矢にすることも可能だが、楽器のように使用することも可能。

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇では

・武装の殆どがシュレード生存時のみに使用可能。

・MIXがパイロットにいるが「絶対封印」が使えない(原作から許可が下りなかった可能性有り)。

とかなり使いにくくなってしまっている。

天獄篇では「絶対封印」こそやはり使えないもののシュレードが生存しているため格段に戦闘力が向上している。

アクエリオンゲパーダ

最終決戦にてシュレードの魂と一体化したカイエンの「神友合体 GOD FRIENDS」で特殊合体したアクエリオンスパーダ。

バックのベクターイクスもヘッド型に変形させており、ゲパルトの射撃力とスパーダの格闘力を兼ね備えているが、4本腕のため操縦が特殊。

平たく言えば神話型のソルナ、強攻型のアルデルタに相当するが、この機体の場合はスパーダとゲパルトの両方が同時にヘッドとなっている。

なお、「ジンユノ等でも似たようなことが出来るのでは?」と思った人もいたりする。

巨大ロボット「アクエリオン」(アクエリオンロゴス版)

前2作とは打って変わって、基本的に2機のベクターマシンの合体によって完成するのが特徴。

またベクターマシンは敵味方合わせて全7機あり、テレポートによるエレメントチェンジが可能だった前2作とは異なり基本的にパイロットは固定されている。これらのベクターマシンが組み合わせを変えて合体することによって様々な状況に対応した形態となるが、中には人型を取らないユニークなものもある。

第4話以降は従来通りの3機合体も登場するようになる。

更に23話では5機形態も披露した。

ロゴスワールドのベクターと古の世界について

アクエリオンロゴスの世界におけるロゴスワールド探索機ベクターの概念は現代の剣嵜荘厳が開発したもので、古代人ネスタやキリュウたちの時代にはベクターという概念自体が存在しなかったことが示唆されている。実際に量産型アクエリオンドローン「殺戮の天使」の存在や、ネスタとキリュウの出会いのシーンからは、古代においてのアクエリオンとは「創声力によって思念やイマジネーションを実体化させて生まれる単一の機械巨人」にすぎなかったのではないかということが察せよう。とはいえ合体の概念はあったらしく、「アクエリオンロゴス」「概念喰いのアクエリオン」の二大神話型機械巨人はどちらも二機合体という設定である。ただし例外として「概念喰い」のヘッドとなる「」は現代におけるベクターそのものとして作られており、事実アクエリオン語霊(ロゴス)の開発に難航していた荘厳・林コンビは、発掘されたこの機体「餓号機」に着想を得てベクターマシンの概念を作り上げたのだという。つまり餓号機は言うなれば「真・零号機」とも言うべき存在でもあるのだ。

(ちなみにベクター壹号機は“ガワ”だけを真似できた餓号機デッドコピーの内部機構を、傑作機ベクター零号機の内部機構を模倣流用して補ったものである)

なお、皮肉なことに当初ロゴスの開発が難航していた原因とは、古代のキリュウたちが駆った「単独創声力ロボット(合体可)」としてアクエリオンを作り出しても、シミュレーション上、幼い総と舞亜の当初の創声力が機体体積に対して貧弱すぎて起動できないという点だった。これをベクターマシンという形で分割することで二人の合体が可能になったのであり、奇しくも前二作においてエンシェントアクエリオンをアポロニアスが分割したパターンをロゴスでもなぞる形となっているのである

2機合体形態

アクエリオン煌

灰吹陽のベクター壹号機と月銀舞亜のベクター貳号機の合体によって完成するアクエリオン。

壹号機が上半身、貳号機が下半身を構成する。

合体の号令は『叫べ』

ヒロイックな人型形態を取り、数ある合体形態の中でも最もバランスの良い形態とされる。

必殺技はシリーズ伝統の『無限拳』だが、技の内容はEVOLの無限芭蕉実拳に近い。

またバリエーションに炎を纏って放つ『陽無限拳』も存在する。

アクエリオン燦

陽が新たに乗り込んだベクター餓号機とベクター貳号機の合体によって完成するアクエリオン。

餓号機が上半身、貳号機が下半身を構成する。

煌に装飾を足したような姿をしているが、胸部に獣の顎の様に展開するパーツが存在している。

神話の破壊者と呼ばれ、M.J.B.Kと同じく文字を喰らう力アンチロゴス機能を持つ。この力でM.J.B.Kを構成している文字ごと捕食する事で創声力による浄化を介さず消滅させる事が出来るが、これは文字を食う存在が入れ替わっただけで何の解決にもならないため、アクエリオンでありながらM.J.B.Kその物に近い存在とも言われている。

アンチロゴス機能を流用し、自身に関わる存在全てを消し去ろうとする自動防衛機構を備えており、荘厳のNESTA社の管理下にあったころでも餓号機の研究や保守点検に携わった作業員や調査員が行方不明になっている。

特にアクエリオンロゴスのエレメントだったネスタとキリュウに対する食欲は凄まじい。

陽に呼応した餓号機の起動キーデバイスロゴスの石碑に呼び出され止めに来た舞亜と強制合体、石碑の思念と敵意を増幅された陽により暴走同然の状態でM.J.B.Kを喰らい始めるが、陽を正気に戻そうと身を挺した舞亜の危機に正気を取り戻した陽によって制御下に置かれた。

だが餓号機は常に舞亜をかばう陽の存在を喰らい続けており、乗り続ければいずれ陽は消滅してしまう運命にある。

その後、舞亜と貳号機が総についていった事でこの形態へと合体できなくなるが、最後の決闘の際に下半身を失った天が裂傷から無人の貳号機を奪い合体。激しい殴り合いの末、傷との相討ちで互いの下半身を失い、今度こそこの形態は完全に失われてしまった。

必殺技は『救世無限拳(おわりなききゅうせいのこぶし)』

アクエリオン凛

海凪花嵐のベクター陸号機とベクター壹号機または餓号機の合体によって完成するアクエリオン。

合体の号令は『咲き誇れ』

美しい踊り子のような姿で、華麗にロゴスワールドを駆け巡る。

合体当初はのっぺらぼうの様な顔だったが、花嵐が自分の声を取り戻した事で全身の装甲が展開し、本当の顔が現れた。

その後も壹号機のと合体の時は一度装甲が展開してない状態を経由していたが、餓号機との合体を機に直接展開して完成するようになった。

アクエリオン迅

空篠翼人のベクター伍号機と土聞努虫または岩上笑子のベクター肆号機の合体によって完成するアクエリオン。伍号機が上半身、肆号機が下半身を構成する。

合体の号令は『翔けろ』

細身の姿に相応しいスピーディーな挙動が可能で、ウイングブーメランによる牽制攻撃を得意とする。

ただし本作の敵であるM.J.B.Kは『創声力』による攻撃でしか撃破できないので、ウイングブーメランなどの通常攻撃では致命傷を与えることができないのが玉に瑕。

アクエリオン罪

煌と同じくベクター壹号機とベクター貳号機の合体によって完成するアクエリオン。

ただし煌とは逆に貳号機が上半身、壹号機が下半身を構成している。

合体の号令は『舞え』

両手に扇状のブレード『扇祇』を持ち、『陽焱舞』で縦横無尽にM.J.B.Kを切り刻む。

アクエリオン龍

迅と同じくベクター伍号機とベクター肆号機の合体によって完成する蜻蛉の様な姿をしたアクエリオン。

伍号機が前方の頭部と胸部、肆号機が後方の腹部を構成する。

合体の号令は『貫け』

汎用性を犠牲に高速飛行に特化しており、鋭い頭部を用いた突撃を得意とする。

アクエリオン聖

ベクター壹号機と綺声神心音のベクター参号機が合体したウサギ型のアクエリオン。

壹号機が上半身、参号機が下半身を構成する。

合体の号令は『届け』

見た目通りすばしっこいが、何故か時々本物のウサギのようなしぐさをする。

両耳はアクティブソナーとしての機能を持つ他、M.J.B.Kの音波攻撃を相殺する事も出来る。

余談だが公式サイトでは最初から存在が公表されていたにも関わらず、登場は隠されていた三機合体形態と比べてもかなり遅かった。

アクエリオン凱

ベクター伍号機とベクター陸号機が合体したグリフォン型のアクエリオン。

伍号機が上半身、陸号機が下半身を構成する。

合体の号令は『飛べ』

取り敢えず合体したら完成した他のアクエリオンとは違い、翼人がベクターの機構のシミュレーションから飛行と斬撃に長けた高速格闘形態として狙って生み出した形態。

だが合体当初は翼人の抱え込んだコンプレックスに縛られ翼を展開出来なかった。

必殺技は竹とんぼの様に回転しながら切り刻む『風凪ノ翼

後に陽が乗り込んだ陸号機によっても合体が敢行され、翼人の心に深い傷を残した。

アクエリオン罰

剣嵜総のベクター零号機とベクター貳号機の合体によって完成するアクエリオン。

M.J.B.Kによる文明の破壊を企む本作での敵組織・ネスタに属する機体であり、M.J.B.Kの護衛及びディーバ側アクエリオンの迎撃を主眼に置いた形態。

OP映像では煌と斬り結ぶいかにもライバル機らしい姿が描かれているが、初戦闘で陽の呼び出した『手』によって下半身を強奪され、そのまま貳号機及びパイロットの舞亜がディーバに潜入任務に入ってしまったため合体不可能になってしまった挙句、再度合流した後も罰ではなく傷のパワーアップ形態の裂傷に完全にポジションを奪われている。不遇。

合体してもあまり気持ちよくないらしい。

アクエリオン傷

ベクター零号機と強攻型ベクタードローンα(漆号機)の合体によって完成するアクエリオン。

フェイスパーツに損傷があるが、これは総の心の傷の象徴として具現化している物。

総の強大な創声力により一人でも既存のアクエリオンを上回るする異常な力を発揮する。

更に文字の具現化により瞬間的な能力の増幅も可能。

一話の陽と同じく相手の文字を奪う事が出来、陽と舞亜の文字を奪い発動する必殺技『無限総灰剣(スベテヲカイジンニキス)』で煌の上半身を両断、壹号機を完全に破壊してしまった。

三代目アクエリオンロゴス

ベクター零号機とベクター餓号機の合体で誕生するアクエリオン。

合体の号令は『描け』

決闘の末、最後の最後で陽に勝利した総が新たなロゴスワールドを作り世界と舞亜を救うために生み出した、一万二千年前の再現である語霊とは違う新たなアクエリオンロゴス。

実際に合体した姿は映らなかったが、総の想いと愛に応え、彼を新たなロゴスワールドへと変換した。

尚、合体させる人間によって号令が違うらしく、陽が合体させようとした際の号令は『集え』だった。

総が消えるとベクター2機は機能停止して現実世界に取り残されディーバに回収された。

初代アクエリオンロゴス/ロゴスワールド

一万二千年前、真理の種族幹部の女戦士ネスタと文字の種族の剣士キリュウが合体して生み出した神秘の巨人。戦火を止めるため、増幅された創声力で搭乗エレメントの望むあらゆる事象を具現化し、あらゆる戦場を突き進んだ。人類文明の兵器は役に立たず、創声力による浄化によって真理の種族の繰り出す殺戮の天使団も無力化されてしまった。

しかし圧倒的な力はかえって対立国からの反感と彼らの連帯を産み、カウンターとして作り出された機械仕掛けの大怪獣「餓」もとい「概念喰いのアクエリオン」の誕生を許してしまう。概念喰いの圧倒的な力にロゴスは敗れ去り、ネスタとキリュウはそれぞれ対立派閥に囚われ処刑された。

しかし処刑される直前、文字の種族の二人の看守の悪意に騙されたことにより、ネスタはキリュウと人類への深い憎悪に満たされることになった。憎悪で発狂したネスタは絶望の中でロゴスのコクピットルームに磔にされ、火刑に処されたが、この最中ネスタとロゴスが概念的に一体化することで一つの「憎しみの世界」へと変貌、これこそ異次元空間ロゴスワールドの始まりだった。

ロゴスワールドの緩衝作用で真理の種族は創声力を自由にふるえなくなり、最終的に文字による機械的な軍事力と連帯力に勝る文字の種族が文字戦争に勝利することになった。ダメ押しとしてキリュウの遺骸から作られ、アクエリオンロゴスのミニバージョンとも言える力を発揮するアーティファクト「創声の書」も力を発揮したようだ。

ちなみにネスタに嘘を吹き込んだ看守コンビは何故かのちの土門努虫と空條翼人に瓜二つ。もちろん声優も同じ。しかし悪意に満ちた言葉と嘲笑でネスタを詰る彼らの邪悪な表情は一万二千年ごと似ても似つかない…。

メタ的な解釈をするならば、ここであえて努虫や翼人の過去生と思われるような人物を出してきたことを踏まえると、平和のためを謳いながらキリュウとネスタがロゴスの車輪で踏み潰してしまった無辜の人々もいたのかもしれない。それが大切な人を失った彼ら二人の心を魔に引き込み、その因果はネスタに返り、そうした連鎖が最終的に一万二千年後まで続く呪いを生み出したということも大いにありうる。

3機合体形態

悪エリオン

M.J.B.Kの影響で陽への恋心と舞亜への嫉妬を暴走させた綺声神心音のベクター参号機がアクエリオン煌を無理矢理挟み込んで合体(?)した形態。

名前の『』は舞亜の『亜』と心音の『心』が合わさって生まれた文字である。

輪のような形状の参号機がクレーンゲームよろしく煌の上半身を挟み、吊り下げて振り回すという無茶苦茶な方法で強制操縦され、煌側のコントロールは一切利かなくなってしまった。

参号機に引っ張られるように飛行する為に煌は宙ぶらりんになっているように見えるが、四肢を使った攻撃も普通に可能である。

アクエリオン飛天(エンジェル)

アクエリオン煌の胸に翼のように展開したベクター参号機が合体して完成した形態。

合体の号令は『輝け』

顔が展開して現れる単眼が特徴的。

参号機を両腕先端に弓のように装着して放つ必殺技『月陽恋歌(ムーンライトキャノン)』は一撃でM.J.B.Kを葬り去る威力を持つ。

しかし創声力の消耗が激しくパイロットの命を削りかねない為、多用するべきではない形態とされている。

一万二千年前にキリュウが操っていた創声力の巨人がこれによく似た姿をしているが、こちらは剣を用いて戦う。

アクエリオン鳳凰(フェニックス)

ベクター肆号機が頭部、ベクター伍号機が翼、ベクター壹号機、或いは餓号機が尾を担う形で合体して完成した鳥型形態。

合体の号令は『轟け』

『鳳凰』の名の通り全身を燃える男の情熱が生み出した灼熱の炎が包んでおり、必殺の『男火魂(熱き男の血潮)』でM.J.B.Kを焼き尽くす。

アクエリオン裂傷

ベクター零号機とベクター貳号機、更に強攻型ベクタードローンαの合体によって完成した形態。

合体形式は罰ではなく、傷をベースに貳号機がバックパックとして合体している。

合体の号令は『刻め』

総が創声の書の力に目覚めた事と、舞亜が自ら決意して合体せいか、エレメントは罰と全く同じにも関わらず罰どころか燦を初めとした他の2機・3機合体形態を凌駕する力を発揮する。

だが舞亜の狙いが総のそばにいる事で発揮できる力で現実世界を救い、同時に自分の体にネスタを縛り付ける事だったため、殆ど戦わないまま分離してしまい、そのまま撤退した。

そしてネスタ戦後の決闘で、βを破壊された言霊がこの形態へ分離する形で再登場した。

実質的には剣の無いアクエリオンロゴスそのものであり、その高い能力も頷ける。

必殺技は月の文字を宿した双剣を砲身にして創声力のビームを放つ『総月剣(ムーンソード・マルチバース)』。

アクエリオンらしき何か

殺戮の天使たち

創声力により真理の世界から実体化した黒い機械巨人の軍勢。

真理の種族の前線指揮官として古の時代を戦った、創声力の女神ネスタが操った。

作中でアクエリオンとは呼ばれているが、分離も合体もしない単一ロボット。

過去シリーズの太陽の翼アポロニアスの異名と同じ名をもつが、役割としては堕天翅族のケルビム兵に近く、創声力を用いた無人操縦で戦場に大量投入された。

関係性は不明だが臀部などに下半身状態のベクター貮号機(=アクエリオンロゴスのバックパック)とのデザインの類似が見られる。

創声力の巨人

文字戦争中盤ネスタ率いる殺戮の天使たちとの緒戦で、文字の種族の戦士キリュウが召喚した何か。

のちのアクエリオン飛天に酷似した創声力オーラの巨人。

単眼(モノアイ)と參号機を思わせる胸元の羽型のアーマーが特徴的。

謎の機体 (概念喰いの下半身)

理論上、一万二千年前に存在したことになるアクエリオンらしき何か。

ヘッドの餓号機とともに概念喰いのアクエリオンを構成する正体不明の機械。

この機体と餓号機の二機合体で概念喰いのアクエリオンが誕生するということらしい。

形状は一万二千年後のベクター參号機&肆号機に酷似している。

その他の合体形態

アクエリオン天(ディーバ)

ベクター餓号機と、参号機、肆号機、伍号機、陸号機の五機が合体した形態。

餓号機が上半身、他のベクターが四足獣の姿になったケンタウルスの様な姿をしている。

その姿は一万二千年前にアクエリオンロゴスを倒した餓号機の本来の合体形態『概念喰いのアクエリオン』とよく似ている。

合体の号令は『救え』

己の願いの根源を思い出した陽の意志によって完成し、ほぼ彼一人の創声力で動いているのか餓号機以外はコックピットがベクターのままになっており、陽一人で他のベクターを無人で操作しての合体も可能。

胸部の餓号機の顎から文字を武器として具現化し、装備する能力を持つ。

必殺技は具現化した槍を構えて高速で突撃する『電晄石花』と槍に纏わせた炎で敵を焼く『火吹斬(カグツチのやいば)』、そして太陽の力を込めた拳の文字を火球に変換し無限拳と共に放つ『陽拳(サンゴッドノヴァ)』。

余談だが合体の時に現れる『天』の文字が『犬』の様にも見える崩れ方をしている。

アクエリオン語霊(ロゴス) (二代目アクエリオンロゴス)

ベクター零号機と、貮号機、強攻型ベクタードローンα、β(捌号機)の四機が合体した姿。

裂傷が大剣に変形したβを携えている三体合体とも四体合体ともつかない人型形態と、貮号機とαとβによって構成された三輪駆動の下半身を持つ戦車形態の二つの姿を持つ。

合体の号令は『讃えよ』

裂傷ではまだアクエリオンロゴスの再現には足りなかったパワーを最新型無人ベクターの追加で補ったうえで、キリュウの因子を継ぐ総と、ネスタの現身である舞亜が乗り込む事で神話の力を覚醒させている。

だがただ合体しただけでは不完全であり、総が舞亜への愛を叫ぶことで愛のアクエリオンロゴスとして完成、ロゴスワールドを構成する憎しみのアクエリオンロゴスと対消滅する事で文字文明を崩壊させた。

だが舞亜の声で復活した陽が乗り込み、ネスタに立ち向かう意志でまとまった三人が究極創声合体した事で金色に輝く『創声語霊(ロゴスジェネシス)』へと進化を遂げた。

そしてネスタ消滅後、救世主を決める決闘で再び総が乗り込み、陽の駆る天との決闘に挑んだ。

必殺技は周囲に具現化した氷の槍を撃ちだす『総零(ぜったいれいど)』。

創世言霊の時の必殺技は腕を十本に分身させ具現化した無数の剣を放つ『無限剣』と、人々の声援から生まれた創声力をβに纏わせた超巨大な光の剣で敵を真っ二つにする『無総陽月剣(ユニバースブレイド)』

なお最強のロゴスジェネシスにも弱点が存在する。いわく、あまりにも凄まじい出力を誇るせいでスタミナ切れによる自壊の危険性があるとのこと。

ちなみに、そもそもアクエリオンロゴスとはネスタ因子を持つエレメントとキリュウ因子を持つエレメント2人の合体形態で、増幅された創声力によって搭乗エレメントの望むあらゆる事象を実現する機体を指す用語である。

現在アクエリオン語霊(ロゴス)と呼ばれる零号機・貮号機・漆号機・捌号機から成る合体形態は単に二人が過去もっともよく使っていた姿というだけにすぎない。

実際に文字戦争当時のキリュウとネスタの合体形態には他にも多彩な姿があったことが明かされている。

ゆえに合体起動時さえアクエリオンロゴスと呼べる条件を満たしていれば、あとは例え零号機以外が無くとも、エレメントが1人でも構わないのである。

概念喰いのアクエリオン

一万二千年前にネスタとキリュウのアクエリオンロゴスを屠った餓号機本来の合体形態。

本当の意味での神話の破壊者にして、冒涜的なアンチロゴス機能を振りかざしあらゆる概念を喰らう機械仕掛けの巨人。

作中ではアクエリオンロゴスを打倒して力尽き、膝をついた場面の静止画のみが登場。

正面図はのちのアクエリオン天に酷似…というよりディーバそのものだが、背部が画面に描かれていない。

つまりディーバから伍・陸号機を省いた、餓・參・肆号機の三機合体のようにも見える。

更に設定上は二機合体とされており、いろいろと謎の多い存在。

ところで一万二千年前当時の文字・真理一時連合軍側には、アンチロゴス機能を抑制する仕組みも意図などもなかったはずである。

ということは餓号機および下半身機体のエレメントは搭乗と同時に概念ごとその命を散らすことを余儀なくされたことが容易に推理できる。

ここで岩上ショウコのエレメント能力「創声力ゼロ」に注目したい。

このパワーは餓号機アンチロゴス機能のミニバージョンとも言うべき類似性を持つ。

こうしたことから彼女の過去生は古の時代、概念喰いのアクエリオンに搭乗してアクエリオンロゴスと戦った二人のエレメントのうちどちらかなのではないかとされているのだ。

餓号機の「噛み跡」が転生したあとにも残ってしまった形だ。

関連タグ

創聖のアクエリオン アクエリオンEVOL アクエリオンロゴス

合体 ロボット

※ソース及び「本家」の定義が不明な為はっきり噓とも言えないが、玩具等で再現可能な構造的に無理の無い「完全変形・完全合体」を実現しているゲッターロボはアクエリオン放映前から存在している。

編集者:CtoG
編集内容:初代アクエリオンロゴス