CV:福島潤
人物像
異世界「アルテア界」の少年。年齢はアルテア界の中でも最年少。14歳。アリシアとAKINOが大好き。
アルテアで生まれた最後の子供で、それ故に周囲から寵愛と期待を持たれているが、本人はそれをストレスに感じているらしく、引きこもりがちで孤立を好んでいる。だが部下からは慕われている様子。
アリシアの立体画像を移す携帯型デバイスを大事に持ち歩いており、オタクの気がある模様。
電子戦が得意。シミュレートを使った模擬戦は常にトップの成績を出すが、予想外の事態に弱く、搭乗者によって性能が代わる上に、ほぼいつでも搭乗者を交代できるアクエリオンに敗戦を重ねる。
その後イズモ・カムロギの命令で、ネオディーヴァの聖天使学園に生徒として潜り込み諜報活動をしながらアクエリオンのベクター機の奪取を目指している。転入予定だった生徒の経歴を改ざんしたらしく、学園での名前は「アクバルジン・バドバヤール」。名前が長いので、こちらでも「ジン」で通っていた。(教官でもなかなか覚えられないような覚えにくい名前だったため)
その後理事長他一部の教師には経歴改ざんがバレるが、正体を知ってか知らずか理事長は「最終的に編入試験を突破したのであれば問題ない」と放置している。
また、不動とシュレードもかなり早い段階から彼の正体に感づいていたが、どちらかというとどういう風な生き方を選ぶのか見守っていた節がある。
女子更衣室の覗き疑惑を掛けられそうになったところをユノハ・スルールに助けられたことをきっかけに彼女に興味を持つようになり、自分を気にかける存在として、そして「光学透過」のエレメント能力で自分を撃破した相手としても、彼女のことを強く意識している。
エレメント候補生としての能力は『断ち切る力』。空間を断ち切ることで攻撃を防御する。ジンの行動を不審に思ったカイエン・スズシロが、ユノハの部屋に行ったジンに仕掛けた攻撃がユノハに当たりそうになった時に発動した。ジンは自分にこの能力がある事を知らなかったようだ。
前髪で目が隠れているが、実は意外と整った顔立ちをした美少年である(サザンカ曰く『受け』)
時折セリフに、前作の楽曲の歌詞を使う。これはシリーズ構成を担当する岡田麿里の案とのこと
最期
アクエリアの舞う空の上映会で突然カグラ・デムリが乱入し、その混乱に紛れてユノハを連れてベクターゼド2号機でアルテア界に逃げようとしたが、彼女の涙を見て自身の感情を抑えきれず戻ってくる。
その後合体し、更にミコノの「繋ぐ力」で疑似的ながら2機7人での合体を完成させる。
(その際にアクエリオンゲパルトの両腕に2連装のロングキャノンが新たに召喚される。)
そしてカグラのアブダクターにエネルギーを供給し続ける次元ゲートを閉鎖するために前作の強攻型アクエリオンが見せたアーマゲドン形態に似た形態(アーマゲドン・ゲパルトと仮に呼ぶ)に変形し、自身の能力を完全開放してゲートを閉鎖し勝利に貢献したが、その直後トワノ・ミカゲによって致命傷を負わされてしまう。
薄れゆく意識の中、最後にユノハに自分の気持ちを告白しつつ絶命、アマタ達ネオディーヴァの仲間として埋葬された。
死ぬ死ぬ詐欺のシュレードがいたこととジンユノが大人気だったことから予告詐欺であってほしいと誰もが願うも空しく死亡描写が明確に書かれてしまい、多くの視聴者が涙した。
だが、彼が遺したゲパルトのロングキャノンとアーマゲドン・ゲパルト形態はその後も使用され、第24話ではアンディがこの形態に変形してアルテア界に繋がる疑似次元ゲートを開いているなど、彼の生きた証はしっかりと残されている。
DC版の最終回にてユノハのカエルのぬいぐるみであるタマに転生してることが明らかになりユノハをサポートした。
他媒体での活躍
第3次スーパーロボット大戦Zにて、滅多に他人に心を開かない事で有名な碇シンジくんと友人になる。
歩く地獄の黙示録や虚無る魔獣の用務員等の色の濃い連中が跋扈する中、若干埋もれがちな組み合わせだが印象に残るクロスオーバーである。
シンジは、当初スパイであり他者と必要以上の接触を断っていたジンにシンパシーを感じ、シンジの方からのアプローチでぎこちないやりとりから徐々にかけがえのない親友になっていく(今回参戦できなかった鈴原トウジのポジションと言えばわかり易いだろうか)。
またジンの方はユノハ以外の人と話す契機にもなり、ミカゲを断ち切るきっかけにもなる。シンジへの援護防御で熱く名前を叫んでくれちゃったりする位。
父の定めた運命に抗い、断ち切り、それでも大切な人たちと繋がり続けようとしたジンの姿は、やがてシンジをシンジさんへとシンカさせるのだろうか…
なお、ルート次第では不動指令の策で生存する。その際は渚カヲルが「僕の友人の友人を助けてくれた事には礼を言う」と発言するが、少し表情が不服そう(これに関しては「ジンに嫉妬している」という否定的な意見と「不動ZENが躊躇しなければジンは死にかけることがなかったと不動に憤っている」という肯定的な意見が存在する)。
今作ではサザンカの発言にレイがシンジに「碇君、受けとか攻めって、何?」と質問しているあたり、少々シャレにならない事態になりそうな気がしないでもない・・・。
関連タグ
碇シンジ:親友