概要
『ニューアベンジャーズ』第7号（2005年7月）にて初登場。
『アベンジャーズ』第89-97号（1971-1972年）で描かれた「クリー・スクラル・ウォー」の直後に結成された秘密結社。
同戦争における地球の甚大な被害は、各ヒーローの結託があれば防げたというアイアンマン / トニー・スタークの主張のもと、各分野のヒーローの代表者6名によって結成された。
ティ・チャラ / ブラックパンサーにも声がかかったが、会議の意見が一致しなかった場合の危険性を理由に辞退している。
メンバー
- ネイモア・ザ・サブマリナー：海洋の支配者でアンチヒーロー思想の代表。
- トニー・スターク / アイアンマン：アベンジャーズの共同リーダーの一人。アベンジャー型のヒーロー、自然の超能力を備えていない普通の人間の代表。
- リード・リチャーズ / ミスター・ファンタスティック：ファンタスティック・フォーのリーダー。科学ベースのスーパーヒーローコミュニティの代表。
- ブラッカガー・ボルタゴン / ブラックボルト：インヒューマンズの代表。またネイモアと同じく支配者・王族でもある。
- スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ：神秘・非科学的な分野の代弁者。
- チャールズ・エグゼビア / プロフェッサーX：X-MENなどのミュータントコミュニティの代表。
MCU
2022年公開の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、予告映像に「6つの席」が登場したことから、イルミナティが登場するのではないかという予想がされている。
（1分15秒あたり）
ストレンジがアメリカ・チャベスの能力によって迷い込んだアース838におけるスーパーヒーローチーム。
838ではストレンジがいた宇宙同様、サノスの脅威にさらされていたが、これを解決したのがイルミナティである。
メンバーは、コミックと同様、プロフェッサーX（演：パトリック・スチュワート）、ブラックボルト、ミスター・ファンタスティックの他、サノスとの戦いの際に死亡したストレンジの後継者であるカール・モルド（演：キウェテル・イジョフォー）、スティーブ・ロジャースの代わりに超人血清を打ったペギー・カーター / キャプテン・カーター（演：ヘイリー・アトウェル）、キャロル・ダンバースの代わりに超能力を得たマリア・ランボー / キャプテン・マーベル（演：ラシャーナ・リンチ）の6人。
彼らの活動は社会的に認知されており、特に死んだストレンジはサノス打倒の功労者として「ストレンジ博物館」が建てられている。
またマルチバースに関する研究も進んでおり、宇宙同士の境界が揺らぐことによる崩壊現象「インカージョン」を防ぐことも活動の一つ。
この世界のクリスティーン・パーマー（838宇宙の人間からはアース616と呼称される、MCUで今まで描かれてきた宇宙では、ストレンジの恋人で女医）はイルミナティの施設で研究員として働いている。
また施設内では自立型ロボット「ウルトロン」が警備員として配備されている。
彼らは616宇宙のストレンジの存在がインカージョンを起こす危険があるとして彼の処遇に関する投票を行なおうとするが、アース616のワンダ・マキシモフに操られたアース838のワンダが施設を襲撃。
メンバーは各々の能力を駆使してワンダを撃退しようとするが、スカーレット・ウィッチとしての圧倒的な能力の前に、モルドを除く全員が殺されてしまう。
