概要
迷宮都市オラリオに存在するイシュタルを主神とするファミリア。
等級はA、本拠地は『女主の神娼殿(ベーレト・バビリ)』(※)。エンブレムは娼婦を象ったもの。到達階層は45階層と、迷宮攻略でも高い戦果を誇る大派閥。
構成員の大半が戦闘娼婦(バーベラ)のアマゾネスたちが占めており、男女比は1:9。大半がLv.3以上。探索系ファミリアではあるが都市南東部にある歓楽街を牛耳っており、費用と損失が少ないことから、その財力はオラリオ随一と言われる。本編の5年前から、闇派閥に莫大な資金を投資していた。
春姫の魔法を使って団員達を一時的にレベルアップさせており、かつてステイタスを不正していると訴えた敵対ファミリアと調査に来た『ギルド』を欺き、逆に「濡れ衣を着せられた」と訴えて敵対ファミリアと『ギルド』から多額の慰謝料を払わせた挙句に、ファミリアの方は完全に滅ぼした経緯から、『ギルド』も迂闊に手を出せない存在となっていた。
他にもアマゾネス達の国・テルスキュラと協力関係にあったり、【ヘスティア・ファミリア】を罠にはめたりと問題行動が多く、すべてが露見すれば【イケロス・ファミリア】と同様に闇派閥として扱われた可能性がある程問題のあるファミリア。
主神であるイシュタルの意向で、【フレイヤ・ファミリア】の打倒を目論んでおり、その為にサンジョウノ・春姫を殺生石に封印して眷属を全体的に強化する禁断の計画を実行に移そうとしていた。
しかし、ヘルメスの情報操作によって、イシュタルがベル・クラネルを魅了して寝取ろういう余計な行動に出た結果、フレイヤの逆鱗に触れてしまい、殺生石の儀式を実行する前に【フレイヤ・ファミリア】の電撃侵攻を受け、歓楽街ごと殲滅。イシュタルは天界に送還され、ファミリアは消滅した。
その後、多くの団員は【ヘルメス・ファミリア】等の他ファミリアに改宗したのだが、イシュタルが闇派閥と繋がりを深く持ち過ぎたのが原因で、人造迷宮「クノッソス」攻略に要となる鍵「ダイダロス・オーブ」の情報を得ようとした【ロキ・ファミリア】によって生き残った団員達が目を付けられてしまう羽目になる。
それを闇派閥側が察知した結果、ヴァレッタ・グレーデ率いる【セクメト・ファミリア】の暗殺者によって口封じを目的とした残党狩りが実行され、これによって元・団員のアマゾネス達の多くが殺害されてしまっている。
(※)余談だが、「ベーレト・バビリ」は本来はイシュタルの別名で、「バビロンの女主」の意。文法からして違うので、英語的な文法に直したのだろうか?
メンバー
ファミリアの主神。外見は美しいが、性格は下劣で嫉妬深く、フレイヤを妬み、テルスキュラを支配する【カーリー・ファミリア】や闇派閥の戦力を取り込んで打倒することを目論むが……。
フレイヤ曰く「品性が足りない」とのこと。
身長2mを越えるおかっぱ頭の団長。Lv.5。醜悪な容貌の上にナルシストかつ協調性皆無、横暴さと暴力性の塊で、団員からの信頼は皆無。団員達からは陰で「ヒキガエル」と呼ばれている。
- タンムズ・ベリリ
副団長であり、男娼。Lv.4。フレイヤに魅了の上書きをされ、【フレイヤ・ファミリア】に降る。
姉御肌で面倒見がいい性格で団員から慕われており、春姫にとっても姉のような存在。所属当時のLv.は3。ファミリア消滅後に【ヘルメス・ファミリア】に改宗。
灰色短髪のアマゾネス。Lv.3。一人称は俺。アイシャとは仲がいい。
Lv.2の、明るく活発なアマゾネスの少女。ベート・ローガに惚れている。ファミリア消滅後に別のファミリアに改宗。
狐人(ルナール)の少女。他人のLv.を一時的に一つ昇華させるレア魔法の持ち主。ファミリア消滅後に【ヘスティア・ファミリア】に改宗。
- シャレイ
容姿不明。港街(メレン)での【ロキ・ファミリア】との交戦の際、アイズに魔法封じの呪詛を掛けたことから、魔導士的な立ち位置だと思われる。