レナ・タリー
れなたりー
CV:M・A・O
【イシュタル・ファミリア】に所属していたアマゾネスの冒険者・戦闘娼婦(バーベラ)。16歳。
ステイタスはLv.2。二つ名は【爛花(プールス)】(『メモリア・フレーゼ』にて判明)。
本編にも登場しているが、ほぼモブキャラ扱いで、主な活躍は外伝『ソード・オラトリア』。
アニメ第二期では出番が増え、劇場版でもアイシャ・ベルカと共に1カットのみ登場している。
明るく活発で、天真爛漫な性格の少女。戦闘娼婦のまとめ役でもあるアイシャの妹分のような存在で、彼女にもよく懐いている。
オラリオ外にある港街・メレンにて、【ロキ・ファミリア】との抗争の最中にベート・ローガに一蹴され、その時の敗北を機にアマゾネスの強い雄に惹かれるという習性から彼に惚れる事となり、その後に謹慎中のベートと再会し、彼に求婚を繰り返すようになる。あまりにしつこかったため、ベートにうっかり思いきり腹パンされてしまうが、泣き喚くどころか恍惚な笑みを浮かべながら喜びを感じており、その時の反応は流石のベートや同族のティオナもドン引きしていた。このように残念美人な部分もあるが、ベートの罵詈雑言や「雑魚」という言葉の真意を一度聞いただけで理解するといった一面も見せている。
ベートと共に行動中、闇派閥に雇われた犯罪組織【セクメト・ファミリア】の暗殺者達による元【イシュタル・ファミリア】の戦闘娼婦襲撃の際、呪道具(カースウェポン)によって致命傷を負い、死亡してしまう。
…が、実はアミッド・テアサナーレが精製した解呪の魔道具がギリギリ完成したことで一命を取り留めており、ほとぼりが冷めるまでリヴェリア達に匿われていた。その後、彼女が死んでしまったと信じ、闇派閥に報復を行ったベートにその経緯を聞かされ、再び腹パン(膝頭)をお見舞いされたが、やっぱり喜んでいた。
その後も相変わらずベートに付きまとい、彼からうっとおしがられているが、それまでの経緯もあり、多少は態度が軟化している模様。
本編18巻で、【イシュタル・ファミリア】壊滅後にサミラと共に【ハトホル・ファミリア】に改宗していたことが判明し、『派閥大戦』にも派閥連合側として参戦する。
『派閥大戦』後、Lv.3にランクアップした模様。
ドラマCDによると、元々の予定では容赦なく殺すつもりだったことが話されるが、劇中劇なので真相は不明。
外伝8巻あとがきでは、編集長に「殺しちゃあかん」と猛説得されたとの事なので、やはり当初の予定では死亡する予定だった模様。
因みにそのドラマCDでは作者側がアイズ、編集長側をなんとベートが演じている。
『メモリア・フレーゼ』のイベントストーリー「爛花・夏恋奇祭(レイクサイドサマーフェス)」では、本編7巻におけるレナ自身の心情が明かされている。
春姫とともにベートを探しているところに出くわしたシルとルノアから、殺生石の件も踏まえて仲がいいのかと問われた際、レナはそんなに仲良くなかったとぶっちゃけた。
(春姫「がーーーーん!!」)
元々レナは、アイシャに頼まれて春姫の面倒を見ていたのだが、レナ自身好きで娼婦をやっていたため、娼婦業を嫌がる春姫の気持ちがわからなかったらしい(シル曰く種族としての貞操観念の違い)。殺生石に関しては流石に春姫に同情したが、いざ反逆を試みたアイシャが肉体的にも精神的にも逆らえなくなってしまったのを見て、アイシャに死なれたくなかったレナは春姫より彼女を選んだ、という事情があった。レナ自身は春姫を諦めてしまったことに申し訳なさを感じていたが、当の春姫も「もしレナ様の立場なら同じことをした」と返していたため、少なくとも春姫はレナたちを恨んではいなかったことは確かである。
『メモリア・フレーゼ』のコラボイベントでは、「処刑少女の生きる道」のアーシュナ・グリザリカと担当声優が同じなため、絡みがあった。