「この子は自分の母親や大人たちを恨んでおる!その上、何が何でも強くなりたいと思っておる!つまり、アリコマンド少年隊にピッタンコなのだ!」
登場作品『仮面ライダー(新)』
第50話「君もアリコマンド少年隊に入隊せよ!?」
概要
タガメの能力を持つネオショッカーの改造人間。鳴き声は「ガーメー‼」。
子供たちをアリコマンド少年隊に仕立て上げ、彼らに破壊活動を行わせるために、部隊に入隊できそうな子供たち(主に身体能力が高そうな子供)を次々に拉致していた。
なお、アリコマンド少年隊になる素質は体力的なもののほかに、大人に対する怒りや憎しみが強いほど、強さや力を求める子供ほど良いらしい。
ちなみに、こいつの最大の特徴は、昭和ライダーシリーズで数少ない、子供をその手に掛けた怪人という事である※(アリコマンド少年隊の入隊テスト(強制的)に不合格だった子供たちの血を吸い尽くすシーンがある。生死不明という解釈もできんことはないが…)。
能力
右腕の鎌状になっている鍵爪で敵を切り裂く。口から針状の管を出して相手に突き刺し、体の体液を全て吸い尽くしてミイラにして殺害してしまう能力を持つ。また、タガメの怪人だけに水中戦を得意としているほか、タガメの姿に擬態することも可能である。
活躍
某小学校にタガメの姿に擬態して侵入し、理科の事業中に正体を現してその場にいた担任の先生を殺害。
その場にいた生徒たちの中でアリコマンド少年隊の素質がありそうな子供たちを連行したのを皮切りに、次々と子供たちを拉致し、とある池の底に建設されたアジトで少年アリコマンドに改造(とはいっても、一種の洗脳のような物)していった。
しかし、最終的には筑波洋=強化スカイライダーに計画は感づかれてしまい、最後は99の技の1つ・『スカイフライングソーサー』を受けて爆死した。
余談
実はタガメモチーフの怪人は仮面ライダーシリーズではなんと彼が唯一。東映作品全体で見れば、人造人間キカイダーのアオタガメや忍風戦隊ハリケンジャーのカラクリ巨人メガタガメ、星獣戦隊ギンガマンのバクターとそれなりに採用されているモチーフではある。