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お盆の編集履歴2022/05/28 15:09:02 版
編集者:タカ
編集内容:時期について追記

概要

  1. 日本で古来より行われていた『魂祭り』に、仏教の『盂蘭盆会』が習合した行事本頁で記述。
  2. 料理食器を載せて運ぶ平たい器 → トレー / トレイ

行事としての『お盆』

旧暦7月15日を中心とした数日間に、先祖を迎え、もてなし、送るまでの諸行事をいう。

日本全国で行われており、その数日間を、夏季休業期間に当てている企業は多い。

旧暦を用いていた時代においては、基本的に7月15日前後、13日から16日までの間に行われていた。

新暦導入後は、『改暦の布告』にて新暦においても7月15日に行うことが原則と定められたが、

  • 新暦に合わせると季節が合わなくなり、用意できなくなるものがある
  • 当時、日本の大多数の地域にとって新暦7月中頃は農繁期であり、呑気にお盆などやっている場合ではない

と言った事情が合わさり、

  1. 季節には目をつぶり、布告に従い新暦の7月15日にする。
  2. の満ち欠けに関わらず、季節日付を合わせるため、月遅れの新暦8月15日にする。
  3. それまでどおり旧暦に従って行う。

 の3種に分かれた。上記の通り大多数を占める農村部で2.が採用され、1.は農繁期があまり関係ない一部の都市のみで、3.は次第に減っていき、現在では沖縄県にほぼ限られている。

また、少数ではあるがこれらと全く関係のない8月1日にお盆をする地域もある。これは養蚕を行っていた地域の一部にに見られるが、事情としては2.に近く、この頃が養蚕の農閑期なのだ。

現在では人の往来が激しくなり、地元の習慣に合わせる住民が増えた、帰省する家族に合わせて、商業的な効率などの理由で8月15日に行うのが全国的にも一般的だが、それはそれとして旧来通りの時期に行う家庭も多く見られる。

先祖の魂が戻って来る日として、7月13日の夕刻にきゅうり精霊馬を作り、家の門の前で迎え火を焚く。15日にお寺墓参り法事をすませ、夜には盆踊りを行う。そして盆の終わる15日か16日には家の門前で送り火をたき、祖先の霊を見送る…というのがよくあるパターンだが、宗派地域によってはこの限りではない。浄土真宗ではそもそも、浄土へ行ったらふらふら戻って来るものではないとするため、上記のほぼすべてが該当しない。

ちなみにかつては、にも死んだ人のが戻って来るのを祀っていたという。鎌倉時代には関東で行われていたが京都では廃れており(「徒然草」による)、今ではその名残もほぼ見られない。

夏コミに日程が重なりやすく、参加者にとっては(休みが取れて)有難かったり(交通が混雑して)悩みの種だったりする。

盂蘭盆会の頁も参照の事。

お盆の編集履歴2022/05/28 15:09:02 版
編集者:タカ
編集内容:時期について追記
お盆の編集履歴2022/05/28 15:09:02 版