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概要

2009年7月、『機動戦士ガンダム』放送30周年記念と「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」の一環として、設定通りに頭頂高18mサイズで建立された『実物大ガンダム』立像についてつけられるタグ。普及率はあまり高くないので、「お台場 ガンダム」と絞り込み検索をするほうがよいかもしれない。

デザイン

ガンダムのデザインは同日発売のガンプラ「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.G30th」と共用になっている。オリジナルではランドセルに2基しかないバーニアスラスターが、4基に増設されているのが特徴。

実際に立像化されたというのもあって、このデザインは後に「RG RX-78-2 ガンダム」や「MG RX-78-2 ガンダム Ver.3.0」でも引き継がれた。

建立から現在まで

2009年7月11日~8月31日までの期間限定で、東京都お台場・しおかぜ公園に設置されたのが初出。

頭部のみ可動機構を持ち、一定時間になると各部からミストが噴出されるギミックを持つ。

さらに夜になるとカメラなどがライトアップされる仕様だった。

同地での展示終了後も、2010年7月からは静岡県静岡市にて開催された「静岡ホビーミュージアム」に移設され、ビームサーベルを携えた姿で翌年3月まで展示されていた。

その後もユニットごとに分解された状態などで展示が続けられていたが、2012年4月にお台場にオープンした商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」にて常設展示が開始され、再びお台場の大地に立つ事となった。

なお、「ダイバーシティ東京プラザ」での展示に当たってはビームサーベルがオミットされた代わりに、関節部のディテールや各所のマーキングが変更された「マグネットコーティング」後の状態を再現したものとなっている。

RX-78の展示は2017年3月をもって終了し、この役回りはユニコーンガンダムに受け継がれる事になった。

関連動画

その他ガンダム立像

サンライズ公認実物大立像

ユニコーンガンダム(2017年8月~)

上述通りお台場ガンダムの跡地だった東京都江東区のダイバーシティ前スペースで展示されている。

ダイバーシティ内のガンダムオフィシャルショップが「ガンダムフロント東京」から「ガンダムベース東京」にリニューアルされるにあたって建て替えられた。

強度やバランスの問題からユニコーンモード⇔デストロイモードの変形の一部が簡略され、ユニコーンモードは公式とはやや異なる疑似形態となっている。

RX-78F00 ガンダム(2020年8月~)

神奈川県横浜市中区に展示された、初の『動く』実物大ガンダムである。

同市の新都心であるみなとみらいにオープンした「ガンダムファクトリー横浜」に合わせて完成。

元々は2022年までの期間限定展示だったが新型コロナウイルスの影響で客入りに規制がかかったのもあって23年まで延長となっている。

フリーダムガンダム(2021年5月~)

センシティブな作品

中華人民共和国上海市浦東新区にオープンした「ららぽーと上海金橋」に合わせて展示。

フリーダムが選ばれたのは中国で有名になったシリーズが機動戦士ガンダムSEEDのためで、実物大立像としては初の非宇宙世紀発かつ海外展開である。

オリジナルとはほとんどアレンジは変わらないが、背部ウイングが重量バランスを考慮してか横一列に折り畳めるようになっている。また、ウイングの自重を支えるためのランディングギアも左右一対設置された。

RX-93ff νガンダム(2022年4月~)

福岡県福岡市博多区那珂にオープンした「ららぽーと福岡」に合わせて展示。

オリジナルのブラックからダークブルー主体のトリコロールカラーになっており、こちらも重量の問題で武装がフィンファンネルからff用武装のロングレンジフィンファンネルに変えられている。

番外編

1/3スケール Zガンダム(2000年~)

岡山県津山市の道の駅「久米の里」で展示されているファンが造った7mサイズの立像。

ファン制作ゆえに非公式ではあるものの、津山市を代表する建造物の一つとなっており、コックピットも造られている。

四川省ガンダム(?)→天郷2号(2010年・2011年→撤去)

「これはガンダムじゃないアル!信じてアルヨ!」

中国にフリーダムが立つ約10年前、成都市の「国色天郷楽園」でどう見てもお台場ガンダムをパクって勝手に造られたワイヤーとナイロン布製立像。

最初はただの色違いのRX-78-2だったが、パクリがバレるとすぐさま増加装甲を付けられて再展示され、これは「天郷2号」という別物だと言い張った。

全長も最初は15mと発表していたのを急に20mに変えるなどかなり適当。いずれにせよ現在は撤去済みのため、実際の全長ははっきりしていないままである。

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