概要
1956年に、5歳(現4歳)以上の馬による重賞として「スプリングハンデキャップ」の名称で東京競馬場で創設され、1960年に地元を走る京王帝都電鉄(現・京王電鉄)から寄贈賞の提供を受け、「京王杯スプリングハンデキャップ」と改称、その後1984年より別定戦に変更となり「京王杯スプリングカップ」と改称された。
当初は2月下旬 - 3月上旬に芝1600mで行われたが、施行時期は1972年より5月中旬の東京開催で定着し、距離は幾度かの変更を経て、1981年から芝1400mで行われるようになった。
1984年のグレード制導入でGⅡに格付けされ、関東における安田記念の重要な前哨戦として位置づけられた。2014年からは本競走の1着馬に、安田記念の優先出走権が与えられており、実際本レースを勝利して安田記念を優勝した馬は多い。
データ
コース | 東京・芝1400m |
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条件 | 4歳以上 |
重量 | グレード別定 |
主な勝ち馬
関連項目
マイラーズカップ - 京都競馬場で行われる関西での安田記念前哨戦。こちらもGⅡ。
京王電鉄提供、もしくは提供していた重賞競走
京王杯2歳ステークス - 創設時名:「京成杯3歳ステークス」
京成杯オータムハンデキャップ - 創設時名:「京王杯オータムハンデキャップ」
本競走の対となるのが「オータムハンデキャップ」という重賞で、こちらも本競走創設の同年である1956年に創設された。しかし1980年に中山競馬場で行われていた「京成杯3歳ステークス」と施行場を交換され、「中山なのに京王、東京なのに京成」というねじれ現象が起きてしまった。1998年に京成電鉄と寄贈賞の交換が行われ、現在の名称となった。