「光、大好きだよ・・・。でも・・・、光の『好きなもの』は、全部大嫌い!!」
概要
アニメ版『魔法騎士レイアース』第二章に登場するオリジナルキャラクター。
原作版とアニメ版の第二章の展開(『柱』がいなくなり、崩壊の危機に瀕するセフィーロとその『柱』の座を狙う第三国の登場などの流れは一緒だが)が大幅に違うため、原作版には登場しない。
しかし、CLAMP作品がアニメ化する際は脚本をメンバーの大川七瀬氏が手掛けるor関わることが多いため、『アニメスタッフが作ったオリジナルキャラクター』とは少々異なる。
その面で言うと、完全なるオリジナルというわけではないのかもしれない。
名前の元ネタはシボレー・ノヴァ。1980年代に販売された最終モデルはトヨタ・スプリンターがベースだった(日本国内では未発売)
人物
性格は今でいうヤンデレ。
エメロード姫から『魔法騎士の真実』(異世界の者に『柱』である自分を殺してもらうためのシステム)を聞かされ、エメロード姫を討ってしまったことやセフィーロの柱システムの理不尽さへの後悔や懺悔、憤りといった光の負の感情から生まれた、もう一人の獅堂光ともいうべき存在であり、光の心の影。
そのため、瓜二つの容姿を持ち、彼女と同様に炎の魔法(炎の矢,紅い稲妻)が使え、例え結界が張っていようとも、光が入れる(通れる)場所なら何処でも入れる(通れる)。
好きなものは自身を生みだしてくれた光、デボネア。
嫌いなものは光が好きなもの、大事に思っているもの。
後者へは『光の為だけに生まれてきた』、『他を見ないで自分だけを見て』、『光の血が見たい』と豪語し、固執や執着といった感情を寄せ、逆に光の好きなものや大事に思っているものへは激しい憎悪の感情を見せる。(今で言うところのヤンデレ気質)
前者へは、地球に帰った後にセフィーロに生まれ落ちたために孤独に苛まれていたところを助けてくれた(実際は利用していただけ)と「デボネアお母様」と呼び慕っている。
そのデボネアから教えられた「光自身や光の大事な者を殺せば、光は喜ぶ」という嘘を信じ込み、デボネアが造り上げた魔神レガリアを操り、何度も光達を襲った。
最終盤では用済みとなったことから母と慕っていたデボネアに切り捨てられ、精神的な支えを失って恐慌状態に陥る。光に対しても怯え狂っていたが、『自身の大事な者達には死んでほしくない、守りたいこと』、『自身の大事な者達とは生きて幸せになりたいこと』、『負の心ごと自分を好きになろう、好きになりたいと思うこと』を告げた光と和解し、光の中へと消えていった(光がノヴァを受け入れたことで融合された)。
魔神レガリア
デボネアの手により制作されたノヴァ専用の闇の魔神。ノヴァが見限られた後はデボネアと融合し最後の敵として立ちはだかる。
代表的なセリフ
何れも光への強い固執と執着心、光が好きな人への憎悪を表すセリフが多くを占める。
「光が『自分を嫌い』だから、『私は光が大好き』なんだよ」
「光、ずっと一緒にいよう!外なんか見ないで、私だけと遊ぼう!」
「だって、私は光だもの。私を生んだのは光だもの」
「光が好きな人はみんな嫌い。光が好きな人がみんないなくなれば光は独りぼっち・・・、私だけと遊んでくれる。ランティス、大嫌い!!」
「私は光だもの。光が通れるところは私も通れる」
「光が好きな人はみーんな私が殺してあげる、『光のため』に」
「光がだーいすきな奴ら・・・。みんな、光とずっと一緒にいられるようにしてあげるね」
「光、待っててね。すぐみんな、殺してあげるから」
「私を生んだのは光。でも育ててくれたのはデボネアお母様だ。お母様が教えてくれた。大好きな光のために私はどうすればいいか。もう二度と光が悲しまないように・・・、みんな光と一緒にいられるように・・・、みーんな殺せばいいって!」
「私のことも好きになってくれる?」
関連イラスト
関連タグ
- ブラックビート/シャドー:『重甲ビーファイター』の登場人物。放送時期が同時期であり、主人公チームがレイアースと同じく赤・青・緑の3人組であることや、主人公の影の存在であることなど、共通点が多く見られる。
- ダークプリキュア:『ハートキャッチプリキュア』の登場人物。ちなみに中の人は『レイアース』ではアスコットを演じている。
- AI(プリキュア):『スター☆トゥインクルプリキュア』の登場人物羽衣ララが助言や確率計算を求めるためのAI。ノヴァの中の人だけでなく、光の中の人も香久矢満佳として出演する。
- シャーリィ・オルランド:軌跡シリーズの登場人物。髪色と髪型が光と似ている炎使い(後の作品ではノヴァと同じくロングヘアになった)。ただし性格面はノヴァ寄り。自分と互角の勝負ができるかもしれないということからある少女に固執している。相手を本気にさせるために破壊活動を行い、無益な殺生まで働こうとした(破壊活動の動機が少女の気を引くため)。