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Gルートの編集履歴

2022-08-28 16:29:57 バージョン

Gルート

じーるーと

Gルート(Genocide Route、殺戮ルート)とは、RPG『Undertale』で戦闘可能なモンスターを全て殺害することで突入できるルートのことである。

※この記事には、RPG『Undertale』のネタバレが含まれています。































* しかし だれもこなかった。




概要

大きく分けて三つあるルートの内の1つで、いわゆるバッドエンドルートとなる。正式名称は「Genocide(ジェノサイド、殺戮ルート」。


本作のキャッチコピーである「誰も死ななくていい」の真逆を征くルートではあるが、たとえエンカウントしてきたモンスターを邪魔者と看做したとしても、漫然と殺す程度ではこのルートにたどり着くことは出来ない。

本作における「モンスター」とはエネミーの意味一本ではなく、あくまでもこの世界のれっきとした個々の住民であり、殺せば殺すほど残数が減るうえ、主人公を恐れて滅多に近づく者はいなくなる。それを執拗に探し出して念入りに殺し尽くして、初めて条件を満たすのである。

殺し続けた場合、地域にもよるが、正攻法では数十分誰とも出会わないなんてことさえあり、それを執念でしらみつぶしに探し続けることは、すなわち「殺しそのものが目的」でもない限りありえない行動様式と言えよう。


大まかな進行チャートとしては極めてシンプルで、全てのエリアで以下を達成するだけ。他のルートとは大きく異なり、単純作業色が極めて強い。

  1. ザコモンスターが現れなくなるまで一定数を殺害する
  2. そのうえで当該エリアのボスモンスターを殺害する

ボスモンスターを殺害した段階でそのエリアにザコモンスターが残っていれば失敗となり、Gルートが中断され「Neutral(中立)ルート」に突入する。また、地域によっては特定のザコモンスターや固定モンスターを道中で逃さず殺害する必要がある。



このルートを歩んでいる間にセーブポイントに接触すると、殺害数の残りカウントが「◯◯体 のこっている」という形で表示され、全て倒していると「ケツイ。」の表記へと変化する。

ザコモンスターを殺しつくした場合、エンカウントは発生するが戦闘画面になっても「しかし だれもこなかった。」と表示されてマップ画面に戻る演出が入るのが特徴。この3つのメッセージはこのルートを象徴する場面と言えよう。

  • ケツイ」というワード自体は本作全般で重要になるが、他のルートであれば「そびえたつ いせきを まのあたりにして ケツイが みなぎった」のように文章として伝えられるものであり、それをGルートだと「ケツイ。」という単語のみで伝えているためかなりのニュアンスの違いが感じられる。


さらに、主人公のステータス画面を見ると、右下部分に他のルートでは表示されない「KILLS」という項目が追加されており、モンスターの総殺害数がカウントされている。

そして、パピルス戦後からエンカウント時のマークが「!」から「╹◡╹」に変化している。



Gルートでは一部ナレーションの文字が赤くなるなどの特徴があるが、特に大きいものとして主人公であるニンゲンに「一般的な感情や倫理観が著しく欠落している」様な描写が多く描かれるようになる。パピルスのパズルを勝手に素通りするなどプレイヤーの意思に反して勝手に行動することも多くなり、また各エリアではニンゲンを脅威と思い避難するなどしてほとんどのモンスターがいなくなり、一部のキャラクターからは「まともに人間扱いされない」「そもそも人間なのか何なのかわからない存在と認識される」始末となる。


通常とは違いイベントや会話もかなり削減されており、行動もかなり制限されるが、このルートでしか発生しないイベントやボス戦が存在することも大きな特徴の一つである。またそのイベントや戦闘も、精神的にこたえるものがある為、生半可な気持ちでのプレイは推奨されない。


本作の世界観においては特異な内容であることから、表だってこのルートへ誘導されることは一切なく、PS4・PSVita・XBOXOneにおける実績でもGルートに関するものは一切存在しない(というか殺害を前提とした実績自体ない)。


殺害数の増加にともなって劇的に低くなるエンカウント率をかいくぐって要求殺害数を満たすのは、ノーヒントではかなり難しい。

一方地域によっては、ルート突入中はモンスターを殺害せずに先へ進もうとすると「◯◯体 のこっている。まだ このさきへ すすむべきではない。」というメッセージで呼び止められるため、万一何も知らずにこのルートに入った場合、むしろノーヒントでGルートを脱出するのが難しくなる。


イベントシーンが削減されていることから、仮にこれをスムーズに突破できるのであればクリア時間を大幅に短縮できるという見方も可能であり、RTA界隈では最も盛んに行われているルートでもある。


物語の展開

ほぼ単純作業と化しており、エリアを進むほどストーリーの省略が激しくなる。ラスボス手前の段階では、その殺害数の多さから主人公のLV(LOVE、ぼうりょくレベル)はカンスト手前の19になっている。


ラスボス戦

ルート終盤では、アズゴアの元に辿り着く前にとある人物との戦闘が発生する。


全てのエリアで条件を満たしGルートを継続させ続けた結果、これが事実上の最後の戦闘となる。

  • 一応、この後も戦闘となる場面が存在するが、プレイヤーがまともに操作しなくとも終了する。

他のルートでの戦闘やラスボス戦、同じルートで戦う強敵と言えるボスと比較しても、その難易度は常軌を逸した領域に達しており、また他ルートのラスボスと違ってプレイヤーが勝利に近づくための救済措置が何一つない。その鬼畜さに挫折してこのルートを中断したプレイヤーも多く、もはや伝説とも言える戦闘となっている。


ラスト

ルートの最後のシーンでは、作中で唯一故人であるはずだった人物が登場を果たし、会話することとなる。


プレイヤーが最初にニンゲンに付けた名前を持つその人物曰く、主人公のLOVEが最高に上がったため、死の淵から蘇ったと語り、プレイヤーにここにはもう自分達に必要なものは何もないと世界を消し去り次に進もうと提案してくる。


そして表示されるけす・けさないの選択肢では、どちらを選んでも世界は消滅し、そこでゲームは強制的に終了される。


当然、セーブファイルもリセットされることになる。

そればかりか世界そのものが破壊されたため、再びゲームを起動させても真っ暗な画面が映るだけなのだが、10分ほど経過すると重要な提案を持ちかけられる。

重要な提案であるだけに、承諾すると相応の影響を受けることになる。乗るかどうかはプレイヤー次第である。


体験版

最初のエリアであるいせきのみプレイ可能な体験版でも、Gルート形式で進行することは可能。その場合、体験版のエンドが専用のものになる。


BGMとして使われる「In My Way」はこのルートを象徴するもので、製品版でも切っても切れない一曲。もちろん他のルート形式と同じく製品版の宣伝で締めくくられはするのだが、その内容はまさにGルートに踏み入れたプレイヤーに対するものに相応しい。


関連タグ

Undertale

ルート 殺戮 残酷 無慈悲

Human(Undertale) ????? Flowey

Toriel Papyrus Undyne???) Mettaton Sans Asgore

Undertaleにおけるルート




Aルート:次回作『Deltarune』における別ルート。突入方法はやや異なるが、Gルートと似たような性質を持つルートである。

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