概要
正式な名称は1873年型シャメロ・デルヴィーニュ 軍用リボルバー(service revolver model 1873 Chamelot-Delvigne)、MAS1873は製造したサンテティエンヌ造兵廠の略称MASと年式を合わせた略称である。
フランス軍としては初めてのセンターファイア式薬莢を使う拳銃で、普仏戦争にて装備の旧式化を自覚したフランス軍の装備更新において提示され採用。
その後に将校の護身用として人気を博し、ベルギー、イタリア、スイスなどでも使用された。
一般的に二十六年式拳銃の当初の参考品として知られているが、正確には士官用の改良モデルであるMAS1874の方である。
またそれも国産試製拳銃を開発する上で当初ノウハウが足りず、数多の外国製品を集めどれが良いか試用としてみる事となり、その時に購入された物の中の一つに過ぎない。
1886年2月の資料で調達、同年7月の資料にて不適切とされ廃棄されたことが記されている。
フィクションでの使用
冒険活劇映画の金字塔、ハムナプトラ三部作の第一作目。
主人公のリチャード・’リック’・オコーネルがサイドアームとして使用。しかし今作でしか使われなかった。
理由としてこの作品の年代の時点で1923年でありもう旧式も旧式、しかもフランス外人部隊に所属していた為にこれが支給品で私物では無かったからと思われる。
性能
全長 | 240mm |
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銃身長 | 115mm |
重量 | 1.04kg |
使用弾薬 | 11mmフレンチ・オードナンス弾(11x17.8mmR) |
装弾数 | 6 |
口径 | 45口径 |